The Kawasaki City Council News 議会かわさき第125号 令和2年(2020年)2月15日発行 NECレッドロケッツ KAWASAKI CITY COUNCIL CROSS TALK 議場とコートをConnect!―つなぐ― 2019/20シーズン NECレッドロケッツ スローガン「Connect ~新・信・真・心~」 かわさきスポーツパートナーであるNECレッドロケッツ所属の島村 春世(しまむら はるよ)選手と塚田(つかだ) しおり選手が、NEC玉川事業場内体育館(中原区)での練習後、インタビューに応じてくれました。川崎市議会の印象などに、山崎 直史(やまざき なおふみ)議長と花輪 孝一(はなわ こういち)副議長が迫ります! ミドルブロッカー #1 島村 春世 さん Haruyo Shimamura 川崎市立橘高等学校出身 身長182cm セッター #3 塚田 しおり さん Shiori Tsukada 川崎市立橘高等学校出身 身長175cm 選手一人一人の明るさが チームを盛り上げる 山崎議長 バレーボールを始めたきっかけは? 島村選手 ママさんバレーボールのチームで練習していた母の影響で、小学4年生のときからクラブチームに所属する形で始めました。 塚田選手 私も、島村選手とまったく一緒です。 山崎議長 「アタックNo.1(※)」世代じゃないですよね? (※1970年ごろに漫画やアニメでバレーボールブームを起こした作品の一つ) 島村選手 違いますね~(笑) 花輪副議長 漫画やアニメに感化され、たくさんの女の子たちがバレーボールを始めましたが、お二人のお母さまもそうだったのでしょうか。また、私が中学生だったころ、バレーボールで有名だった市立橘高校も思い出されます。お二人は同高のバレーボール部出身ですが、今でも橘高校は強いですよね。 島村・塚田選手 はい!! 花輪副議長 神奈川県でも有数の強豪校ですものね。ところで、先日、NECレッドロケッツさんの試合を観戦しました。手に汗握る展開の中で勝利を勝ち取り、私もうれしかったです! 選手の皆さんの掛け声に、チームの“和”を感じました。 塚田選手 選手一人一人が本当に明るいので、ピンチのときにも盛り上がれるのだと思います。 花輪副議長 試合後も、皆さんずっと笑顔だったのが印象的で、チームの雰囲気の良さがひしひしと伝わってきました。本当に素晴らしい試合を見させていただきました。ぜひまた行きたいです。 島村・塚田選手 どうもありがとうございます! お二人が語る 川崎市の魅力とは 山崎議長 お二人とも川崎にお住まいですが、市内のおすすめスポットはありますか? 塚田選手 「生田緑地(多摩区)」がいいなと思います。緑豊かで、夏にはホタルが見られるほどです。 島村選手 JR川崎駅周辺はにぎやかですが、川崎市北部にはのんびりとした風景もあり、同じ市内でも対照的。そこが川崎の良さだと思います。 花輪副議長 私も同感です。川崎は庶民のまちであり、緑豊かなまちでもありますね。 山崎議長 また、川崎はスポーツを筆頭に、芸術や文化など、多彩な魅力にあふれています。人に感動を与えられるこうした要素が、これからますます大事になっていくのではないでしょうか。多くの人にスポーツを〈観る〉〈プレーする〉楽しさを知ってもらい、それによって人々の“和”が広がれば、川崎はさらに魅力あるまちになるでしょう。 島村選手 川崎での試合は、応援してくださる方々からものすごい熱量を感じます。特に「とどろきアリーナ(中原区)」での試合は多くの来場者があり、大きな力をいただいています。そのパワーを源に私たちも頑張れています。応援してくださる皆さまには、本当に感謝しています。 案外身近なことを話し合うのが 川崎市議会 山崎議長 川崎市議会を傍聴したことは? 島村・塚田選手 まだないです…。 山崎議長 連日開催しているわけではありませんので、傍聴の機会を得るのも難しいですよね。そのような方のためにも、川崎市議会では「インターネット議会中継」や「会議録検索システム」を用意しています。パソコンやスマートフォン、タブレットで、本会議や委員会などの内容を知ることができます。このパソコンの画面に出ている「会議録検索システム」のサイトに、「バレーボール」など、気になるキーワードを入力してみてください。 島村選手 出てきました! こんなに身近な内容が取り上げられているとは、意外でした。 花輪副議長 最近では、台風第19号による浸水被害がありましたので、防災・減災にまつわるテーマが多いです。