議会かわさき 第112号 平成29(2017)年2月15日発行 一般質問 12月19日 自民党 多摩区 吉沢 章子(よしざわ あきこ) ■若者意見の市政への反映 Q 多世代で行政課題を解決すべきであり、若者の意見を市政へどう反映するのか。 A 行政への関心を高め、社会参加、地域参加の裾野を広げる取り組みなど若者の声が行政に伝わる市政を推進していく。 ■プレシジョン・メディシン(★3)Q 画期的ながん治療法であり、全国の病院などが参加するスクラム・ジャパンプロジェクトに早期参加すべきでは。 A スクラム・ジャパンなどの臨床研究への参画を積極的に検討するなど、命を救うために取り組みを進めていきたい。 公明党 幸区 かわの 忠正(かわの ただまさ) ■JR川崎駅西口北バスターミナル Q 交通環境改善のため、JR川崎駅北口自由通路整備工事により暫定的に移動したバス出入り口を恒久化できないか。 A 元の場所に戻す予定であるが、安全性や交通流動状況などを把握し、よりよい交通環境の確保に向け検討していく。 ■3人以上の子を持つ親への支援 Q 子どもが3人以上の世帯は、保育所入所選考の利用調整基準を見直すべきでは。 A それぞれ別の施設を利用することは負担になると認識しており、公平性に配慮しながら方向性を検討していきたい。 民進みらい 幸区 山田 益男(やまだ ますお) ■鳥インフルエンザ対策 Q 夢見ヶ崎動物公園(幸区)は中央に車道があり、通常の動物園とは違う環境にあるが、感染が確認された場合の対応は。 A 動物展示を中止するとともに、敷地内の関係者と調整を行い、ウィルスの拡散防止に努めていきたい。 ■JR南武線連続立体交差事業 Q 尻手駅から矢向駅付近までの区間は横浜市域であるが、横浜市との検討経過は。 A 当市が実施する連続立体交差化に関する検討内容などの情報共有を図っている。今後も意見交換を進めていきたい。 共産党 麻生区 勝又 光江(かつまた みつえ) ■通学路の安全対策 Q 百合丘小学校(麻生区)の通学路で自動車事故が発生したが、安全対策は。 A 百合丘小学校から通学路のカラー舗装化の要望があり28年度中に施工予定である。今後も安全確保に努めていく。 ■公園でのボール遊びQ ボール遊びができる公園を求める声があるが、市の対応は。A ボール遊びをさせたい人や反対する人、公園に隣接する人など関係者で話し合う場を設け、利用ルールなどを検討する仕組みづくりを試行的に進めている。 自民党 高津区 斎藤 伸志(さいとう しんじ) ■高齢者への消費者教育Q 高齢者を消費者被害から守るための取り組みは。 A 高齢者向けの啓発落語などによる講座や見守り関係者への講座の開催など多様な手段で被害の未然防止に努めている。 ■市内中小企業者の育成Q 市内業者へ優先発注を行うとのことだが、実態が明らかでない業者への対応は。 A 29・30年度競争入札参加資格申請で市内に管理部門などの本社機能があることを要件に加え、必要がある場合には事業者の事務所の実態調査を行うことにした。 公明党 川崎区 浜田 昌利(はまだ まさとし) ■東扇島浮桟橋の観光活用Q 災害時の帰宅困難者対策などのため28年春に完成した東扇島浮桟橋を活用し、観光クルーズを実施すべきでは。 A 利用ニーズの調査や運営方法のあり方などを関係団体などと協議していきたい。 ■父親ガイドブック Q 幸区役所が発行する「さいわいFather’s book」を父親ガイドブックとして全市で発行しては。 A 母子健康手帳などに父親向けページを設けるなど普及啓発に努めている。冊子の作成などさらなる充実を検討していく。 民進みらい 中原区 松井 孝至(まつい たかし) ■個人情報の紛失事故Q 市内学校でUSBメモリーの紛失事故が発生したが、再発防止策は。A 教職員に個人情報保護に関する自己点検を実施し、再発防止に向けて学校の情報管理体制の強化と教職員のセキュリティー意識の向上に努めていく。 ■等々力緑地歩行者用信号機の撤去 Q 等々力緑地の再編整備に伴い歩行者用信号機が撤去されたが、安全上の対応は。 A 市道宮内58号線の線形改良工事終了までの間、自動車や歩行者に向けに注意喚起の看板を設置した。 共産党 高津区 石田 和子(いしだ かずこ) ■西高津保育園の跡地利用Q 31年度の民営化園に選定された西高津保育園(高津区)は現在地から150メートル離れた場所に移築されるが、跡地も保育園用地として活用すべきでは。 A 地域の特性などを踏まえ、今後、全庁的に検討していく。 ■障害者差別解消法の取り組み Q 障害当事者やその家族、支援団体なども参画する地域協議会を設置すべきでは。 A 学識経験者、弁護士、当事者、家族会関係者などを構成員とする障害者差別解消支援地域協議会の設置を予定している。 