川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
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446②工事施行の経過 調整池及び場内管路更新の詳細設計及び施工は、平成26年(2014)2月25日に着工し、平成28年(2016)7月15日に完成した。また、脱塩注入設備の設計及び施工は、平成26年(2014)4月1日に開始し、平成28年(2016)3月18日に完成した。平間調整池③施設の概要調整池2池、鉄筋コンクリート造り、有効容量3098.6㎥×2池長さ45.7m、幅24.0m、高さ3.85m、有効水深3.0m取水圧力調整弁多孔可変オリフィス弁(フランジレス)600㎜ 1基取水流量調整弁多孔可変オリフィス弁(フランジレス)600㎜ 1基亜硫酸ソーダ注入設備最大注入量(1.5L/min)×2系注入ポンプ 一軸偏心ねじ式ポンプ(0.4kW)3台貯蔵槽(FRP円筒竪型密閉式)20.0㎥×2槽⑶ 配水ポンプ設備①工事の概要 平間配水所は、通常時は水道事業から日量4万㎥を定量取水し、非常時においては、これまでの取水実績から最大12万㎥/日の取水を想定している。流出側もこれに合わせて平均配水量を4万㎥/日、最大配水量を12万㎥/日と設定してポンプ容量を検討し、4万㎥/日の固定速ポンプを3台設置することとし、吐出流量の調整は平間配水1号、平間配水2号の制御弁により流量制御を行う。 ポンプ形式は、横軸両吸込渦巻きポンプを採用し、吸込形式は、ポンプを地下に配置する押し込み方式に変更したことにより、真空ポンプ等の補機が不要となり、短時間でポンプの送水が可能となった。軸封形式は、メカニカルシール(自己注水形)を採用した。この二つの取組により、補機設備の電気代が不要となり、軸封部からの漏水量も減少されることにより、イニシャルコスト・ランニングコストとともに低減を図ることが出来た。第2編工業用水道第4章工業用水道の再構築

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