川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
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45戸手浄水場平面図(第2期拡張事業時)6 事業費及び財源 この事業は当初、総事業費110万円をもって2か年継続事業として施行し、財源は全額起債に求めるという計画であった。事業費の年度割は、昭和4年(1929)度80万円、昭和5年(1930)度30万円としたが、この年度割に基づく起債許可申請は、当時の政府の緊縮方針と景気後退による労務費等の低落を予想し、削減されて87万5,800円が許可された。 この結果、事業費は大幅減額を余儀なくされ、結局、この起債許可額87万5,800円に自己資金6万2,000円を加え、総額93万7,800円をもって工事を施行することとし、昭和6年(1931)3月31日に総事業費82万8,811円95銭をもって完了した。事業費の費目別予算、決算は次のとおりである。第3節第2期拡張事業

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