自民党 宮前区 矢沢 孝雄(やざわ たかお) ■学校給食での地産地消 Q 学校給食へ地場産食材を提供するための取り組みは。 A 市内産農産物の供給に向けて農協などと協議を行い、農協では安定供給と流通体制の確立に向けて準備している。 ■東急鷺沼駅再整備とバス交通整備 Q 路線バス拡充に向けた検討は。 A 鷺沼駅再整備に当たり、バスのバース数拡充など交通結節点としての機能強化に向けた検討を行っており、併せてバス路線の充実に向けてバス事業者と協議し、あり方を検討していく。 公明党 宮前区 田村 伸一郎(たむら しんいちろう) ■小児などの在宅医療施策Q 医療機関などと連携を図り、小児などの在宅医療施策を担う部署や組織、委員会設置の検討を進めるべきでは。 A 医療機関や各種団体から意見を聴取し、地域における保健、医療、福祉の連携体制の強化に努めていきたい。 ■生涯スポーツの推進 Q パークゴルフコースの環境整備を推進すべきだが、見解と今後の取り組みは。 A 関係局で連携を図りながら、高齢者、障害者を問わず、スポーツに親しめる環境づくりに取り組んでいきたい。 共産党 中原区 大庭 裕子(おおば ゆうこ) ■総合自治会館の跡地利用 Q 老人いこいの家の整備を住民とともに進める方向で検討すべきでは。 A 跡地に導入する機能や整備手法は今後検討していくことになるが、必要性がある場合は関係局で調整を図っていきたい。 ■交通不便地域への小型バスの導入 Q 中原区の井田地区や下小田中地区などを通る武蔵小杉駅から井田病院への小型バスの走行実験を実施すべきでは。A 道路狭あいに伴う運行上の課題が解消でき、地域住民からの要望や採算性の確保が見込める場合には検討していきたい。 自民党 宮前区 浅野 文直(あさの なおふみ) ■落札業者による緊急工事 Q 緊急清掃に対応できない業者が下水管きょ清掃業務を受託しているが、契約書を改定するなどの改善が必要では。A 28年10月以降の契約案件から入札参加条件と特記仕様書を改定し、必要な特殊車両を保有または調達することとした。 ■清掃委託業務の評価 Q 点数化が困難である業務の評価を厳格に行うため、仕様書などにおいて業務内容を充実させるなど、改善が図れないか。A 他都市の状況を調査し仕様書の内容などを研究していく。 無所属 宮前区 添田 勝(そえだ まさる) ■不登校対策とフリースクール支援 Q 不登校児童生徒の受け皿であるフリースクールへの今後の支援の考え方は。A 個々の状況に応じて教育の機会が確保できるよう、各種会議などを通してフリースクールなどの活動を周知し、より一層の連携を図っていきたい。 ■事業系ごみの分別推進 Q 家庭系ごみに比べて可燃ごみに資源化可能なものがあるが、改善できないか。 A 産業廃棄物として処理すべきプラスチックごみも多く混入しており、事業者の指導などで混入防止に取り組んでいく。 無所属 中原区 重冨 達也(しげとみ たつや) ■避難所に関する情報提供Q 収容可能人数を超える避難者が押し寄せる避難所も想定される中、運営主体などへ想定データなどを情報提供しては。 A 避難所運営会議などの場を活用して、 想定避難者数などの情報提供を行うなど関係局区で連携して取り組んでいきたい。 ■墓所返還時の還付制度の創設 Q 墓所の循環利用促進のため、墓所返還時の使用料還付制度を創設すべきでは。 A 利用ニーズや他都市の状況を調査した上で、今後も適切な墓地の安定供給に向け取り組んでいきたい。 用語解説 P4……………………………… ★1 インクルーシブ教育  障害の有無によらず誰もが地域の学校で学べる教育のことです。 ★2 メンター制度  豊富な知識と職業経験を有した社内の先輩社員が、後輩社員に対して行う個別支援活動のことです。 P5……………………………… ★3 プレシジョン・メディシン  遺伝子の情報を調べ、その結果に基づき、より効率的・効果的に疾患の診断と治療を行うことで国が進める取り組みの一つです。 6 議会かわさき 第112号 平成29(2017)年2月15日発行 一般質問 12月20日 自民党 幸区 野田 雅之(のだ まさゆき) ■入札制度 Q 上下水道局が総合評価落札方式(★4)で実施する予定価格5億円以上の工事について、評価項目を見直すべきでは。 A 必要に応じて工事案件ごとに評価項目などの設定を協議・検討していく。 ■入札制度 Q 大規模工事における総合評価落札方式での入札で施工実績を評価すると応札者が減少する懸念があるが、対応は。 A 一部案件で応札者の減少が見られることから、総合評価落札方式における評価項目のあり方について検討していきたい。 公明党 川崎区 岩崎 善幸(いわさき よしゆき) ■リノベーションのまちづくり Q 川崎区日進町周辺では空きビルの増加が懸念されるが、今後の対応は。 