中学校教諭 久保田宗一教諭 こんににちは。川崎市立中学校の久保田宗一と申します。本日はいろいろな質問に一つずつ答えながら皆さんへメッセージを送りたいと思います。 振り返ってみて教員はどう? 私は今年、3年生の担任を務めさせていただいたのですが、4月のスタートはクラス開きで、委員会を決めたり係を決めたり、学級の組織を決めたり、 掲示物を作成したりしているうちにあっという間に4月が終わってしまいました。 次はすぐ体育祭の準備になり、みんなで応援を考えたり、応援団長と一緒にいろいろなものを作ったりしていったのが5月でした。 そして体育祭が終わった一週間後に修学旅行だったということで、気づけばあっという間に3か月が経っていたなという思いを強く感じました。 一緒に行事を作り上げていく中で、生徒たちとの絆を築くことができた一年だったことが今年を振り返ってみての思い出です。 子どもたちはかわいい? 私は今年の3年生と1年生の時からずっと一緒に過ごしてきたのですが、入学したころはとても小さかった男の子が、 今では180cmを超えて私よりも身長が大きくなった姿を見たり、3年前はあんなこともこんなこともできなかった子どもたちが、 3年生になってどんどん成長している姿を見たりした時は「本当に可愛いな。大きくなったな」と感じます。 嬉しかったこと 思い出深いこと 3年間一緒に時間を過ごしてきた子どもたちと体育祭や修学旅行、合唱コンクールなどの行事に取り組んできました。 辛かったことややり遂げたこと、嬉しかったこと、楽しかったことなど、いろんな時間を共有して子どもたちとの絆を育んできました。 その子どもたちを卒業式で一人ずつ呼名して送り出していく時に、3年間子どもたちと関わることができてよかったな、大きく成長してくれてよかったな、 教員をやってきてよかったなと思うことができました。これが今年1年間やってきて一番思い出深いことだと思います。 大切にしていることは? 私たちは教員は生徒と接することで、生徒と絆や信頼関係を築いていくことがとても大事だと思っています。 授業でもクラスでも行事でもどんなところでも生徒との信頼関係がとても大事だと、これまの経験を通して強く感じています。 日頃から生徒たちと沢山会話して沢山触れ合うようにしています。 仲間・同僚・先輩はどんな感じ? 自分と年齢が近い同僚や先輩が多い職場です。 年齢の離れた先輩でも気さくに話しかけてくれたり、「困っていることはない?」と声をかけてくれたり相談にのってくれたりする方々が沢山います。 時には冗談を言い合ったり、生徒のことを熱くまじめに真剣に語り合ったりする場面もあります。 本当に頼れる信頼できる先輩・仲間・同僚が多い職場だな、皆さんに助けられているなと感じています。 これからの抱負! 今年1年間、3年生の担任をしてきて、もっとこうすればよかったな、こんな風に声をかければこの子はもっと伸びたのかな、 もっと授業の工夫をすればよかったなと反省点が沢山見つかる1年でした。 なので、一つずつの反省点を来年度以降改善して、自分を高め成長していきたいなと思っています。 受験する皆さんにアドバイス この仕事は、この子をどのように成長させていきたいか、この子にどんな支援をしたら、どんな成長が見られるかなどの心意気がとっても大事だと思います。 また、今のうちにいろいろな経験を積んで、それを自分の糧にしてほしいと思います。自分自身を高め、幅を広げられるようにしておくとよいと思います。 受験する皆さんにエール! 受験したときは2年生の担任をしていたので、絶対に合格してこの生徒たちを卒業させるんだという強い熱い気持ちをもって受験に臨んだことを今でも覚えています。 その思いによって合格することができて、卒業生を送り出すことができたのかなと振り返ってみると思います。 是非、どんな教員になりたい、こんな教員生活を送ってみたいというような熱い思いをもって受験に臨めば、きっといい結果が待っているのではないかなと思います。 是非、一緒に皆さんと川崎で共に働ける時を待っていますので頑張ってください。