川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
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324の準備を行うとともに、川崎建設業協会に対して掘削業者の派遣の要請を行った。 4月26日に第1次隊として5名の職員が出発し、翌27日の午後に熊本市に到着し、現地状況の確認を開始した。川崎市は健軍・秋田配水ブロック及び富合配水ブロックにおいて主に漏水調査を担当することになった。 その後、5月3日からは第2次隊の5名の職員が引き続き5月9日まで支援活動を行い、熊本市では、川崎市では取り扱い経験のないポリエチレン管が使用されていたが、水道技能スペシャリストの高い技能により細心の注意を払いながら修繕することが出来た。漏水調査機器を用いた漏水調査漏水管の修繕「音聴棒」を使用した漏水調査⑦令和元年房総半島台風(令和元年(2019)) 令和元年(2019)9月の台風第15号は、9日午前3時前には三浦半島を通過し、その後強い勢力で9日午前5時前に千葉市付近に上陸し、千葉県を中心に甚大な被害をもたらした。川崎市は、台風が通過する前の8日午後5時には災害警戒本部を設置し、対応に当たったが、この台風で床上、床下浸水及び停電が発生した。 同じ神奈川県内の逗子市内では台風による停電でポンプ所が停止し、2万1千戸で断水発生の見込みとなった。川崎市は、9月9日午後1時30分に応援要請を受け、応急給水のため給水車3台(4t1台、2t2台)を出動させた。現地到着後、待機していたが、午後6時35分頃に停電が解消したため、活動の中止連絡を受け、撤収した。 川崎市の応援活動としては、9月9日に日本水道協会関東地方支部長から神奈川県支部長の川崎市に対して、応急給水の要請が行われ、給水隊の派遣先は、千葉県袖ヶ浦市(かずさ水道広域企業団)、千葉県千葉市(千葉市水道局)となった。応急給水活動は以下のとおりである。9月11日〜13日 千葉県袖ケ浦市給水車2台(4t、2t) 5名派遣9月13日〜14日 千葉県袖ケ浦市※給水車2台(4t、2t) 5名派遣9月11日〜13日 千葉県千葉市給水車2台(4t、2t) 5名派遣9月13日〜15日 千葉県千葉市給水車2台(4t、2t) 5名派遣9月15日〜17日 千葉県千葉市給水車1台(2t)    3名派遣9月17日〜18日 千葉県千葉市給水車1台(2t)    3名派遣※一部作業は富津市第1編上水道第7章安全・安心のための取組

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