川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
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24『川崎町水道通水記念絵葉書』川崎市市民ミュージアム所蔵【石井泰助日記 創設水道関連記事】 川崎市公文書館には、川崎の水道創設に貢献した石井泰助(慶応元年(1865)〜昭和6年(1931))の日記が残されている。明治44年(1911)、明治45年(1912)、大正6年(1917)、大正8年(1919)、大正14年(1925)の5年分で、すべてコピーである(原本は所在不明)。1日当たりの記述は短く、その日の行動記録や、会合や面談の内容を簡潔に記したものがほとんどで、彼の所感等はほとんど書かれていない。日記からは、工場用地のあっ旋取得、市街地の街路整備、職工のための補習学校の設立、様々な紛じょうの和解仲裁など、石井が地域社会と進出企業との融和に献身的につとめている様子などがつぶさに分かる。第1編上水道第2章近代水道の幕開け

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