川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
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622第3編経営第5章お客さまとのコミュニケーション第2節 広報媒体1 広報紙「かわさきの上下水道」 水道局の広報紙は、「わたしたちの水」という小冊子を区役所や銀行等の公的機関の情報コーナーに備える程度にとどまっていた。しかし、速報性とともに読者の声がもっと聞こえる広報紙づくりを目標に、平成7年(1995)に「アクア・ロード」を創刊し、新聞折り込みで市内全域に年4回配布した。 平成17年(2005)5月号から「かわさきの水道」に名称を変更し、平成22年(2010)には上下水道の統合に伴い「かわさきの上下水道」に名称を変更した。上下水道局に関する様々な情報、例えば、水道・下水道の仕組み、水質に関すること、上下水道局の予算のこと、イベントに関すること等を分かりやすく発信している。 発行は年4回(5月、8月、12月、3月)とし、川崎市域の新聞7紙(朝日、神奈川、産経、東京、日経、毎日、読売)の折り込みで配布し、平成26年(2014)からは、そのうちの年1回について市内の全世帯への配布としている。また、上下水道局のウェブサイトにて平成22年(2010)度からのバックナンバーを電子ファイルで閲覧できるようにしている。2 事業概要「川崎の上下水道」 川崎市の水道事業を紹介するため、平成22年(2010)以前は、パンフレット「川崎市の水道・工業用水道」を作成していた。 平成22年(2010)4月の水道事業、工業用水道事業及び下水道事業の組織統合を踏まえ、既存の各種事業概要、パンフレット等を整理・統合し、3事業の総括的なパンフレット「川崎の上下水道」を新たに作成した。このパンフレットは、上下水道局の取組等を紹介するとともに、国際貢献のパートナーである海外からのお客さま、民間企業の方々に川崎市上下水道、工業用水道に関する情報を提供することを目的とし作成している。印刷物として、日本語版のほか英語版、中国語版も発行しており、また上下水道局のウェブサイトにて最新版を電子ファイルで閲覧できるようにしている。3 小学校社会科副読本「川崎市の水道」 水道局における広報業務の開始当初、広報物といえば大人向けのもので、子ども向けのものはほとんどなかった。子ども向けの広報活動は、小学校の校外学習において長沢浄水場の見学

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