川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
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275水安全計画の構成リスクマネジメントの分担範囲⑵ 水源の水質監視と水質保全 水源の水質は、浄水場での水処理及び水道水の水質に大きな影響を与えることから、その監視は重要である。水源監視として水質検査計画に基づき、水質基準項目をはじめ約200項目の水質試験を4か所(桂川の桂川橋、相模湖の相模湖大橋、相模川の弁天橋、津久井湖の三井大橋)で実施している。なお、この水質試験は、神奈川県、横浜市、川崎市、横須賀市及び神奈川県内広域水道企業団の5事業者が、平成27年(2015)4月に企業団内に共同設立した広域水質管理センターで実施している。広域水質管理センターの設立により、これまでそれぞれ個々に実施していた水源水質試験の効率化と水質事故対応の強化が図られた。川崎市の水源と水質調査地点(相模川・酒匂川水系) 水源の水質保全については、相模川・酒匂川水質協議会を通じて、要望・要請活動や流域環境保全団体との連携等、様々な取組を実施している。また相模湖においてはエアレーション装置やアオコフェンスを設置して植物プランクトンの増殖や流出の抑止を図っている。第1節水質試験の変遷

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