川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
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431第1沈でん池工事中調整池供用開始後③施設の概要導水開きょ2条 延長46.47m、幅1.5m、高さ2.6m調整池2池 鉄筋コンクリート造り有効容量3,460㎥、内径47m、中央高6.53m、周囲高4.5m遮光設備2基 トラス枠組構造、遮光シート⑶ 堰水槽(第2沈でん池改造)①工事の概要 既設の第2沈でん池は堰構造でなかったことから、自然流下の送水管の流量変動に伴って沈でん池水位が変動し、水処理の安定性を低下させていた。そこで、第2沈でん池流出部に堰施設を設けて送水量の変動による水位低下を防ぐとともに、送水量の変動は第1沈でん池側の調整池で吸収することとした。 (ア)堰水槽 堰施設のほかに制御弁設置の案が考えられたが、長期にわたり安定した配水を行うためには、電気的な制御に頼るのではなく、物理的に安定したものを構築することが得策であると判断し、堰機能を有する堰水槽を採用した。 堰水槽は、水位を維持する機能として越流管の設置、既設除塵機の再利用設置、調整池の暫定下限水位+80.0mを考慮した構造寸法とした。堰高については、安定的な運用が可能となるよう第2沈でん池運用下限水位を目標に設定することとし、越流管高さを+82.0mとした。第5節各施設の工事

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