川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
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590第3編経営第3章料金の変遷とお客さまサービスの拡充和45年(1970)度には60万5,500㎥と過去最高を記録した。下水処理水の年間配水量においては、昭和42年(1967)度において679万5,750㎥を記録したのが最高である。⑹ 節水志向で配水量減少 契約会社工場数は、昭和44年(1969)度末の87社110工場をピークにして、昭和45年(1970)度末には1社1工場、昭和46年(1971)度に2社、昭和47年(1972)度に1社1工場の減少となった。契約水量に変更はないが、実際の給水量に減少があるため、年間配水量は昭和45年(1970)度を最高に減少傾向に転じた。これは会社工場において、水の有効利用を図るため、自主的に循環装置等を設置してきたことが主な要因と考えられる。昭和45年(1970)度〜昭和54年(1979)度 契約水量・配水量・使用水量等推移(単位:㎥)年 度年度末配水量使用水量使用水量契約水量契約会社・工場数日契約水量年間水量1日平均1日最大年間水量1日平均昭和45(1970)86・109598,500197,474,051541,025(8月21日)605,500177,747,531486,98081.4%昭和46(1971)84・109598,500184,745,870504,770(7月15日)569,700178,477,850487,64481.5昭和47(1972)83・108598,500184,690,232506,001(9月12日)570,000177,310,309485,78281.2昭和48(1973)83・107598,500182,092,800498,884(7月13日)569,700175,191,984479,97880.2昭和49(1974)83・107598,500170,253,000466,447(8月23日)531,300161,637,005442,84174.0昭和50(1975)78・102598,500159,199,400434,971(8月22日)510,400151,833,828414,84769.3昭和51(1976)77・101598,500158,089,700433,122(10月5日)484,400151,406,027414,81169.4昭和52(1977)76・100598,500154,873,800424,312(9月2日)470,200150,591,024412,57868.9昭和53(1978)76・100597,800149,679,100410,080(8月18日)479,300144,988,091397,22866.4昭和54(1979)79・103598,500156,578,600427,810(8月24日)493,200147,640,823403,39067.4(注)表中の数値は、下水処理水を含まず⑺ 契約水量の減少 昭和40年(1965)度に1日59万8,500㎥(他に下水処理水1日1万8,800㎥)あった契約水量は、昭和53年(1978)度に至って1日59万7,800㎥となり、700㎥減少した。更に、昭和59年(1984)度末には1日56万3,680㎥となり、契約会社工場数も76社100工場となった。給水量(実際の使用水量)の契約水量に対する割合をみると、昭和48年(1973)度は80.2%だったが、昭和50年(1975)度は69.3%となり、70%を下回った。

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