他にも、子どもや高齢者に関する問題も頻繁に取り上げられています。実は、皆さんにとって身近な要望や意見を議会に伝える手段があるんです。 山崎議長 それは「請願」、「陳情」といいます。 塚田選手 「武蔵小杉(中原区)に映画館ができるといいな」みたいなことも伝えられるのでしょうか? 花輪副議長 「◯◯があったらいいな」が初めの一歩となるので、全く問題ありませんよ。 塚田選手 そうなんですね! 今日は他にも、議長と副議長からいろいろなお話を伺い、川崎市議会さんもより多くの方に知ってもらえるような取り組みを行っていると知り、親しみを感じました。 島村選手 私たちNECレッドロケッツも、小学校でのバレー教室などさまざまな地域活動を通じ、さらなる認知度向上を目指していきます。これからも応援よろしくお願いします! 2人からのメッセージ NECレッドロケッツ V1リーグに所属するバレーボールチーム。2016/17シーズンは高い組織力と精神力を発揮し、2年ぶりの優勝を果たす。2019/20シーズンは「Connect~新・信・真・心~」をチームスローガンに掲げ、王座奪還へ挑む。 2006 SUSUMU MATSUSHITA ENTERPRISE 山崎 直史議長 花輪 孝一副議長 ぜひ傍聴にお越しください! 試合会場で選手の応援も! 2006 SUSUMU MATSUSHITA ENTERPRISE 島村選手・塚田選手からの読者プレゼントもあります!(→8面へ) 2 議会かわさき第125号 令和2年(2020年)2月15日 令和元年 第5回 定例会(11/25 ~ 12/18) 代表質問 12月4、5日の本会議では、各会派を代表する議員が、市長から提出された議案や市政の重要な事項について代表質問を行いました。その主な質問と答弁の要旨は次のとおりです。 なお、詳しい内容は市議会ホームページの「会議録検索システム」をご覧ください。 自民党 原 典之(はら のりゆき) 風水害時の避難所指定 Q想定した避難者数をより安全に、効率的かつ円滑に受け入れられることが必要だが、見解は。また収容可能者数が不足する場合には、県立高校の指定避難所への指定などが必要だが、現状と課題は。 A想定を超える避難者が見込まれる場合は、他の公共施設などを避難所として開設するなど、柔軟に対応していきたい。また県立高校の指定避難所としての指定は、地域防災計画上の各機関の活動拠点としての位置付けとの整合性の確保などの課題があることから、県教育委員会や学校、地域との丁寧な調整が必要と考えている。今後も避難行動などの啓発に努めるとともに、令和元年台風第19号に係る対応の検証などを踏まえ、より迅速かつ適切な災害対応に向けて検討していく。 災害時協定 Q台風第19号の被害に対して、協定を結んだ団体などから多大な協力があったが、詳細は。また課題と今後の取り組みは。 A土砂の撤去や災害ごみの撤去・運搬、処理、道路の清掃活動などをお願いした。また排水ポンプ車などへの燃料供給のほか、「市動物救援本部」の設置などを実施してもらうなど、さまざまな場面で多大な協力を得た。今後は、台風第19号の災害対応に係る協定の活用状況などを調査し、改めて整理を行い、実効性の確保に向けた取り組みを着実に推進していく。 台風第19号による浸水被害 Q令和元年6月に、国土交通省から「河川管理施設の操作規則の作成基準の取扱いについて」の事務連絡があり、「樋門(ひもん)(★1)ゲート操作は『順流の場合は全開、逆流の場合は全閉が原則』」などが示されている。河川からの逆流防止という点では、下水排水樋管(ひかん)のゲート操作規定にも準用すべきだったと考えるが、見解は。 A国土交通省からの通知文書は、河川管理用施設の操作規則作成基準について記載されたものだが、今後の検証の中で排水樋管ゲートの操作手順の見直しにおいても参考にしていきたい。 台風第19号に伴う生活再建支援 Q現行制度では不十分との声もあるが、今後の支援の在り方は。 A「災害救助法」による家屋の応急修理制度や「被災者生活再建支援法」による支援金支給などの支援策を利用してもらい、一日も早い生活の再建につながるよう取り組んでいる。一方、「被災者生活再建支援法」の対象外の半壊以下の住宅においても、市民などから多額の寄付を得ていることなどから、被災者に寄り添った支援の取り組みを検討していきたい。 農業被害に対する対応 Q平成30年台風第24号の被害における補助金の交付は、令和元年内をめどに払い終わるとのことだが、時間がかかっている理由は。