川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
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618第3編経営第5章お客さまとのコミュニケーション4 水道出前教室 市内110校を超える小学校のうち、毎年約100校の小学4年生が校外学習として長沢浄水場の見学に訪れているが、残る約1割の小学校が地理的条件等から浄水場見学が困難であるとして、申し込みをしない状況にある。そこで、平成23年(2011)から、それらの小学校に上下水道局の職員が出向き、川崎の水道の特徴や生活・産業を支える水道事業の仕組みについて、より高い関心を持ち、知識を深めてもらうことを目的に、出張講義を実施することとした。 その講義の内容・進め方等については、当時の社会科研究会会長と協議し、次のとおりとした。①講義 ・私たちのくらしと水道 ・水道の水はどこからくるの? ・水道の水はどうやって作られるの?②実験 「水をきれいにしてみよう」というテーマで、浄水場で行っている凝集→ろ過→消毒の工程についての実験を行う。 平成23年(2011)度は試行的に1校のみ実施し、翌年度から、浄水場見学を申し込まなかった小学校に対して募集・抽選を行い、各年度2校まで実施してきたが、平成26年(2014)度以降は実施する学校数の制限をなくし、毎年度可能な校数について実施している。5 水道週間川崎市小・中学生作品コンクール 昭和56年(1981)第23回水道週間から、川崎市の次代を担う小・中学生を対象に、日常生活で必要不可欠な水道についての理解と関心を高めてもらうことを目的に作品コンクールを実施している。 市内小・中学校から募集することとし、昭和56年度当初は「習字」、「作文」の2部門を募集した。翌年度から、審査委員からの要望もあり、「絵画・ポスター」と「標語」が加わり4部門となった。その後、平成11年(1999)度に「詩」が加わり5部門となったが、平成24年(2012)度に「作文」との区別がつきにくい等の理由から「詩」が除外された。 現在、応募作品の審査は、各部門別に、小学校低学年の部(1・2年生)、小学校中学年の部(3・4年生)、小学校高学年の部(5・6年生)、中学校の部(1~3年生)で行われ、部門ごとに特選(1点)、準特選(2点)、入選(5点)を選出している。入賞作品は、作品コンクール表彰式、水道週間の令和2年度中学校の部 特選作品令和2年度小学校低学年の部 特選作品

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