川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
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416第11節 工業用水道配水施設等整備事業1 背景 前述の工業用水道2号送水管漏水事故の調査結果、破損した人孔蓋溶接部においては人孔蓋設置の精度が確保できていなかったこと、破損に至らなかった人孔蓋溶接部においては経年劣化により内面に1〜2㎜の部分的な腐食が見受けられた。これらのことから、事故の対策の一つとして、漏水事故が発生した翌年度の平成22年(2010)度から工業用水道2号送水管の人孔T字管の補強工事を実施してきたが、平成28年(2016)度以降の補強工事については整備事業の中で行うこととした。2 工事内容 漏水事故が発生した翌年度の平成22年(2010)度から補強工事を実施し、全160か所のうち平成27年(2015)度末時点で96か所の補強が完了していたため、二ヶ領用水の下部や推進部等の17か所を除いた47か所について実施した。3 工事期間起工 平成28年(2017)度竣工 令和元年(2019)度4 事業費及び財源 総事業費5億5,251万5,000円をもって完成した。財源は、自己資金の4,551万5,000円ほか5億700万円を起債に求めた。第2編工業用水道第3章工業用水道の拡張から維持管理への転換

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