A 29年度を目途にまちづくりビジョンを取りまとめるとともに、既存不動産を対象としたリノベーション(★5)スクールを開催し、具体的な事業化を目指してまちのにぎわいを創出していきたい。 ■京急八丁畷駅周辺の安全対策 Q 駅前交差点整備計画での安全対策は。 A 歩行者の安全確保のため横断防止柵などを設置し、自転車通行環境整備としてナビラインを整備する。 民進みらい 高津区 堀添 健(ほりぞえ けん) ■税務署の申告窓口 Q 法人市民税の収受受付窓口が28年度内に終了することになったが、理由は。 A 収受件数が減少傾向にあり、今後の電子申告の利用状況を踏まえ、市内税務署などと協議の上、終了することになった。 ■バイク駐車場の整備 Q 高津区溝口駅周辺では、125ccを超える排気量のバイクの駐車場が不足しているが、今後の取り組みは。 A 来訪施設側で駐車場を整備することが原則と考えている。今後、駐車場の利用状況を調査し、実態把握に努めていく。 共産党 中原区 市古 映美(いちこ てるみ) ■JR武蔵小杉駅の混雑対策Q 横須賀線改札口では改札口手前にあるスーパー付近から長蛇の列となっているが、改善できないか。 A 改札通路の増設などを行っているが、引き続き早期改善を要望していく。 ■減災への取り組み Q 災害時の被害を少なくする減災に対する取り組みは。A 防災マップの配布、市ホームページでの洪水ハザードマップや地震時の全壊棟数の周知などのほか、自主防災組織を対象にリーダー養成研修を実施している。 自民党 多摩区 橋本 勝(はしもと まさる) ■JR南武線駅アクセス向上 Q 中野島駅と久地駅について、現在計画中の橋上駅舎化の代わりに両側改札化とした場合の懸念は。 A 地域分断が改善されず、安全性の向上も十分な効果が得られない懸念がある。 ■市立学校部活動サポート奨励金 Q 関東大会や全国大会の出場生徒を対象に交付しているが、出場生徒以外の同行生徒にも補助対象を拡大すべきでは。 A 奨励金は市の代表として出場する生徒を対象にしており難しいと考えるが、今後、他都市の動向を注視していく。 公明党 宮前区 山田 晴彦(やまだ はるひこ) ■旧西部公園事務所の活用 Q 緑のボランティアの活動拠点としての活用を求めてきたが、今後の取り組みは。 A 当面、年度内の土日を含む週3日の開館に向け、関係機関と協議していく。 ■LED防犯灯 Q 現在実施中の防犯灯のLED化工事による電気料金の見直し効果や故障時の通報管理システムの導入は。 A 契約電力などの見直しにより年額約1億4800万円の減額を見込む。また24時間対応のコールセンターを設置し、迅速に対応できる体制を構築する予定である。 民進みらい 川崎区 林 敏夫(はやし としお) ■JR川崎駅東口の路上喫煙対策 Q 東口駅前広場中央の喫煙スペースは景観も悪く改善の余地があるが、見直しは。 A 喫煙所の拡幅や歩道側境界へのパーテーション設置など景観にも配慮した駅周辺の環境改善に向けて事業者などと協議している。 ■JR川崎駅東口のエスカレーター Q 利用者から運転時間の延長を求める要望があるが、現状23時までの運転時間を延長すべきでは。 A 利用状況などを踏まえ、検討していきたい。 共産党 多摩区 井口 真美(いぐち まみ) ■小田急線の複々線化 Q 小田急電鉄と包括連携協定を締結した市は、登戸駅から新百合ヶ丘駅までの複々線化にどう取り組むのか。 A 28年4月の交通政策審議会答申で混雑緩和に意義あるものと位置付けられた。引き続き小田急電鉄に要望していく。 ■緑地保全 Q 緑地保全協定の締結を進めているが緑地面積は年々減少している。新たな協定締結を増やすため人員を確保すべきでは。A 農協などと連携を強化し、より多くの地権者に制度の周知を図っていきたい。 自民党 中原区 末永 直(すえなが なお) ■家庭教育支援 Q 企業と連携した家庭教育に関する出前講座への今後の取り組みは。 A 28年度の講座受講者からの意見や他都市の状況などを踏まえ、より充実した講座内容となるよう検討していきたい。 ■都市計画道路苅宿小田中線 Q Ⅲ期区間の武蔵小杉1号踏切のアンダーパス(★6)化の進捗状況は。 A 取得できていない用地について県収用委員会に申し立てをしており、29年度に裁決される見通しである。用地取得後、工事着手し、工事期間は4年を見込む。 公明党 高津区 後藤 晶一(ごとう しょういち) ■行財政改革 Q 電話通信契約について、一般競争入札によりコスト縮減を図るべきでは。 A 事業者ごとのサービス内容の検証や他都市の事例などを参考にしながら、契約に際しての競争性の導入など、さらなる経費縮減を検討していきたい。 ■市営住宅の敷地の活用 Q 建て替えに伴い、社会福祉施設の導入など今後の活用は。 A 高津区の末長住宅では認可保育所を設置し、30年4月の開設に向け運営法人を募集している。 