川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
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624第3編経営第5章お客さまとのコミュニケーション平成29年(2017)3月からは、機能面、経済面の理由から川崎市のCMS(コンテンツ管理システム)に結合した結果、操作性が単純化され職員による作成が可能となった。また、平成28年(2016)度から、ホームページを「ウェブサイト」と呼ぶことに改めた。5 SNSの活用 令和元年(2019)度に上下水道局危機管理委員会(情報管理検討ワーキンググループ)において、「上下水道局の災害時における広報活動」について検討を行い、上下水道局のウェブサイト以外の広報手段の一つとして、SNSを活用した災害情報を発信することとなった。 これを受け、災害時における情報提供体制の強化及び上下水道局の取組、イベント情報等、平常時にも役立つ情報を発信することを目的として、令和2年(2020)11月から災害時におけるデマ情報の打消し等を行うことも考慮し、リツイートによる情報拡散に期待できる「Twitter」の活用を始めた。6 マスコットキャラクター「ウォータン」 市民生活を取り巻く情報化社会は繁雑化を増す中、水道事業においても市民の理解を得るためには文字情報だけでなく、見るものの目を引きつけるキャラクターの使用が不可欠であるという認識が高まっていた。そこで、市民と職員との潤滑性を高め、視覚的効果を図ることを目的とした親近感に富んだオリジナルマスコットキャラクターを制作することとした。 図案と名称については、職員とその家族から募集し、平成13年(2001)1月1日にマスコットキャラクター「ウォータン」が誕生した。「木の葉の雫から元気よく生まれ、おいしい水をた~んと召し上がっていただくように」という意味が込められている。 「ウォータン」は、平成13年(2001)12月21日付けで特許庁の商標登録がなされ、その後、広報紙、PRグッズ、着ぐるみ等、広く活用されている。 また、水道100周年記念グッズ等でも活躍したほか、水道100周年をPRするラッピングバスにも登場した。7 「生田の天然水 恵めぐみ水」 「生田の天然水 恵水」は、川崎市の北部に位置する生田菅さく井群から汲み上げた地下水を用いて製造されたペットボトル水で、平成15年(2003)7月から地震等の災害時に備え市民による飲料水の備蓄の促進を目的に約4万本の製造を開始し、8月1日から販売を開始した。 平成18年(2006)3月に新規要綱を施行し、次の事項を目的に製造、販売を行った。①災害時に備えた市民による飲料水の備蓄促進②市民に対し水道水をPRすることによる水道水の利用促進③川崎市におけるシティセールスへの寄与

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