川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
455/810

417第12節 工業用水道改築事業1 背景 川崎市の工業用水道施設は、第4期拡張事業(昭和36年(1961)〜昭和39年(1964))の完了後約30年を経過して経年劣化が進み、改築の必要性が高まっていた。そこで、諸施設の老朽化対策として、平成8年(1996)度から平成17年(2005)度にわたる「工業用水道改築事業計画」を策定した。 この計画は、通商産業省(現:経済産業省)の改築事業費補助制度※の適用を前提としたもので、補助対象事業費の総額を67億1,374万9,000円とし、補助金の受け入れ総額は12億5,880万円として同省に提出し、受理された。したがって各年度の補助金については、この計画に沿って年度ごとに申請書を提出した。※改築事業費補助制度の対象:昭和56年(1981)度から開始した制度で、工期は10年以内。総工費20億円以上で、建設時の補助率25%×3/42 工事内容 各施設の工事内容は次のとおりである。①超高速沈でん池築造・排水処理設備改良(生田)②非常用自家発電設備改良・場内管管網整備(平間)③1号送水管950mmの補強④相模貯水池の堆砂除去(分担金)3 工事期間起工 平成9年(1997)3月竣工 平成18年(2006)12月4 事業費及び財源 総事業費66億6,586万2,000円をもって完成した。財源は、国庫補助金12億3,871万9,000円、自己資金の28億4,414万3,000円ほか25億8,300万円を起債に求めた。超高速凝集沈でん池第12節工業用水道改築事業

元のページ  ../index.html#455

このブックを見る