川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
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432■再構築前の水位変動(イメージ)■再構築後(イメージ)第1沈でん池第1分水井第2分水井第2沈でん池調整池第1分水井×第2分水井第2沈でん池堰水槽配水(自然流下)配水(自然流下)●配水量の変動により、第2沈でん池、第1・2分水井の水位が変動している。 (第1沈でん池は、堰構造になっているため、水位変動はない。)●第2沈でん池に堰水槽を設置し、第2分水井を介さない配管に改造することにより、 配水量の変動は調整池と堰水槽で吸収する。第2沈でん池における水位変動と流出堰のイメージ図 (イ)第2沈でん池流出部の配管構造  第1・第2沈でん池は、第2分水井を介して送水されており、新たな調整池が第2分水井水位(H.W.L.+82.0m)に制約を受けるとともに、第2分水井には工業用水以外の管が連絡されていた。よって、新たな調整池水位の有効活用等を図るため、堰水槽の設置に併せた配管改造により、第2分水井との連絡を解消することとした。 配管の改造は、第2沈でん池流出部に埋設されている工水3号送水管(1,200A)と堰水槽流出管(1,200A)を連絡し、第2分水井との連絡管をバルブ・閉塞蓋にて廃止することとした。また、送水量の変動は、工水1号・3号送水連絡管(1,000A)を設置することにより、新たな調整池にて吸収できるものとした。堰水槽越流管送水量の変動の影響を受け水位が低下した第2沈でん池②工事施行の経過 長沢浄水場第2沈でん池の改良工事は、平成20年(2008)10月3日に着工し、平成22年(2010)2月26日に完成した。鋼管製作及び現場接合工事は、平成20年(2008)9月5日に着工し、第2編工業用水道第4章工業用水道の再構築

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