川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
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316連絡管の内容名称登戸連絡管町田連絡管目的大規模な地震や水源水質事故等の非常時における水の相互融通口径・延長φ800×35mφ400×54m接続施設東京都長沢線(φ1600)鶴川・能ヶ谷線(φ500)川崎市6号配水本管(φ1200)岡上配水管(φ400)融通水量日量10万㎥(浄水)日量1.5万㎥(浄水)約30万人都市規模約5万人都市規模工事費約1.5億円(折半)約0.9億円(折半)工期平成17年〜18年度主な受水区域東京都世田谷区、目黒区、港区、大田区、品川区、狛江市のそれぞれ一部町田市東部(聖ヶ丘給水所系)川崎市多摩区、高津区、中原区のそれぞれ一部麻生区の一部3 5事業者の相互協力⑴ 協定の概要 平成21年(2009)12月から平成24年(2012)2月までの間、台風9号による土砂堆積や、東日本大震災による計画停電、酒匂川系口径3100㎜導水管の漏水等、計8回にわたり、酒匂川飯泉取水堰からの取水ができない状況が発生し、国土交通省の了解を得て、川崎市及び横浜市の原水を沼本ダムから西長沢浄水場へ緊急導水した。 これを受けて、神奈川県、横浜市、川崎市、横須賀市及び神奈川県内広域水道企業団の5事業者は、震災、風水害、水質事故、施設事故等の緊急時においても、水道用水の安定供給を確保するため、平成23年(2011)9月に「緊急時における水道用水の安定供給のための相互協力に関する協定書」を取り交わして広域連携を強化した。 また、5事業者初の取組であったことから、計8回の相互運用に関する費用負担等の事務的な整理については長い時間を要したが、平成26年(2014)3月、「緊急時の相互協力等の実施及び費用負担に関する覚書」の締結が行われた。⑵ 連携の事例 相模原ポンプ場は、飯泉取水堰及び相模大堰で取水した原水を、神奈川県及び横浜市へ供給する相模原浄水場と、川崎市及び横浜市へ供給する西長沢浄水場まで導水するための施設である。同ポンプ場の導水ポンプ4台のうち通常時は、2〜3台を運用している。 ところが平成29年(2017)7月16日、7月19日に、それぞれ1台の導水ポンプの電動機第1編上水道第7章安全・安心のための取組

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