また今後は改善につなげるための検討が必要と考えるが、見解は。 A国、県、市が協調して実施しており、対象となる申請者や施設などの詳細な要件などの調整に時間を要した。今後は、これまでの一連の調整により、甚大な台風被害に対する一定の基準が明確になったことなどから、速やかに補助金を交付できるよう適切な対応を図っていきたい。 市立高等学校改革推進計画 Q当市にとってどのような人材が普遍的に必要と考え、高校における教育施策を展開してきたのか。またその概念と第2次計画案の整合性は。 A当市の人材育成では、学ぶ意欲を大切にしながら将来の社会的自立に必要な能力、態度を養っている。第2次計画策定においても、予測困難な社会の変化に対応し、どのような未来を創っていくのか、目的を自ら考え、社会の創り手となる力を身に付けることを基本的な考え方としており、当市の人材育成との整合性は図られているものと考えている。 市再犯防止推進計画(案) Q「地域包括ケアシステム推進ビジョン」を上位概念とし、関連する計画とも連携するとあるが、推進ビジョンの一つの個別計画と捉えるべきか。また他の計画とはどういった部分で連携していくのか。 A本計画は、地域の視点から再犯防止を推進していくための行政計画である。地域における円滑な社会復帰に向けた支援を位置付ける地域福祉計画をはじめ、個別計画においてもさまざまな施策が再犯防止に資するものとなっているため、これらの施策の進捗状況を把握していく。 横浜市高速鉄道3号線延伸事業 Qこれまで3つのルート案を比較評価してきたが、今回、東側ルートが有力ルート案から有力候補に変わった。最終的なルート選定に当たって、今後どういった検討を進めていくのか。またルート選定結果の公表とその後のスケジュールは。 A最終的なルート選定に向けては、横浜市と調整を進め、令和元年度内を目途に選定し、公表していく。また選定したルートを基に、国などとの協議・調整を進め、環境影響評価や都市計画などの手続を経て、早期の事業着手を目指していく。 駅位置図・概略ルートのイメージ図 プラスチックごみ問題 Q当市が環境先進都市と呼ばれるにふさわしい都市となるための決意は。 A適正な処理に加え、海洋ごみ問題や地球温暖化対策など、総合的な観点から取り組むべき重要な課題と認識しており、今後も、環境意識の高い市民・事業者や、優れた環境技術・環境産業の集積など、当市の強みを生かしながら環境先進都市としての役割を果たしていく。 このほか、令和2年度予算編成方針、市総合防災情報システム、役割・機能の再検証の対象となった公立・公的医療機関などについて質問がありました。 共産党 石川 建二(いしかわ けんじ) 幼児教育・保育の無償化 Q朝鮮学校付属幼稚園などの外国人学校や一部の幼稚園類似施設は対象外だが、一部の自治体では、独自に外国人学校の利用者に対し同様の給付を行う救済措置を取っている。当市も外国人学校と幼稚園類似施設の利用者に対し無償化に準ずる措置を取るべきでは。 A幼児教育の重要性と子育てにかかる費用負担軽減という少子化対策の観点から、無償化を図るものである。当市では幼稚園類似施設に子どもを通わせる保護者に対し保育料などを補助してきたところであり、今後とも着実に実施していきたい。 KAWASAKIしんゆり映画祭 Q慰安婦問題を扱った「主戦場」については、一部の出演者が上映禁止を求める訴訟を起こしていることから、共催者である当市が主催者に懸念を伝えたことにより、いったんは上映見送りを決定したが、関係者から「表現の自由への公権力の介入だ」などの批判が相次ぎ、一転して最終日に上映した。当市が懸念を伝えたことが主催者への圧力になったのでは。 A主催者側からの報告に対し、当市としての意見を伝えたもので、上映作品は協定における役割分担に基づき主催者が決定したものである。 KAWASAKIしんゆり映画祭のポスター 差別のない人権尊重のまちづくり Q「市差別のない人権尊重のまちづくり条例」の第2章において、障害者差別やLGBT差別の深刻な実態を真摯(しんし)に受け止め、差別禁止規定を設けるべきでは。 A表現の自由は非常に重要なものと考えており、その制約が許容され得る顕著な事案が生じた場合においても慎重な対応が必要であることから、「不当な差別的取り扱いをしてはならない」とした。「不当な差別的取り扱い」は、正当な理由なくサービス提供を拒否したり、制限したり、条件を付けるような行為を想定しており、判断に当たっては、個別の事案ごとにその状況などに応じて総合的・客観的に判断する必要があると認識している。 