民進みらい 川崎区 飯塚 正良(いいづか まさよし) ■富士見周辺地区整備 Q 教育文化会館や県立川崎図書館の跡地利用について、検討を始めるべきでは。 A 富士見公園再編整備基本計画などで市民館・区役所の整備を位置付けているが、事業を取り巻く状況変化を踏まえ、今後のあり方を再検討している。 ■佐藤惣之助歌碑の移転 Q 川崎市が生んだ詩人佐藤惣之助の歌碑について那覇市内の公園から首里城への移転を友好都市として後押しできないか。 A 那覇市が沖縄県などと調整しており、今後もその推移を注視していきたい。 共産党 幸区 渡辺 学(わたなべ まなぶ) ■障害者の夕方支援Q 実施事業者を増やす必要があると考えるが、課題は。A 障害の程度などに配慮した送迎の負担が大きいことや、特定の時間帯の職員確保が困難であるなどの意見を聞いている。 ■高齢者に配慮したバス運行 Q 幸区の交通弱者に配慮した公共交通の役割を果たすためにも区役所を中心とした小型循環バスの運行を検討できないか。 A 中型バスに比べ車幅は狭いが、狭あい箇所の右左折時に対向車線にはみ出すなどの課題もあるため運行は難しい。 無所属 麻生区 月本 琢也(つきもと たくや) ■小田急新百合ヶ丘駅南口の活用 Q ペデストリアンデッキの噴水設備を壊れたまま放置せず、区民とともに噴水と噴水広場の活用方法を検討すべきでは。 A ペデストリアンデッキはにぎわいを創出する貴重な空間となっていることから、地域の意見を聞きながら検討していく。 ■麻生区における地域での子育て Q 地域における父親の子育て参加は。 A これまで父親向けの育児講座などを実施してきた。今後も父親の育児参加を支援するとともに、母親の負担感の軽減、保護者同士の交流などを推進していく。 無所属 多摩区 三宅 隆介(みやけ りゅうすけ) ■アレルギー疾患対策 Q アレルギー対策として正しい知識の普及啓発が求められるが、見解は。 A 関連団体などと連携を図りながら、科学的知見に基づいた正しい知識の普及啓発に努めていく。 ■登戸土地区画整理事業 Q 事業に遅れが生じないよう収用による移転なども検討する必要があるのでは。 A 集団移転方式を活用して推進していきたいと考えており、法律に基づき、施行者である市が直接建物を除却できる手法の活用も視野に入れ取り組んでいきたい。 7 議会かわさき 第112号 平成29(2017)年2月15日発行 一般質問 12月21日 自民党 麻生区 山崎 直史(やまざき なおふみ) ■特別養護老人ホーム Q 入居時に医療的処置が必要な人などへの対応が可能な施設は限られるが、市としてどのような配慮をしているのか。 A 公有地を活用した整備では医療的処置の必要な要介護高齢者の受け入れを条件にしており、民有地を活用した整備でも設置運営法人の選考時に評価している。 ■障害者施設の整備 Q 川崎授産学園(麻生区)の老朽化が著しいが、今後の対応は。 A 施設運営法人と具体的に協議しながら、老朽化への対応に取り組んでいきたい。 公明党 中原区 吉岡 俊祐(よしおか としすけ) ■住宅建築におけるごみ集積所 Q 10戸未満の小規模な住宅建築はごみ集積所設置の事前協議の対象とならないが、戸数を見直すべきでは。 A 仕組みなどについて他都市の状況も調査しながら関係局で協議し、設置基準を定める要綱などの見直しも検討していく。 ■都市計画道路苅宿小田中線 Q Ⅲ期工事区間の完成時期と工事中の安全対策は。 A 用地取得後4年の工事期間を見込み、防護柵などの設置や交通整理員の配置により通行の安全性を確保していきたい。 民進みらい 高津区 岩隈 千尋(いわくま ちひろ) ■市立高津高校の改修 Q 正門前の舗装が損傷しており、グラウンドの水はけが悪い。対応が必要では。 A 28年度内に正門前の舗装の補修が完了する見込みであり、29年度からグラウンドの排水設備などを設置していく。 ■市職員の天下り Q 退職者の再就職に当たり65歳を超えて常勤役員として在職させないとする市の指針を遵守していない法人への対応は。 A 再就職に関する指針の遵守を改めて依頼した。また同指針と異なる理由などを聞き取り、改善を要請していく。 共産党 川崎区 佐野 仁昭(さの よしあき) ■老人いこいの家の設備更新 Q 小田老人いこいの家(川崎区)では冬季期間中、ボイラー設備の劣化により入浴事業を休止しているが、再開できないか。 A 近隣の老人いこいの家を案内し、修繕に向けて指定管理者などと協議している。 ■避難所運営 Q 助け合いの避難所運営という視点を持って、実践的な訓練を実施しては。 A 避難者全員が避難所のルールを遵守し、自主的に避難所運営に参加することは重要である。今後、避難所運営マニュアルに基づいて訓練を実施していきたい。 自民党 中原区 松原 成文(まつばら しげふみ) ■全国高校野球選手権神奈川県大会 Q 2年後の第100回記念大会では全国大会への出場枠は2校となるのか。 