川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
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301施設の色分けによる分布表示機能により視覚的に分かりやすく、統計機能等のインターフェイスによって利便性や操作性が飛躍的に向上した。 課題であったシステム使用可能端末台数も、個人PCで行政情報システムのコンテンツからアクセスすることが可能となり、同時使用可能端末台数を導入時の段階で80台まで拡大し、平成28年(2016)度以降は台数制限なしとなった。4 新しい給配水システムの運用 新しい給配水システムは、上下水道局が管理している管路のアセットマネジメントをはじめ、水運用シミュレーションや断水時の影響範囲の把握等の管路の維持管理業務のほか、給水装置情報の管理やお客さまへの情報提供にも活用している。また、大規模地震等の被災時や緊急時に備えて、地震関連のデータや災害対策に関する情報も登録し、多種多様なデータ及び図面を給配水システムで管理運用している。 事業運営を円滑に実施するために不可欠な情報の管理、情報の有効活用と業務効率化に向けた高度な機能開発や改良を、時代の変化とニーズに応じて行い、アップデートしている。 主な機能追加・改良としては、管路の耐震化推進に向けた機能追加や、各種調査機器とのデータ連携による維持管理情報の充実のほか、平成30年(2018)度からは、緊急時の迅速な情報収集と早期対応することを目的にモバイル機器を導入した。モバイル機器データ連携(使用者情報)図面管理(災害対策)データ連携(維持管理情報)水理解析検索集計図面管理(完成図)給配水システム概要図第3節給配水情報管理システム

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