川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
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636第3編経営第6章社会貢献活動2 官民連携による国際展開⑴ かわさき水ビジネスネットワークの設立 平成21年(2009)度のクィーンズランド州でのプロジェクトへの協力をきっかけに、国際展開の推進組織として、水分野における官民連携のプラットフォーム「かわさき水ビジネスネットワーク(かわビズネット)」を平成24年(2012)8月に設立した。設立時には市内企業を中心とする42社及び川崎市と、協力団体として3関係省庁、6関係団体、3外国自治体の合計12団体が集まった(令和3年(2021)3月31日現在84会員)。 最先端の環境技術が集積する環境先進都市・川崎市の強みと特徴を活かし、水ビジネスを通じて世界の水環境改善に貢献していくため、民間企業の技術・製品・ノウハウと、川崎市の上下水道分野における事業運営の技術・ノウハウとの連携を図り、更に関係する省庁、団体の協力を仰ぎながら水ビジネスを推進することとなった。 なお、この後に、経済労働局によってかわさきグリーンイノベーションクラスター(産学官民の連携によって環境改善に取り組むネットワーク)が設立され、かわビズネットも団体会員として加盟した。⑵ かわビズネットの主な活動・総会の開催(年1回)・幹事会の開催(年2回程度)・水ビジネスに関連するセミナーやフォーラムの開催(年2回程度)・メールやウェブサイトによる情報発信(随時)・IWA世界会議や水道技術国際シンポジウム等の国際展示会におけるPR⑶ 官民連携の取組・平成21年(2009)7月 オーストラリア/クィーンズランド州においてNEDO「省水型・環境調和型水循環プロジェクト」を市内企業等が受託した。総合企画局(現・総務企画局)の主導で川崎市が協力することとなり、水道局職員も現地視察に同行した。かわビズネットのイメージかわビズネット設立総会

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