国民健康保険料の差し押さえ Q児童手当や最低生活維持に必要な生活費相当分の給与の差し押さえは違法とする判決が出ているが、見解と対応は。 A児童手当または給与などのみが振り込まれる預金口座であることが明らかな場合、振り込み直後にその預金を差し押さえることが、差し押さえ禁止の範囲を定めた「国税徴収法」などに反すると確認している。当市では法の趣旨に鑑み、事前に世帯構成などを調査し、児童手当受給の有無や差し押さえ禁止額などを確認の上、差し押さえ禁止財産相当額の差し押さえはしないように執行している。 排水樋管周辺の水害 Q樋管ゲートを閉鎖し、多摩川の水位に関係なく内陸の雨水を排出できるポンプを設置していれば、台風第19号による水害を防ぐことができたのでは。 A低地がある排水区では、樋管ゲート閉鎖時に内水を排除するポンプ施設が有効だと考えている。用地の確保や多額の費用、長期間の工事を要するなど、多くの課題があるが、中長期的な取り組みとして雨水貯留管やポンプ場の整備など、抜本的な対策についても検討を進めていく。 川崎臨海部への巨額投資 Q雇用や税収を増やすためにと言って巨額な投資を行ってきたが、25年以上たって推移を見ても、当市の雇用増や税収増につながっていないことは明らかでは。 A工業統計調査では、臨海部が大きな割合を占める製造品出荷額は平成29年で4兆929億円、従業員1人当たり8758万円と政令市第1位である。また平成30年度の臨海部における法人の固定資産税は279億円、全市に占める割合は43%で、このうち償却資産分は118億円、53%であるなど、税収にも大きく貢献している。 このほか、教員の働き方、障害者施策、特別養護老人ホームの増設、(仮称)鷺沼駅前地区第一種市街地再開発事業などについて質問がありました。 用語解説 P2 ★1 樋門 排水路や支川が堤防を横断して川へ流れ込む場合に、堤防の中をトンネルのように通り抜けるもののことで、樋管ともいいます。 P3 ★2 法定外税 地方税法で定められている税目以外で、地方公共団体が独自に条例を定めて課す税のことです。 ★3 おくやみコーナー 身近な人が亡くなられた後の区役所などでの手続について説明するとともに、申請書の作成をお手伝いするなど、必要な手続を少しでも負担なく行っていただけるよう案内するコーナーのことです。 ★4 ゆうゆう広場 市内に住む小・中学生または市内の学校に通う小・中学生で、心理的な理由や様々な事情で不登校の状態になっている子どもたちを対象にし、小集団による体験活動や学習活動などを通して状態の改善を図る場のことです。 ★5 二次避難所 災害発生時に高齢者や障害者、妊産婦など特別な配慮を必要とする人がいる場合に開設する避難所のことです。 ★6 地域支援事業 要支援・要介護になる可能性のある高齢者を対象に、要支援・要介護状態になることを防止するためのサービスや、要介護状態になった場合でも、できるだけ住み慣れた地域で自立した日常生活を営むことができるよう支援するための事業のことです。 令和2年(2020年)2月15日 議会かわさき第125号 3 公明党 浜田 昌利(はまだ まさとし) 台風第19号の浸水被害と対策 Q各水門の開閉状況は適切だったのか。また運用基準は。さらに雨水貯留管やポンプ場の整備などの取り組みは。 大師河原貯留管(川崎区) A降雨の状況や多摩川の水位変動、職員のパトロールによる現地の情報などから、ゲート操作は厳しい状況の中での判断だったと考えている。排水樋管のゲートの運用基準は、操作手順に基づき操作するものとしているが、近年の気候変動に伴う雨の降り方の変化なども考慮すると、見直しが必要と考えられるため、令和元年度中に見直していきたい。またゲートの改良や移動式ポンプの配備など、即効性のある取り組みを進めていきたい。さらに中長期的な取り組みとして、雨水貯留管やポンプ場の整備など抜本的な対策についても検討を進めていく。 法定外税(★2)の導入 Q全国では各自治体の課税自主権に基づき、宿泊税や狭小住戸集合住宅税などが実施されている。当市も観光施策によるまちづくりなどを考え、検討すべきでは。 A市民に新たな負担を求めることとなることから、課税の公平性や市民負担の程度など、検討すべき多くの課題があるが、地域課題に適切に対応していくため、幅広く地方税制度について研究することは重要と考えている。今後も受益と負担の在り方を勘案しつつ、先行実施都市の事例を参考とし、法定外税の導入も含め、幅広く地方税制度の研究を進めていく。 