川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
370/810

332最低気温(平成30年実績)※川崎市大気データ(一般環境大気測定局)より日付川崎幸中原高津宮前多摩麻生1/25(木)−3.5℃−3.0℃−2.8℃−3.7℃−4.2℃−4.5℃−4.0℃1/26(金)−2.4℃−2.5℃−2.4℃−4.5℃−4.2℃−5.3℃−4.3℃1/27(土)−1.7℃−2.2℃−2.3℃−3.7℃−3.6℃−5.6℃−4.4℃1/28(日)0.0℃0.4℃−0.2℃−2.0℃−2.1℃−3.1℃−1.0℃ 当寒波は、凍結によって一部の水道メーターの金属ケースが破断するほどの記録的な寒波であったが、十分な準備、サービス推進課、お客さまセンターによる適切なお客さま問い合わせ対応及び水道整備課、各配水工事事務所、修繕等受託者による機動的な調査・修繕により、大きな混乱を生じることなく対応することができた。9 水道技能スペシャリストの認定 水道管の漏水時等への迅速な緊急的対応が求められることや、経験豊富な技能職員の大量退職による技術・技能の継承が危惧されることから、優れた水道技術者の確保の必要性が高まった。 また、平成19年(2007)の新潟県中越沖地震では、柏崎市において応急給水だけではなく、送・配水管路の漏水調査から復旧、通水まで一連の作業について災害応援を実施する必要があった。この経験から、災害復旧作業の早期実現には、これらの作業をその専門別に対処していては、人数や時間がかかり得策ではないという知見を得て、復旧に係る一連の作業が実施できる局職員の体制の構築という課題を得た。 この課題に対応するため、平成22年(2010)度から水道技能スペシャリスト制度を開始した。同年度から任期を3年間とし、局の配管工事員の中から特に高い技能力を有する職員9名をスペシャリストとして任命することとなった。 任命されたスペシャリストは、大規模災害での漏水事故を想定した訓練、大口径水道管の補修を想定した鋼管の溶接練習等、自らの技能力を更に向上させる取組を行うとともに、配管研修・応急給水研修等の講師を担当し、他の職員へ技能の継承を行い職員の技術レベル向上を図っている。漏水事故想定訓練配管研修破断した水道メーター第1編上水道第7章安全・安心のための取組

元のページ  ../index.html#370

このブックを見る