川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
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518第3編経営第2章時代に合わせた組織機構の改編⑶ 第3次上下水道局人材育成計画①第3次川崎市人材育成基本計画(平成24年(2012)3月) 川崎市は、職員の人材育成について、引き続き効果的な取組を推進するため、市の人材育成に係る中長期的な方針である「人材育成の基本方針」と、平成24年(2012)度から26年(2014)度までの3年間における具体的な取組を取りまとめた「人材育成の実施計画」からなる、「第3次川崎市人材育成基本計画(第3次基本計画)」を策定した。 この計画では、人材育成の基本的な考え方の中に、職位ごとの役割と求められる「力」を明らかにするため、キャリアステージの設定を行い、各ステージに応じた人材育成の取組を推進することとした。②第3次上下水道局人材育成計画(平成24年(2012)3月) 平成23年(2011)3月11日に発生した東日本大震災によって、災害等による危機事象における安定した飲み水の供給と下水処理による衛生環境の確保の重要性が改めて見直された。 そこで、上下水道局では、第3次川崎市人材育成基本計画を踏まえた上で、どのような状況においても、市民生活に必要不可欠な生活基盤を支える専門家集団としての使命を果たすため、職種や職務の違いに応じて求められる専門的な知識と確かな技術を持った職員を育成し、組織力の向上を図る必要があることから、「第3次上下水道局人材育成計画」を策定した。 ここでは、「考える職員・学びあう職場」をテーマとして、考える職員の育成、学びあう職場の醸成、意欲を活かす人材育成環境の確立といった人材育成方針を示した。⑷ 平成27年(2015)度以降の人材育成計画①平成27年度川崎市人材育成推進プログラム(平成27年(2015)3月) 平成28年(2016)度を計画初年度として、「新たな総合計画」、「行財政改革計画」と連動した新たな人材育成基本計画の策定が予定されていた。平成27年(2015)度は、この新たな人材育成基本計画の策定を見据えながら、「川崎市行財政運営に関する改革プログラム」に基づき、効率的・効果的な行政経営基盤の確立に向けた組織力の強化を目的として不断の取組を行っていくため、平成27年(2015)度に重点的に進めるべき具体策をまとめた単年度の人材育成推進プログラムが策定された。②平成27年度上下水道局人材育成計画(平成27年(2015)3月) 平成27年(2015)度人材育成推進プログラムを踏まえ、第3次上下水道局人材育成計画の考え方を継承した「平成27年度上下水道局人材育成計画」を策定した。③川崎市人材育成基本方針(平成28年(2016)3月) 3次にわたる人材育成基本計画に基づいた取組により、着実に人材育成が進んだが、川崎市を取り巻く環境は変化し、また行財政改革により職員数が減少したため、少数精鋭で最大の行政効果を発揮することが望まれてきた。 川崎市の目指す都市像である「成長と成熟の調和による持続可能な最さい幸こうのまち かわさき」の実現に向けて、市役所の「質的改革」を進め、社会状況の変化や地域の課題に迅速かつ柔軟に対応できる組織力を高めるために、「川崎市人材育成基本方針」を策定し、人材ビジョン、職員の行動指針、職場のチーム原則や職員に求められる力等を明示し、これまで以上に人材育成

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