おくやみコーナー(★3)の設置 Q検討のスケジュールについて、おおよそのめどを立てるべきでは。 A近年の高齢者単身世帯数や死亡者数の増加傾向を踏まえると、遺族の気持ちに寄り添い、負担を少しでも軽減していくことは、今後の窓口サービスとして必要な取り組みだと認識している。令和元年度は他都市調査の結果などを踏まえ、当市における取り組みの方向性について検討しているが、窓口のレイアウトや混雑期も含めたサービス提供体制などの課題もあるため、令和2年度以降のスケジュールも含め、引き続き検討していく。 就職氷河期世代への就職支援 Q「キャリアサポートかわさき」で支援を強化することを検討すべきでは。 A厚生労働省の委託事業である地域若者サポートステーション事業に当市が独自に臨床心理士によるカウンセリングなどを加え、「コネクションズかわさき」として一体的に実施し、若年者の職業的自立支援に取り組んでいる。現在、国においては、地域若者サポートステーションの対象年齢の拡大などに向けて検討しており、当市としても国の取り組みと連携し、きめ細やかな就業支援に努めていきたい。 ICTを活用した自宅学習 Qゆうゆう広場(★4)やフリースクールなどとの連携を強化し、不登校でも安心して学び、進学できるような体制の整備が必要だが、現状と今後の取り組みは。 Aゆうゆう広場などで実施している「不登校家庭訪問相談」に登録している児童生徒を中心に、希望に応じて利用できるようにしており、本人や保護者の安心感につながっている。今後も本人の意思を十分に尊重し、一人一人に合った学びができるよう支援の充実に努めていく。 再生可能エネルギーの拡大 Q技術革新により、創エネ・省エネ・蓄エネ機器の小型化が進んでおり、当市として再度導入推進を強化すべきでは。 A機器導入に対する補助事業を実施しており、適宜対象品目や補助金額の見直しを図りながら制度設計を行っている。令和元年度は、共同住宅用補助金について、太陽光発電の導入を条件に、補助対象機器の拡充などを図った。今後も社会状況の変化や環境配慮技術の開発動向などを踏まえながら、取り組みを推進していく。 このほか、教育施策、パートナーシップ制度、若者施策、議案第157号市差別のない人権尊重のまちづくり条例の制定などについて質問がありました。 みらい 林 敏夫(はやし としお) 各区災害対策本部の権限強化 Q区長の情報収集力の機能強化の向上についての見解は。また各区の実情に合わせた対応が可能となるよう、災害時における各区の権限強化も検討すべきでは。 A自主防災組織や消防団など、地域団体とのさらなる連携強化により情報収集機能の強化に努めていく。また地域防災計画では、人的被害の発生を未然に防止するため、市長に要請するいとまのないときは、市長に代わって避難勧告などを発令する権限などを有している。台風第19号の検証の中で、区本部の権限が発揮できる環境整備なども進めていきたい。 ペットとの同行避難 Q当市の考え方と避難所で対応に当たる担当者や市民への周知は。 A台風第19号ではケージに入れることを条件に可能としたが、衛生面やアレルギー面など、今回の避難所開設や運営で見えてきた課題を取りまとめる予定である。また避難所開設や運営の検証を行い、緊急的な避難と早期の避難生活など、それぞれの状況におけるペットの取り扱いについて当市の考え方を取りまとめ、庁内研修や防災啓発冊子などを活用して、職員や市民に分かりやすく周知を図りたい。 中原区上丸子山王町地域の浸水被害 Q平成29年台風第21号の床上9棟などの浸水被害の教訓をどう生かしてきたのか。 Aパトロール強化による下水管内の水位測定や地元町内会への迅速な情報提供とともに、浸水被害を軽減するためのハード的な施設整備にも取り組んでいる。今回の台風第19号では、降雨の状況、多摩川の水位変動や気象予報などに加え、職員のパトロールによる現地情報などから、ゲート操作は大変厳しい状況の中での判断だったと考えている。今回の浸水に関する検証をしっかり行うとともに、ゲート操作の見直しや施設の高度化などを検討し、同様な事態においても被害を最小化できるよう取り組んでいく。 川崎河港水門の浸水被害 Q浸水被害を防げるよう改修の検討を行うとともに、水門閉鎖時に下部からの水の流入が発生していないか、船着き場の水を排出して閉鎖状況を確認すべきでは。また周辺の公有地も含めて有効活用するなど抜本的な改善を検討すべきでは。 A原因を究明するため水門閉鎖時の堤防との高さの関係などの調査を行い、ゲートのかさ上げなどを検討していく。