川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
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4222 給水能力の見直し 将来の契約水量は、当面の間、1日52万㎥以下で推移することから、平成22年(2010)度以降の給水能力は1日52万㎥を維持することとした。 水道事業からの補てん水(1日8万㎥)は、昭和49年(1974)度から工業用水道事業の水源の一部枯渇により不足する供給水量を回復させるための措置として継続してきた。しかし、これは水道事業の給水能力に余裕があることを前提にした臨時的措置として行っていたものであり、平成22年(2010)度をもって廃止することとした。 その代わりに、関係法令との整合を図るため、現行の給水能力1日56万㎥から補てん水1日8万㎥を控除した48万㎥で不足する1日4万㎥について、水道事業者と工業用水道事業者が水道法上の給水契約を締結することにより、水道事業からの取水を工業用水道事業の水源とした。取水・浄水系統一覧表(単位:㎥/日)水系取水地工水取水量浄水場事業名備考多摩川系稲田取水所(第5取水系ポンプ所)200,000生田浄水場第3期拡張多摩川(表流水)小計200,000−−相模川系沼本調整池100,000長沢浄水場第2期拡張(河水統制)相模湖(表流水)141,000長沢浄水場第4期拡張(総合開発)津久井湖(表流水)小計241,000−−地下水系菅さく井(第3取水系さく井群)50,000生田浄水場第3期拡張小計50,000−−合計491,000(531,000)−−(注)工水取水量合計(531,000㎥/日)には上水からの取水40,000㎥/日を含む。第2編工業用水道第4章工業用水道の再構築

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