川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
676/810

638第3編経営第6章社会貢献活動・平成29年(2017)10月 インドネシア/バンドン市において、かわビズネット会員と川崎市による官民共同ニーズ調査を実施した。 ・平成31年(2019)2月 ベトナム/バリア・ブンタウ省において、JICA事業への応募に向けて、かわビズネット会員と川崎市による現地調査を実施した。・令和元年(2019)8月 ベトナム/バリア・ブンタウ省において、かわビズネット会員の提案がJICA「中小企業・SDGs ビジネス支援事業~ 案件化調査(中小企業支援型) ~」に採択された。3 技術協力による国際貢献⑴ 海外への職員派遣 上下水道局は、都市間連携による技術協力やJICAの技術協力プロジェクト等を通じて、上下水道分野の専門家として海外へ職員を派遣し、開発途上国等の水環境改善に貢献している。  派遣職員は業務で培った事業運営のノウハウ、専門知識や技術等を活かし、現地の上下水道関係者と水事情等の情報や意見交換を通じて、現地のニーズに合った支援・協力を行っている。そのため派遣職員には専門知識や技術以外にも、語学力、適応能力、コミュニケーション能力等、総合的な能力が求められ、海外派遣に向けた人材の育成として、国際業務に関する研修会の開催や語学研修を実施している。⑵ 技術協力の取組①JICAのプロジェクト 当時の水道局が初の国際業務として行ったのが、平成4年(1992)10月と平成5年(1993)8月のカンボジア/プノンペン市上水道整備計画調査団への参加である。それ以降、上下水道局がJICAを通じて行った技術協力活動は、以下のとおりである。浄水場での現地調査

元のページ  ../index.html#676

このブックを見る