A 日本高等学校野球連盟から方向性は示されていないが、2校が選出されるよう県教育委員会と協調していきたい。 ■教職員の問題行動 Q 市立学校の教師が出会い系サイトを利用しているとの情報が寄せられたが、教師への対応は。 A 利用内容は懲戒処分に該当するものではないと判断したが、教育公務員は高い規範意識が求められるため厳重注意した。 公明党 幸区 沼沢 和明(ぬまざわ かずあき) ■学校体育館のトイレ洋式化 Q 災害時の避難場所であり、休日の市民開放が進んでいるにもかかわらず、洋式化が進んでいない。今後の取り組みは。 A トイレ快適化事業とともに学校施設長期保全計画でトイレ改修に着手しており、引き続きトイレ快適化に取り組んでいく。 ■スポーツ・文化総合センター Q エスカレーターの設置を予定していないが、追加工事をしても設置すべきでは。 A 周辺環境の変化や施設の利用状況などを勘案しながら、より使いやすい施設となるよう努めていきたい。 民進みらい 宮前区 織田 勝久(おだ かつひさ) ■東急鷺沼駅周辺再開発事業 Q 要望してきたバス路線新設について、 医療機関や公共施設への接続の可能性は。 A 山坂の多い宮前区では優先的に取り組む必要があるため、鷺沼駅と聖マリアンナ医科大学病院や宮前区役所を結ぶ路線の新設を検討している。 ■特別支援学校卒業後の進路Q 卒業予定者利用調整会議の構成メンバーに進路担当など学校関係者を新たに加えることを検討できないか。 A 情報共有の必要性の認識から、学校の意向を踏まえ、協議していきたい。 共産党 宮前区 石川 建二(いしかわ けんじ) ■バス路線の社会実験 Q 東急たまプラーザ駅から小田急向ヶ丘遊園駅までのバス路線の社会実験が行われているが、本格実施の可能性は。A 利用者アンケート調査結果を受けて総合的に評価し、バス事業者が本格運行に向けた判断を行うことになる。 ■認可保育所の整備 Q 保育所用地確保のため、地域の情報を一番把握している区役所での情報収集に力を入れるべきではないか。 A 保育所用地の相談を受けた場合は、情報収集に努め関係局へ伝えていきたい。 自民党 川崎区 嶋崎 嘉夫(しまざき よしお) ■防犯カメラの活用 Q 中学生殺害事件の教訓を生かし、市が設置する防犯カメラの画像データを生徒指導などに有効に生かすべきでは。 A 大師公園(川崎区)などに設置予定の施設管理用カメラの活用を、今後1年間の試行を通じ、検討していきたい。 ■旧大師健康ブランチQ 10年間暫定利用が続いているが、地域の望む施設として整備を進めるべきでは。 A 庁舎整備のあり方を検討する必要があり、地域の意見を聞きながら共に支えあう地域づくりに努めていきたい。 公明党 麻生区 花輪 孝一(はなわ こういち) ■コミュニティ交通 Q 市内各地で運行要望が高まっているが、行政が財政面のバックアップを強化しないと事業は成り立っていかないのでは。 A 持続可能な運行には事業性の確保が重要だが、今後も幅広い検討を行い、地域の特性に応じた対応を図っていきたい. ■在宅医療の推進 Q 行政が主体となって医療や介護などが連携する支援体制の構築が急務では。 A 医療や介護が必要となっても、住み慣れた地域で暮らし続けられる地域包括ケアシステムの構築を進めていきたい。 民進みらい 麻生区 雨笠 裕治(あまがさ ゆうじ) ■小田急多摩線沿線への芸術の展開Q 沿線施設との連担性や読売日本交響楽団の練習場建設を契機とする、沿線の一体化を踏まえた文化向上への取り組みは。 A 小田急電鉄や新百合ヶ丘駅周辺の大学などと連携しながら、芸術文化のまちづくりに取り組んでいきたい。 ■建築物の長寿命化対策 Q 超音波やエックス線などを使用した非破壊検査などによる配管診断を積極的に導入すべきでは。 A非破壊検査導入による財政効果などを検討しメリットなどを判断していきたい。 自民党 高津区 大島 明(おおしま あきら) ■子ども会への財政支援Q 宿泊研修の費用が増加する中、市の補助金は増額されず他の事業を圧迫しているが、実情に合った補助をできないか。 A 厳しい財政状況ではあるが、今後、補助金のあり方を検討していきたい。 ■喫煙対策 Q 川崎地下街アゼリアにおける店舗での喫煙コーナーの設置は難しいとのことであるが、公共地下歩道に設置する考えは。 A JR川崎駅北口自由通路開設などで人の流れの変化が予測されるため、川崎アゼリア株式会社と協議し、検討していく。 用語解説P6……………………………… ★4 総合評価落札方式  公共事業の入札で、企業の技術力や施工実績を点数化し、入札価格で除して「評価値」を算出し、その数値が最も高い業者を落札者とするものです。 ★5 リノベーション  リフォームよりも大規模な改修工事で、既存の骨格(構造)だけを残し、用途や機能を変更して性能を向上させたり価値を高めたりすることです。 ★6 アンダーパス 立体交差で鉄道などの下を走る道路のことです。 議長・副議長の主な出席行事 (28年10月〜12月) ●28年10月 1日(土)音楽のまち・かわさき交流会 8日(土)第43回川崎みなと祭り ●28年11月 4日(金)第39回かわさき市民祭り 22日(火)第31回川崎市全町内会大会 ●28年12月 1日(木)川崎市民生委員児童委員委嘱状伝達式 4日(日)平成28年度川崎市障害者週間記念のつどい このほか、各種行事に出席しています。 29年1月3日にテレビ神奈川で議長・副議長の「新春対談」が放映されました。 石田康博議長(中央)菅原進副議長(右) 川崎市議会トピックス 議会かわさき点字版・録音版 市内在住で視覚に障害のある人に無料で送付しています。希望される人は、議会局までご連絡ください。 点字版・録音版(デイジー版・カセットテープ版)は市立図書館にも置いてありますのでご利用ください。 問い合わせ 議会局広報・報道担当 ☎044-200-3377 お知らせ ・2月13日(月)から平成29年第1回定例会が開かれています。会期日程などは市議会ホームページをご覧ください。 ・次号の「議会かわさき」は5月1日(月)に発行予定です。 8 議会かわさき 第112号 平成29(2017)年2月15日発行 平成28年 第4回 定例会 11/28〜12/21 ●主な活動状況 ■本会議(11月28日)… 市長提出議案の説明、分割議決議案(第201・203号)に対する議事 ■本会議(11月30日)… 議員の辞職、分割議決議案(第201・203号)の委員長報告・採決 ■本会議(12月7、8日)…各会派による代表質問 ■常任委員会(12月9、12日)…市長提出議案などの審査 ■本会議(12月15日)… 各常任委員会委員長による審査結果の報告、討論、採決 ■本会議(12月16、19、20、21日)… 一般質問 議案の賛否状況(各会派別) (○は賛成、×は反対) ●市長提出議案 自…自民党 公…公明党 民…民進みらい 共…共産党 無…無所属 無所属 (1):重冨達也議員 (2):月本琢也議員 (3):添田勝議員 (4):小田理恵子議員 (5):渡辺あつ子議員 (6):三宅隆介議員 番 号 件  名 議決結果 自 公 民 共 無 (1) 無 (2) 無 (3) 無 (4) 無 (5) 無 (6) 第165号 市職員の自己啓発等休業に関する条例の制定 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第166号 市職員の配偶者同行休業に関する条例の制定 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第167号 情報公開条例等の改正 原案可決 ○ ○ ○ × ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第168号 市職員の自己啓発等休業に関する条例及び市職員の配偶者同行休業に関する条例の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第169号 県費負担教職員の給与負担等の移譲に伴う関係条例の整備に関する条例の制定 県費負担教職員の給与負担などが移譲されたことに伴い、関係条例の整備を行うため制定する 原案可決 ○ ○ ○ × ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第170号 職員の懲戒の手続及び効果に関する条例の改正 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第171号 市職員の特殊勤務手当に関する条例の改正 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第172号 市職員の育児休業等に関する条例の改正 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第173号 市職員退職手当支給条例の改正 原案可決 ○ ○ ○ × ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第174号 市税条例の改正 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 第175号 スポーツセンター条例及びスポーツ・文化総合センター条例の改正 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第176号 国際交流センター条例の改正 原案可決 ○ ○ ○ × ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第177号 農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員に関する条例の制定 原案可決 ○ ○ ○ × ○ ○ ○ ○ ○ × 第178号 コンベンションホール条例の制定 地域経済の活性化などに寄与することを目的としてコンベンションホールを設置するため制定する 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第179号 休日急患診療所条例及び多摩休日夜間急患診療所条例を廃止する条例の制定 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第180号 不燃化重点対策地区における建築物の不燃化の推進に関する条例の制定 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第181号 地区計画の区域内における建築物等の形態意匠の制限に関する条例の改正 原案可決 ○ ○ ○ × ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第182号 地区計画の区域内における建築物に係る制限に関する条例の改正 原案可決 ○ ○ ○ × ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第183号 道路占用料徴収条例の改正 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第184号 準用河川占用料徴収条例の改正 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第185号 都市公園条例の改正 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第186号 港湾施設条例の改正 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第187号 高等学校奨学金支給条例の改正 奨学金の支給対象に高等専門学校と専修学校の高等課程に在学する者を加えることなどにより改正する 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第188号 二要素認証システムの導入に伴うサーバ機器等の取得 原案可決 ○ ○ ○ × ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第189号 当せん金付証票発売の限度額 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第190号 南平住宅新築第2号工事請負契約の締結 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第191号 初山住宅新築第1号工事請負契約の締結 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第192号 中原老人福祉センターの指定管理者の指定 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第193号 市営自転車等駐車場の指定管理者の指定 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第194号 大師公園の指定管理者の指定 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第195号 多摩川緑地バーベキュー広場の指定管理者の指定 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第196号 王禅寺四ッ田特別緑地保全地区用地の取得 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第197号 市道路線の認定及び廃止 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第198号 有馬・野川生涯学習支援施設の指定管理者の指定 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第199号 平成28年度一般会計補正予算 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第200号 平成28年度病院事業会計補正予算 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第201号 