川崎市水道百年史 川崎市上下水道局
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58人口及び配水量の推移表年度総人口(人)給水人口(人)普及率(%)1人1日平均配水量(L)1人1日最大配水量(L)1日平均配水量(㎥)1日最大配水量(㎥)昭和9年度150,375102,70568.317320517,78321,07010年度156,522110,50670.618321820,18124,11411年度162,800139,21285.516723123,25732,19612年度194,672151,69877.919424829,44137,60013年度234,542171,99573.325238343,36665,80014年度260,104191,22473.533237363,57071,300⑶ 工事計画 水源は、菅地内の多摩川右岸に沿う5か所のさく井に求めることとした。浄水場は、第3期拡張事業によって新設した生田第1浄水場(現:生田配水池用地)の下、平地(現:生田浄水場用地)に生田第2浄水場を建設することとし、ここに緩速ろ過池6池、浄水池1池を築造することとした。また、生田第1浄水場に隣接する土地を新しく取得し、そこに配水池1池を増設した。配水方法は、自然流下によって、既設配水本管により配水することとした。3 事業認可の経過昭和15年(1940)8月19日市議会可決9月2日事業認可申請昭和16年(1941)3月7日事業認可(戦時下のため下記の条件付)認可条件1.工事完成ノ上ハ浄水ノ水質試験及各井別揚水試験ノ結果ヲ報告スルコト2.水源付近ノ地勢ハ汚水屎尿等浸透ノ恐アルヲ以テ工事ニ際シテハ充分水質汚染防止ノ方途ヲ講ズルコト3.水源取水井ハ先ズ第4第5両井ヲ試験的ニ鑿設シ単独及同時揚水試験ヲ行ヒ相互間ノ影響ノ有無其ノ程度等ヲ厳密ニ試験シ所要井戸ノ数配置等ヲ決定スルコト尚水質試験ニ付テモ右揚水試験卜併セ励行シ濾過速度ノ適否等ニ付考究スルコト4.浄水場内着水井ニハ上屋又ハ覆蓋ノ設備ヲナシ且着水井ト塩素滅菌井並ニ塩素滅菌井ト送水ポンプ井トヲ直接連絡スル側管路ヲ設クルコト5.送水ポンプ場ニハ成ル可ク速ニ少ク共所要全動力ノ3分ノ1ノ自家発生ニ依ル動力設備ヲ設ケ給水ノ万全ヲ期スルコト6.濾過池、浄水池、並ニ配水池ノ側壁ハ鉄鋼材節約ノタメ無筋コンクリート構造トナスモ可ナリト認メラルルニ付再調スルコト尚其ノ他ノ構造物ニ付テモ可及的鉄鋼材ノ節約ヲナシ得ル様考慮スルコト7.第3項第6項ニ付テハ実施前其ノ結果ヲ報告スルコト第1編上水道第3章水道の拡張時代の到来

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