川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
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310年(2006)度には実質的に一体化されており、「局計画による老朽給水管整備工事」に変更した。 厚生労働省通知「鉛製給水管の適切な対策について」(健水発第1221001号)(平成19年(2007)12月)において、配水管分岐部から水道メーターまでの鉛製給水管について、水道事業者が積極的に早期解消に取り組むことが通知されたことから、平成21年(2009)5月には、鉛製給水管の解消の計画目標年度を平成28年(2016)度末に前倒しした。 計画後年度となり、老朽給水管が解消されるにつれて配水管布設替に伴う付替工事や漏水修理工事に伴う更新件数が減少したことから、平成25年(2013)5月には、局計画による老朽給水管整備工事の計画件数を上方修正するとともに職員配置の見直しを行い、進捗の確保を図った。3 事業の実績 平成30年(2018)度末の実績として、事業計画件数107,677件に対し104,372件が完了して、解消率は約97%となった。所有者の承諾が得られない箇所や施工困難箇所等、課題のある箇所を除き、対象としていた老朽給水管はおおむね解消となった。また、上記事業計画件数のうち、鉛製給水管更新計画件数72,792件に関しては平成28年(2016)度末までにすべて解消した。 老朽給水管更新計画は平成30年(2018)度末に終了したが、施工困難箇所等、課題のある老朽給水管が残存していることから、規模を縮小し、令和元年(2019)度以降も引き続き解消に向けて老朽給水管対策を実施しており、令和2年(2020)度に解消率98.7%に達している。漏水修理件数(道路部給水管)解消率(%)100.0090.0080.0070.0060.0050.0040.0030.0020.0010.000.0025002000150010005000(%)(件)平成平成平成平成平成平成平成平成平成平成平成平成平成平成平成平成平成平成平成12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 302004611令和令和2元98.73老朽給水管の解消率と道路漏水件数の推移第1編上水道第7章安全・安心のための取組

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