川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
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261新工事時の水運用の安全性を考慮して、生田浄水場内で既設の連絡管1号と連絡管2号に接続することとした。①吊込み②拡管、管軸方向仮付 円周方向芯出仮付③管軸・円周方向溶接④溶接部検査⑤裏込め モルタル注入⑥内面塗装❶❷❸❹❺❻モルタルプラント既設管路鋼管によるPIP工法の施工フロー図②工事施行の経過 潮見台配水池〜NO.9立坑管布設、土工事及び管製作接合は、平成25年(2013)2月8日に着工し、平成27年(2015)2月27日に完成した。また、No.9立坑〜生田浄水場内管布設、土工事及び管製作接合は、平成24年(2012)11月30日に着工し、平成27年(2015)9月30日に完成した。③施設の概要生田送水管1,100㎜(鋼管)延長4,350m計画1日最大送水量 9万5,000㎥/日4 監視制御装置⑴ 概要 長沢浄水場、生田浄水場及び水運用センター(鷺沼配水所)の再構築に併せて、監視制御システム(各設備に附帯する制御装置を除く)及び水運用支援システムの一括更新も行った。 更新に当たっては、①コンサルタントへの設計委託が必要なく、局で行う設計業務量が軽減できる、②受注者自らが提案内容に基づいた詳細設計を行うため、短期間でシステムの開発が出来る、③既設の形態にとらわれない優れた技術やノウハウを生かしたシステム構築が可能となる、④公募による競争原理により、システムの導入コストの低減化が図れる、との理由から、発注方式としてプロポーザル方式を採用した。 このシステム一括更新により、水運用センターから遠方監視制御を行っていた谷ヶ原、末吉、黒川、百合丘に加え、再構築に伴い廃止される潮見台浄水場の配水池、そして長沢、生田浄水場からそれぞれ運用制御していた長沢場外高石及び細山送水ポンプ設備の運用については、送・配水における水運用の効率性を高めるため、遠隔監視制御が行えるようにした。第6節各施設の工事

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