川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
661/810

623第2節 広報媒体案内を行うにとどまっており、その際の説明資料も整備されていなかった。昭和52年(1977)7月、小学生向けの社会科副読本作成の方針が固まり、水道局内に「副読本検討委員会」を設けて内容案を作成し、それをもって教育委員会と相談したが、カリキュラムとの関係等もあり、水道局独自で作成することは困難との判断から、副読本作成については、川崎市小学校社会科研究会へ全面的に委託することとなった。 第1回編集委員会が昭和52年(1977)10月31日に開かれ、編集委員の先生7人と水道局側数人の出席のもと、①児童が使う準教科書であること、②水道は市役所の仕事の一つであること、③環境資源保護の立場に立つこと、という副読本の基本構想方針を決定した。対象学年は、3年生でも4年生でも使える内容とした。その後、20回ほどの編集委員会を経て同年末には原稿が完成し、翌年4月の新学期から無償配布した。 副読本の編集委員会については毎年開催し、内容の更新等を検討してきたが、昭和55年(1980)度に文部省(現:文部科学省)の指導要綱が大幅に改正され、生活学習全般の中で水道が、小学4年生の「地域社会の協力的活動、計画的活動」のカリキュラムの一つとして位置づけられることとなったため、大幅に内容を見直すこととなった。また、仕様については、昭和61年(1986)度に従来のA5判からB5判の大判に変更し、写真やイラス卜、使用するフォントのサイズを大きくして、より読み易くした。4 ウェブサイト 川崎市では、豊かな情報環境づくりを目指して、生活者の立場から本市の情報化を進める一環として、平成8年(1996)7月から川崎市公式ウェブサイトを開設した。 水道局においては、平成9年(1997)12月に市ウェブサイト内に水道局ウェブサイトを作成し、事業の紹介や当局からのお知らせ等について掲載している。 局ウェブサイトの作成及び更新については、当初、市ウェブサイトの総括管理を行っていた総務局行政情報課へ依頼していたが、平成11年(1999)度から、川崎市インターネット・イントラネットシステムが稼働したことから、ウェブサイトの作成作業については、基本的に各局で行うことになり、同年3月には庶務課広報係にパソコンを導入し、インターネットの接続を行った。 平成13年(2001)4月には、全面的なリニューアルを行い、コンテンツ制作については、委託業務としたが、副読本「川崎市の水道」初版

元のページ  ../index.html#661

このブックを見る