市職員の給与に関する条例等の改正 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ × ○ × ○ ○ 第202号 市職員の給与に関する条例の改正 原案可決 ○ ○ ○ × ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第203号 平成28年度一般会計補正予算 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ × ○ × ○ ○ ●諮問 番 号 件  名 議決結果 自 公 民 共 無 (1) 無 (2) 無 (3) 無 (4) 無 (5) 無 (6) 第1号 児童手当の不正受給に係る徴収金の督促に関する処分に係る審査請求 棄却すべきものと回答 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ●議員提出議案 番 号 件  名 議決結果 自 公 民 共 無 (1) 無 (2) 無 (3) 無 (4) 無 (5) 無 (6) 第1号 市議会議員の議員報酬、期末手当及び費用弁償額並びにその支給条例の改正 原案可決 ○ ○ ○ ○ × × × × ○ ○ 可決した意見書・決議■原発事故避難者に対する住宅支援の継続を求める意見書 ■地方議会議員の厚生年金への加入に関する意見書 ■川崎市イクボス宣言を応援する決議 採択した請願(議決結果) ■川崎市内保育需要の増大に対応するため、新設保育所の4、5歳児保育室等を活用した1歳児クラスの保育所定員枠の拡大に関する請願(採択) ■JR南武線稲田堤駅の踏切(観光道踏切)の早期危険解消を求める請願(趣旨採択) ※議決した議案、可決した意見書・決議、採択した請願の本文は市議会ホームページに掲載しています。 議員の辞職 11月30日の本会議で林浩美議員の議員辞職が許可されました。 川崎市議会議員海外視察 議員海外視察は、アジア視察団、欧州視察団を編成し実施しました。 視察調査項目に関連した質問を定例会で取り上げるなど、視察の成果を市民生活や市政の発展の寄与につなげていきます。 アジア視察団 アジア視察団は4カ国を訪問し、ベトナムでは川崎港と定期航路で結ばれているハイフォン港など港湾・物流施設の視察、シンガポールでは教育施設などの視察、タイでは市内企業の海外進出状況の視察、ラオスでは日系企業の進出状況の視察などを行いました。 期間 28年10月19日から10月28日 視察先 ベトナム:ハイフォン港、ベトナム日通ハイフォンロジスティクスセンター、VSIPハイフォン工業団地、ダナン港 シンガポール:技能教育学院、早稲田バイオサイエンスシンガポール研究所 タイ:市内海外進出企業、カシコン銀行、川崎中小企業バンコク合同事務所 ラオス:VITAパーク、ラオス日本センター 参加議員 坂本茂団長ほか14人 欧州視察団 欧州視察団は2カ国を訪問し、ドイツのフランクフルトでは都市計画や交通インフラに関する視察、ベルリンでは主権者教育に関する視察、スウェーデンのヨーテボリでは地方自治の仕組みを学び、子育て施設、教育施設、障害者・高齢者施設の視察を行いました。 期間 28年11月6日から11月13日 視察先 ドイツ:フランクフルト・ラインマイン都市地域協会、VGF(市交通公社)、連邦政治教育センター スウェーデン:ヨーテボリ市役所、市立ローゼンガータン保育園、ヴィートフェルスカ高校、エルドラド知的障害者対象センター、ブロストロムゴーデン・ショートステイホーム、市立成人教育学校、イエルダス・ゴード(老人ホーム) 参加議員 嶋崎嘉夫団長ほか13人 海外視察報告書は、市議会ホームページの広報ページに掲載しています。 また、議会局やかわさき情報プラザ、各区役所においても報告書をご覧いただけます。 議会局庶務課 ☎044-200-3354 議会かわさき第112号 中村憲剛選手サイン入りグッズプレゼント 抽選で30名様にプレゼント! なにが当たるかはお楽しみ! 【応募方法】ハガキに①住所②氏名③年齢④性別⑤電話番号⑥今号でよかった記事⑦今後一面の企画記事で取り上げてほしい内容⑧「議会かわさき」への意見・感想を送付してください。 (〒210-8577 川崎市議会議会局 広報・報道担当 宛) 29年3月15日(水)必着 市議会ホームページからでも応募できます! 川崎市議会 検索 ※当選者の発表は発送をもって代えさせていただきます。 発行 川崎市議会 編集 川崎市議会議会局 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地 ☎044-200-3377 FAX044-200-3953 川崎市議会ホームページ http://www.city.kawasaki.jp/council/