川崎の学校っていいな(小学校編) ぜんぜん仕事が追いつかなくて え、こんなことも先生やるの!?みたいな 「最初はみんなそうだから、それでいいんだよ」 その言葉にすごく救われて ・座右の銘 失敗は成功の基 小学校1年 学級担任 田中紀子教諭(川崎市出身)4年目 座右の銘は失敗は成功の基です 失敗を、何がいけなかったのかなって自分でしっかり考えることで 次の成功につなげることができるのでむしろ失敗してラッキーぐらいに 今は思えるようになりました 「おはようございます」 「これから私のスピーチを始めます!」「はーい」 「日曜日におうちで餃子パーティをしました」 「餃子を何個食べたんですか?」 「30個くらいです」 「えーっ!!」 「なんか忘れてる気がするな…」 「思い出した!」 「先生ナフキン忘れちゃった、と思って」 「何がいけなかったのかなって、先生考えました、自分で」 「いつもは…」「チェックする!」 「そうなの!よく覚えてるね」 Q.教員の仕事の楽しさ 前のめりになる子がすごく多くて、学習に対してできないときにも、 なんとか自分で頑張ろうって思ってくれる子がとても多いかなと この子たちと授業をしている時間が、すごく楽しいなと感じます 子どもが帰った後、授業を考えながら、こんなの作ったら、 たぶんこう反応してくれるだろうなとか、子どもの顔を思い浮かべながら 準備する時間も、すごく楽しくて充実しています Q.印象的なエピソード 初任の時の話なんですけど 「翼をください」の歌を、私が伴奏で弾きながら歌ってたんです、みんなで 男の子たちが、それを替え歌で勝手に、違う歌詞で歌って、大爆笑してしまって 「あ、先生が笑ってるの初めて見た」って言われて それが、なんかちょっとショックだったというか、自分は感情を出してるつもりだったけど、 子どもたちにはやっぱり伝わってなかった 「あ、先生も笑ってる、楽しいな」とか「先生がなんか怒ってるからやばいな」みたいなことを すごく感じてくれるので、私はすごく自分の感情は隠さずに、 全てそのまま出そうっていうのは、意識していることです Q日々心がけていること 子どもとの距離感 やっぱり一年生だと、どうしても寄ってきて 「先生、先生」って言ってくる子もいれば、言えずに、 黙ってじーっと自分のところにいるっていう子もいるので ひとりひとりに合わせながら、そこは(距離を)保つようにしています Q.悩みについて 初任の時に、仕事量が多くて、ぜんぜん仕事が追いつかなくて ほんとに周りの先生方が、みんなあれもやって、これもやって 学年のこともやってくださって、私のことまで面倒見てくださって 自分のこともできていないし、何の役にも立てていないなって思ってたのですが 初任研修の先生とか、学年主任の先生に 「最初はみんなそうだから、それでいいんだよ」 「自分のことができてから、周りが見えるようになるから」 「今は自分のことを一生懸命やればいいんだよ」と 言葉をかけていただいて、その言葉にすごく救われて とりあえず今は、自分のできることを一生懸命頑張って いつか誰かの役に立てればいいなという思いに変えることができました Q.川崎市の良いところ 川崎市の良さで、研修がすごく充実しているところは すごく良いところだなあと思います 宿泊研修で、一夜、二夜を共にして、ほんとにそこで同期と仲良くなって いろいろなことを相談したりとか、悩みを言い合ったりとか、 そういうことができる関係になったので、すごく研修に感謝しています 規模もそこまで、横浜市とか、東京に比べると(学校の数が)少ないので 行った先々でいろんな先生に声をかけてもらったりとか 「あの先生の知り合いでしょ?」とか 「だれだれ先生から聞いたよ」とか 他の学校の先生にも「頑張ってる?」っていう 声をかけていただけるのが、すごくうれしい安心して働ける場所です Q.将来の夢 私が教えた教え子と一緒に働くことが今の夢です このクラスの中にも「将来先生みたいな先生になりたい」って この間初めて言ってくれた子がいたのですが、 本当にそういう子といつか一緒に働けたら、すごく幸せだろうなと 今の夢はそれです Q.教員を目指す方へのメッセージ ほんとに先生になって、後悔したことは一度もないぐらい、 今まで4年間働いていて、すごく楽しい毎日を送らせてもらっていて 大好きな川崎という場所で働かせていただけることにすごく幸せを感じています 川崎で働きたいとか、教員で働きたいっていうような先生方の夢が叶って 一緒の現場で働けるのを楽しみにしています