川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
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255③施設の概要生田配水池2池 鉄筋コンクリート造り、1池当たりの有効容量2万3,849㎥長さ80m、幅60m、高さ6.41m、有効水深5.2m導流壁3列、内面コンクリート改質材、外面ポリウレア樹脂塗装3 送水設備の施設整備⑴ 生田送水ポンプ設備(長沢配水池内)①工事の概要 長沢配水池の更新に伴い、生田配水池への送水ポンプを更新した。再構築計画の基本設計時では1日最大送水量を13万㎥としていたが、その後、生田配水池への送水量の見直しを行い、本施設についても再度検討し、1日最大送水量を9万5,000㎥とした。 生田配水池への通常時の送水量を11万2,000㎥/日とし、このうちの潮見台配水池から生田配水池への送水量を最大8万㎥/日として、長沢から生田へのポンプ送水で総量の調整を行う運用を想定した。これは、潮見台から生田への送水については、当初、ポンプ送水を予定していたが、省エネルギーの観点から自然流下による送水を主とすることが妥当と判断し、自然流下での送水方式に見直したことによる。 ポンプ台数については、容量の異なる3種類のポンプと台数の組み合わせを比較検討した結果、運用性、経済性でバランスが良い組み合わせとなった容量3万2,000㎥/日×3台に決定した。②工事施行の経過 送水ポンプ設備設置工事は、平成23年(2011)4月1日に着工し、平成25年(2013)3月14日に完成した。③施設の概要生田送水ポンプ横軸両吸込単段渦巻ポンプ(出力75kW)3台吐出し量3万2,000㎥/日(22.3㎥/分)×3台全揚程15.3m(計画実揚程3.15m、ポンプ周り損失2.91m、送水管損失9.24m)PM▽HWL+78.000▽MWL+74.500▽LWL+71.000▽HWL+76.900▽LWL+71.600長沢浄水場生田配水池生田送水ポンプ定格 22.3㎥/min×15.3m×985min-1×75kW設置台数3台生田送水ポンプイメージ図生田送水ポンプ第6節各施設の工事

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