また今後の水門の在り方などを、国や水門利用者、地元関係者などと検討していく。 川崎河港水門(川崎区) 多摩川水系流域の浸水被害 Q早期に治水安全度の向上を図るべく、 河川のしゅんせつと樹木などの撤去を行う必要があるが、現状と今後の対応は。 A現在、関係機関と協議を始めたところであり、今後、各河川管理者と連携し、現況調査などを行っていく。また「多摩川・鶴見川・相模川流域大規模氾濫減災協議会」などの場を通じて他の流域自治体と情報共有し、治水安全度の向上を目指して国に対して要請を行っていきたい。 市立井田病院(中原区)の再編 Q令和元年9月に厚生労働省から、再編統合の議論が特に必要として公表された424の公立・公的病院リストに井田病院が名指しされたことで、困惑と混乱が広がっている。今後どのように井田病院の機能と役割を説明していくのか。 A井田病院は、地域の中核病院として大変重要な役割を担っているが、「市立井田病院公的医療機関等2025プラン」では、人口増と高齢化に伴う医療需要の増加にも対応し、引き続きこうした役割を果たしていくとしている。今後、厚生労働省の要請内容を確認した上で、改めてプランの検証を行い、「川崎地域地域医療構想調整会議」で井田病院の役割・機能と必要性をしっかりと説明していく。 このほか、台風被害における災害協定、被災者の支援、指定管理者制度における運用の課題、横浜市高速鉄道3号線の延伸事業などについて質問がありました。 チーム無所属 大西(おおにし) いづみ 台風第19号の検証 Q今後の検討状況の見える化を進めるべきでは。また予算や権限を一元的に担える「危機管理局」の設置を検討すべきでは。 A災害に強い安全・安心なまちづくりを進めるに当たり、議会や市民などとも一体となって推進する必要があると考えている。令和2年2月中旬には議会や市民へ検討項目や課題などの中間報告を行い、令和元年度末までに当市の考え方などを検証報告として分かりやすく示していく。また今回の経験や反省を次に生かすことが重要と考えており、関係局区が自律的に取り組みを進め、有機的な連携が図れるよう、より一層強化を図っていきたい。 要援護避難者への支援 Q二次避難所(★5)が開設されるまでの間にどのようなことを準備しているのか。また台風第19号での配慮は。さらにこの情報をどのように周知していくのか。 要援護者を想定した訓練 A「避難所運営マニュアル」では、要援護者を優先的に受け入れる場所を検討するなど、以後のケアを適切に受けられるよう記載しており、台風第19号では約半数の避難所が要援護者スペースの確保を行った。またこうした取り組みは要援護者に分かりやすく伝える必要があるため、日頃から要援護者に携わっている関係局区が中心となり、周知を行っていく。 介護保険制度 Q要介護1と2の人の介護給付が地域支援事業(★6)になった場合、同様のサービスを供給できると考えているのか。また訪問介護の生活援助と通所介護が地域支援事業に移行することへの見解は。 A次期制度改正に向け、「持続可能な制度の構築・介護現場の革新」の観点から、国で要介護1と2の人を地域支援事業の対象とすることについて議論されており、令和元年12月に予定されている取りまとめ内容を注視していきたい。 子育て世代支援 Q市外に転出した子育て世帯に対する住まいのアンケートの結果と、令和3年度の就学前児童の人口推計をどう分析するのか。また今後の子ども施策の展開は。 A国全体での少子化の進展や、住宅の広さなどを求めての転出の超過などにより就学前児童数が減少すると見込んでおり、今後も子育て世代にとって魅力あるまちづくりに努めていきたい。また社会情勢の変化や子育て世代の多様なニーズを適切に把握しながら、子どもの成長発達の段階に応じた切れ目のない支援を総合的に推進していく必要があると考えている。 このほか、職員の危機意識の共有、臨時的任用職員等の災害時の動員体制、福祉サービス第三者評価事業、児童虐待、市政だよりなどについて質問がありました。 4 議会かわさき第125号 令和2年(2020年)2月15日 令和元年 第5回 定例会 (11/25 ~ 12/18) 一般質問 12月13、16、17、18日の本会議では、市政一般について51人の議員が質問を行いました。その主な質問と答弁の要旨は次のとおりです。(発言順) なお、詳しい内容は市議会ホームページの「会議録検索システム」をご覧ください。 12月13日……………………… 自民党 中原区 吉沢 直美(よしざわ なおみ) 台風第19号による浸水被害 Q被災地では、市政に対する信頼が揺らいでいるが、信頼回復に向けた対応は。 