川崎の学校っていいな(中学校編) 勉強だけを教える職業じゃない、というところが すごく、いいなと 日本語のおもしろさ このおもしろさに、気づけなかった自分がいたので 少しでも伝えられたらと ・座右の銘 おもしろきこともなき世をおもしろく 中学校3年 学級担任 中西恭介教諭(三重県出身)4年目 おもしろきこともなき世をおもしろく 嫌なこと、苦手なことに出会った時に考え方次第 「これは自分にとってプラスになると思うし」とか 「こういう面が楽しくて、おもしろいな」って言うところを 探そうと思うようになった、きっかけの言葉なので大切にしています 「女性が歌っていますよ 命よ耐えるならば耐えてしまえ」 「ともえ」「あせる」 Q.教員になろうと思ったきっかけ 一番は中学校での顧問の先生との出会いかなと思っています 野球を小学校の時からやっていて まあ、楽しいなぐらいでやっていた野球が キャプテンという役職もいただいて、責任感も増しましたし 自分で考えるように、すごくなったなとすごく存在としては大きい理由でした Q.国語を選んだ理由 国語を選んだ理由としては、高校の国語の先生に 「国語っておもしろいんだよ」ってことを聞いて 正直、その時は納得できなくて、その先生と同じ大学に入って、実際学んだところ 「古典というのは、こういう言葉を使っていて」 「言葉はこうやって日本に伝わってきた」と 「それで、こう変わっていった」というのを大学で学んだりとか 「消える日本語と、新しく出てくる日本語」っていうところにも、すごく興味を持って 「この言葉は使われなくなったのか」 「この言葉は新しく辞書に入ったんだ」というところにも すごくおもしろさを感じて 自分が中学生の時、そこまで好きになれなかったので じゃあ、この段階で気づけたら、もっと子どもたちは いろんなことを学ぼうと思えるのかなと思ったので 教員になりたいなって、そこで国語につながってきました Q.川崎の子どもたちと交流して 特に、川崎に来たこともあって 僕、方言を研究しているのですが、方言の馴染みがすごく無くて、こっちの子たちは 僕の住んでいたところだと、すごく方言が飛び交っている中で この子たち、方言の話をしたり、言葉の話をすると すごく興味を持って、話をしてくれるので、すごいおもしろいなって、改めて実感しています Q.教職のやりがいについて 3年間、この学年を見ていて、最初はやっぱり、小学6年生で上がってきたばっかりで、 ただ元気なだけで、何をすれば良いかもわからない、指示をしても動けないっていうところは あったのですが、こっちが言う前に動けるようになったりとか 自分たちで話し合いしたりとか、すごく見ていて嬉しいですし 毎回子どもたちと接している中で、変化に気付ける時が、一番やりがいがあるなって思います 「勉強だけを教える職業じゃない」ところがすごく良いなと思っていて トラブルが起きてしまったりするのが、大人でもあると思うのですが そういうところに関わっていける、生徒の力になってあげられる 良いことだけじゃなくて、悩んでるところも 自分が関われるというところも、やりがいの一つかなと思います Q.忙しさについて 忙しいっていうのはあるのですが、忙しい中にも、 工夫をすれば早く終わることであったりとか、例えば、仕事が早い先輩に話を聞いてみたりとか 結局、最後は自分に合うかどうかだと思うので、いろんな方と交流を持って話をして 自分の力になったらなと思いながら、進めています Q.川崎で働いて思うこと たくさんいろんな地域(出身)の先生がいるっていうのもありますし 保護者の方々も、いろんな地域の方がいるっていうのは すごく働いている中でわかったことなので そういう方々との交流も、自分の力になっていて PTAのソフトボールにお邪魔させてもらう事がすごくあるのですが お父さん方の中に交ぜてもらうのですが、お父さんの本音がすごく聞けて この年代の方、こういう風に考えてらっしゃるんだとか 地域の方、あたたかくて、すぐ力になるよって言ってくださるので (この関係を)大切にしたいなっていうのはすごく思います Q.教員を目指す方へのメッセージ 川崎の先生方、すごくあたたかくて 「やっとけ」って形じゃなくて、「一緒にやろう」って言うスタンスで サポートしてくれたり、一緒に成長できたりするので 「すごく働きやすさはあるな」と言うところを感じていますので ぜひ一緒に働きたいなって言う風に思います