川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
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442するため、送水ポンプにおいてそれぞれ、自家発電からの給電時には、回転数に90%の負荷制限を、サージタンクが満水でない場合には、流量の上限を設けた。②工事施行の経過 生田浄水場受変電・自家発電設備設置工事は、平成23年(2011)4月18日に着工し、平成25年(2013)3月14日に完成した。また、生田浄水場受変電・自家発電設備設置その2工事は、平成24年(2012)4月2日に着工し、平成25年(2013)3月14日に完成した。③施設の概要自家発電設備ガスタービン式、設備容量2,500kVA燃料灯油、燃料消費量1,125L/h貯蔵槽容量30,000L小出槽容量950L4 平間配水所⑴ 施設整備の概要 平間配水所は、工業用水道利用者の需要変動に対応するための水量及び水圧調整機能を担っていたが、経年化により老朽化が進んでおり、耐震診断の結果、調整池基礎杭は耐震性に劣ることが判明した。そのため、耐震補強工事費と更新工事費の比較を行い、更新することとした。 また、水道事業からの受水量減少に伴い長沢浄水場及び生田浄水場に調整池を整備することから、平間配水所は適正規模に更新し、配水所用地の有効利用を図ることとした。ただし、平間配水所の規模縮小は、長沢及び生田調整池整備及び生田送水ポンプ更新完了後でなければ実施できないため、時期は、再構築事業の後半に行うこととした。 また、調整池流入管の余剰圧力を活用した小水力発電を共同事業で行うこととし、流入管路に流量計、流量・圧力調整弁も含めた小水力発電機室を新設することとした。 老朽化が進んだ施設・設備を更新し、併せて適正規模とするため、以下の整備工事を行うこととした。・調整池更新・関連場内管路の整備・ポンプ棟更新・配水ポンプ設備、脱塩注入設備、計装設備更新・受変電設備及び自家発電設備更新・監視制御設備更新 施設配置については、既存高速凝集沈でん池、No.1・No.2調整池を取り壊した跡地に更新施設を集約することで用地の有効利用を図ることとした。第2編工業用水道第4章工業用水道の再構築

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