川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
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404⑵ 取水ポンプ等の改善(取水工事) 菅、木月さく井の取水ポンプ及び菅、中野島さく井の遠隔制御装置は、老朽化のため故障も多く取水機能の低下をきたしつつあった。そこで取水量の確保を図るため、施設の改善や平間系のさく井連絡管の改良を行った。 稲田取水所では、沈砂池の排泥作業を効率化するため機械化した。⑶ 配水ポンプの改善(配水工事) 平間低圧系配水ポンプは、老朽化により故障が多く機能も低下していたため、これを改善して給水の安定化を図った。更に、市内2か所に配水量の調整と水圧の均衡化を図るため、中部配水調整施設と東部配水調整施設を築造した。 主な工事の内容は次のとおりである。①さく井連絡管口径500㎜、延長898.1m(平間系)②沈でん池設備の整備拡充(生田、長沢)③排水処理施設天日乾燥床(長沢浄水場)④管理棟築造中部配水調整施設、東部配水調整施設長沢浄水場 天日乾燥床中部配水調整施設東部配水調整施設3 工事期間起工 昭和51年(1976)度竣工 昭和56年(1981)度4 事業費及び財源 総事業費14億9,869万2,000円をもって完成した。財源は、自己資金の5億9,869万2,000円ほか9億円を起債に求めた。第2編工業用水道第3章工業用水道の拡張から維持管理への転換

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