A被災した人の痛みに真摯に向き合いながら説明責任を果たすとともに、今後も自助・共助・公助が一体となった災害に強いまちづくりに向けて取り組んでいく。 手話ダンス Q教育現場においても福祉教育の一環として取り入れるべきでは。 A福祉の学習の一環として集会活動などでも取り組める事例であると考えているため、今後、各学校へ紹介していく。 共産党 中原区 市古 次郎(いちこ じろう) 台風第19号の検証 Q排水樋管ゲートを閉めた場合の浸水の面積などを明らかにすべきと考えるが、どのようなシミュレーションを行うのか。 A浸水範囲などの再現が可能となるシミュレーションを活用して、さまざまなケースでの浸水状況を確認していきたい。 平間駅前踏切の改善 Q遮断時間の改善や改札口の新設など、JR東日本との協議の進展は。 A遮断時間の短縮については、立地特性を踏まえて検討していると聞いているが、他の対策も連携して取り組んでいく。 公明党 中原区 川島 雅裕(かわしま まさひろ) 被災時の情報収集の在り方 Q市民と連携した情報収集の在り方を提言してきたが、見解と今後の取り組みは。 A自主防災組織などに協力してもらうことは有効であり、次期総合防災情報システムの更新に向けて検討していく。 特別養護老人ホーム入居申し込み Q申請前後の疑問や不安の声に応えるFAQをホームページに設けることについての見解と今後の取り組みは。 A家族や関係機関からの問い合わせもあることから、今後、当市ホームページなどにFAQを掲載していきたい。 みらい 幸区 田村 京三(たむら きょうぞう) 避難所の確保 Q避難所をどのように確保していくのか。 A設置箇所や受け入れ体制など、課題も多岐にわたるものと考えているため、さまざまな視点から検討していきたい。 山王排水樋管(中原区) Q台風第19号では、遅くとも水位が6メートルに達するまでにはゲートを閉鎖するのが本来の運用方法であり、設備ではなく運用方法の不備ではなかったのか。 Aゲートの諸元から想定すれば、6メートル程度までであれば開閉が容易に行えると設計されていた可能性が考えられる。 チーム無所属 中原区 重冨 達也(しげとみ たつや) 市立川崎病院(川崎区)の経営改善 Q人員配置に向けた必要な投資の検討についての見解は。 A経営調整会議などで、医療体制や職員定数などの議論を進め、庁内合意を図るとともに、「総合計画実施計画」や「市立病院中期経営計画」に反映させていく。 児童虐待の未然防止 Q出産後の困り感を受け取れる新生児訪問の時期を早めて、3カ月児健診より前に行うような形を検討すべきでは。 A3カ月児健診前までに全戸を訪問することについて検討していきたい。 自民党 多摩区 上原 正裕(うえはら まさひろ) 南武線駅アクセス向上等整備事業 Q稲田堤駅の進捗状況は。 A令和元年5月に、住民に対して隣接ビルの解体などに関する工事説明会を開催し、令和2年2月ごろの完了に向けて解体工事を進めている。 近隣自治体との連携 Q他都市との連携についての取り組みは。 A地域の多様な課題を一自治体の持つ強みだけで解決することは難しくなっており、相互の課題解決などに向けた取り組みを推進するため、引き続き他都市との連携に基づく取り組みを進めていきたい。 共産党 多摩区 赤石 博子(あかいし ひろこ) 多摩区堰の雨水幹線の開口部 Q泥水の噴出があり、閉じてほしいとの訴えがあるが、直ちにふさぐべきでは。 A台風第19号で雨水の噴出が確認されたことを踏まえ、令和2年の出水期までの対策の実施に向け、調整を行っている。 区役所通り(多摩区)の暫定歩道 Q車椅子なども通れず、高齢者の転倒事故も起きている。直ちに改善すべきでは。 A地元商店会などから利用しづらいとの意見があることから、現在改善に向けた検討を進めており、令和2年度に工事を実施していく。 公明党 川崎区 浦田 大輔(うらた だいすけ) 防犯カメラ付き自動販売機 Q大阪市では、市有地に自動販売機を設置する場合に、防犯カメラ付きを条件としているが、当市でも導入すべきでは。 A犯罪の抑止などにつながる有効な手段だと考えているため、今後、事業者へのヒアリングや関係局での調整を踏まえ、導入について検討していく。 視覚障害者誘導用ブロック Qアゼリア地下街(川崎区)の公共性に鑑み、当市として敷設すべきでは。 Aバリアフリー化の一層の促進のため、要望などを事業者に伝えていく。 