川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
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349水余剰水とを利用する計画(1日2万7,000㎥)を加えたため、事業費32万円の増額を必要とした。 このため30万円は起債に求めることとし、昭和12年(1937)3月2日の市議会の議決を得て、同年5月20日に起債許可申請書を提出し、同年10月14日に許可を得た。なお、2万円は給水使用料金を財源とした。また、日中戦争により物価及び労務費が著しく高騰したことから、同年12月に設計変更を行い、工事費3万6,000円の増額分を3社からの寄付に求めた。創設事業 用地費内訳表用地種別面積(坪)買収金額(円)平間貯水池用地13,634.0083,320.55送水管用地1,913.1718,338.36さく井用地217.002,951.43第1集水槽用地123.001,303.90第2集水槽用地131.001,587.04計16,018.17107,501.28創設事業 財源及び事業費内訳表(単位:円)財源事業費1 寄付金936,000.001 工事費1,170,212.00 (1)昭和肥料(468,000.00) (1)水源費(265,459.00) (2)日本鋼管(312,000.00) (2)送水費(90,725.00) (3)東京湾埋立(156,000.00) (3)貯水場費(263,905.00) (4)配水管費(378,990.00)2 市債300,000.00 (5)改造修理費(26,067.00)  (1)郵政省(220,000.00) (6)用地及び補修費(116,188.00) (2)大蔵省(80,000.00) (7)諸経費(28,878.00)3 自己資金19,861.422 事務費85,649.42      計1,255,861.42      計1,255,861.42※( )内は内数創設当初の配水量(単位:㎥)契約会社1日当たり水量日本鋼管18,000昭和電工27,000東京電気4,200東京電気無線1,100昭和電線電纜2,700日本鋳造1,000計54,000第2節我が国初の公営工業用水道の創設

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