川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
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4033 工事期間起工 昭和46年(1971)度竣工 昭和52年(1977)度4 事業費及び財源 総事業費50億円をもって完成した。財源は、自己資金の221万4,000円、負担金2,378万6,000円ほか49億7,400万円を起債に求めた。生田浄水場 排水処理施設1号配水支管布設工事(川崎区殿町)第4節 工業用水道浄水場等整備事業1 背景 浄水場(長沢、生田、平間)等における諸施設は築造からすでに10〜15年を経過しており、多くの施設が老朽化していた。また、原水水質は依然として悪化の傾向にあり、これに対処するため、諸施設の整備が急がれていた。そこで川崎市は、「工業用水道浄水場等整備事業」を計画し、取水設備(さく井)の改良や配水調整施設の新設等、更には浄水場における省力化を図ることとした。2 工事内容⑴ 除塵機の新設等(浄水工事) 長沢浄水場では、原水水質の悪化に伴い、低下している浄水効率を正常に保つため、沈でん池にアルカリ度計及び除塵機を新設した。更に、フロキュレーター及び排泥方式の改良のため汚泥の天日乾燥処理施設を築造した。 生田浄水場では、老朽化している計装機器や沈でん池を整備した。 平間浄水場では、昭和49年(1974)4月から水道水の受水開始により取水系統並びに浄水方式が大幅な変更となったため、場内連絡管の新設及び計量関係設備の整備を行った。 入江崎ポンプ場では、防災上の見地から消毒用の塩素を安全な次亜塩素酸ソーダに替えるとともに、ポンプを自動運転とし、同場の無人化を図るため計装設備の整備を行った。第4節工業用水道浄水場等整備事業

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