川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
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249試運転日の2日以外の土日を含めた5日間(終日)で行うこととした。 第1期作業の経験を生かしおおむね計画通り作業を実施し、平成26年3月14日に給水開始した。2 生田浄水場⑴ 施設整備の概要①再構築前の浄水処理フロー 生田浄水場では、さく井から取水した地下水を原水として急速ろ過池にて浄水処理し、浄水池、浄水井を介して、隣接する生田配水池にポンプ送水を行っていた。また、配水池からの送・配水管のうち、細山送水管は浄水場内の送水ポンプを介して送水していた。第4取水系(上水さく井)6号配水本管1号配水本管工水2号送水管浄水1号連絡管長沢浄水場から第5取水系(工水表流水)第2取水系(上水さく井)第3取水系(上水さく井)超高速沈でん池上段:急速ろ過池下段:浄水池菅配水管細山送水管調圧塔上水系統工水系統緩速ろ過池(調整池)第1浄水池沈でん水井浄水井4号配水池1、2号配水池3号配水池φ1,200φ1,300φ1,000φ1,000φ700φ900PPP生田浄水場上工水浄水系統図生田浄水場フロー(再構築前)②施設整備の方針 生田浄水場は、再構築計画において水道事業の浄水機能停止に伴い、関連施設を廃止することとしたが、隣接する高台にある生田配水池は必要な施設であった。しかし、生田配水池は老朽化が顕著であり、耐震性が不足していたため、配水池を更新するとともに、生田浄水場の浄水機能停止に伴って潮見台配水池から生田配水池への送水管を新設し、長沢浄水場系統と併せて、2系統の送水を確保することとした。 また、浄水場内にある細山送水ポンプ等設備についても老朽化と耐震性能の問題から、場内の用地の有効利用を考慮した上で更新することとした。なお、この更新は、既存施設を運転しながらの作業となるため、円滑に切り替えを行うべく、浄水場内で位置を変更し新設することとした。第6節各施設の工事

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