川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
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438③施設の概要生田調整池2池、鉄筋コンクリート造り、フラットスラブ構造有効容量3,300㎥、有効水深5.0m長さ36.0m、幅19.3m、高さ6.4m⑶ 送水ポンプ設備①工事の概要 老朽化が進行した送水ポンプを調整池の築造に併せて更新した。従来の固定速ポンプは電力を多量に消費していたことから、より効率的に送水するため、回転数制御が可能なインバーターポンプを採用した。 計画送水量は24万5,000㎥/日であり、1台当たりのポンプ容量を8万2,000㎥/日とし、常用3台、予備1台の計4台を設置した。②工事施行の経過 工水送水ポンプ及び薬品注入設備設置工事は、平成23年(2011)4月1日に着工し、平成25年(2013)3月15日に完成した。生田送水ポンプ設備棟③施設の概要工水送水ポンプ両吸込渦巻ポンプ(950kW)4台吐出量 2万8,000㎥/日回転数 990rpm実揚程 74m(平間合流地点の圧力設定 40m)計画送水量 24万5,000㎥/日⑷ ワンウェイサージタンク①工事の概要 従来、ポンプ急停止時におけるウォーターハンマー対策は、生田配水池敷地内にあった調圧塔がその役割を担っていた。しかし、調圧塔は耐震性がなかったことから、再構築計画で実施する工業用水道施設の生田調整池及び送水施設更新工事に併せて新たにサージタンクを設置し、既設の調圧塔は廃止した。 負圧発生の防止対策案として、比較的小さな施設で管路に損傷を与えるおそれのある水柱分第2編工業用水道第4章工業用水道の再構築

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