歩道上に設置された視覚障害者誘導用ブロック みらい 麻生区 鈴木 朋子(すずき ともこ) 映画「主戦場」上映を巡る問題 Qなぜ今年だけ選定に関わり、懸念を伝えることになったのか。 A主催者から、「上映差し止めを求める裁判になっている」などの報告があり、上映への懸念を伝えた。これまでにこのような事前の報告を受けたことはなかった。 ペットとの同行避難 Q関係局で連携した取り組みが必要では。 A関係する局区で情報共有や相互連携を図ることが必要だと認識しており、台風第19号で見えてきた避難所などの課題と併せて検証を行い、取り組んでいきたい。 自民党 川崎区 本間 賢次郎(ほんま けんじろう) 海上自衛隊との連携 Q東扇島(川崎区)での連携の在り方と船舶に関する対応力向上への取り組みは。 A海上自衛隊の知見も得ながら、港湾施設を活用し、より実践的な訓練などを通じた災害対応力の強化を進めていきたい。 東海道川崎宿起立400年 Q令和5年に向けて、地域資源を生かしたPRを行うことについての見解は。 A「三角おむすびレシピコンテスト」の優秀作品の商品化を行うほか、公開講座として「川崎宿大学」を開講してきた。今後も地域資源の発信に取り組んでいきたい。 三角おむすびレシピコンテスト 共産党 川崎区 片柳 進(かたやなぎ すすむ) 川崎区役所と支所の機能・体制 Q高齢者などへ有効な対処策が取れないのであれば、支所の届け出申請業務を区役所に一元化する計画を改めるべきでは。 A来庁以外の方法による手続の導入や身近な支所で手続などの相談ができるよう、関係局区で連携して取り組んでいく。 富士見公園(川崎区)のプール Qこれまでも安価な利用料のプールを再編すべきと求めてきたが、見解は。 Aサウンディング型市場調査結果を踏まえ、民間活力導入に向けた取り組みの中で、プールの在り方を検討していきたい。 公明党 高津区 平山 浩二(ひらやま こうじ) 地域特性に応じた交通課題 Qバス利用が不便な地域での取り組みは。 Aコミュニティ交通の導入に向け技術的な助言や運行実験などの支援を行っており、本格運行地区には車両購入費に加え、高齢者割引補助などの支援を行い、持続可能な地域交通の取り組みを進めている。 送電塔や電柱などの倒壊リスク Q健全性や安全性のチェックは。 A管理者である東京電力から定期的に確認を行っていると聞いている。今後も設備の安全な管理などが適切に行えるよう、各ライフライン事業者と連携していく。 みらい 川崎区 飯塚 正良(いいづか まさよし) 首里城(那覇市)への復興支援 Q再建に向けた思いは。 A友好都市として、市議会や「川崎沖縄県人会」と連携して募金や寄付の呼び掛けを行っている。息の長い支援を続け、交流と相互理解を深めていきたい。 佐藤惣之助詩歌碑(那覇市)の移設 Q工事の概要は。 A那覇市では、令和2年度の実施に向けて取り組んでおり、最終的な移設候補地や説明板の設置については、沖縄県と調整を行っているが、着工や竣工時期は、まだ確定していないと聞いている。 無所属 宮前区 添田 勝(そえだ まさる) 動産の耐震補強状況の確認 Q介護認定調査員などからの情報を関係局区でシェアすることについての見解は。 A新たな業務としては困難であると考えているが、住居の安全への配慮は重要であるため、研修などの場で家具転倒防止事業などの対策の情報を周知していく。 家具転倒防止事業のチラシ 相続人不明の土地・家屋への課税 Q今までどのような対応をしてきたのか。 A相続登記が行われていないことにより、相続人が判明しない場合は、被相続人の戸籍などの調査を尽くした上で、特定できる場合には、相続人に課税している。 令和2年(2020年)2月15日 議会かわさき第125号 5 12月16日……………………… 自民党 多摩区 各務 雅彦(かがみ まさひこ) ふれあい子育てサポート事業(★1) Q必要性や重要性を再認識し、予算配分などを抜本的に見直すべきでは。 Aさまざまな手法を検討するとともに、子育て世代のニーズなどを把握しながら、地域での子育て支援の相互援助活動が一層推進されるよう取り組んでいきたい。 高齢者外出支援乗車事業 Q他都市と比べ当市が最善を尽くしているとは言えないが、見解は。 A移動が困難な人には「おでかけGo!(★2)」や「福祉有償運送事業(★3)」により、高齢者の福祉の増進を図っている。 共産党 川崎区 後藤 真左美(ごとう まさみ) ワンルーム形式集合住宅 Q指導要綱(★4)逃れと言わざるを得ない物件があることを認識しているのか。 A要綱の対象とならない物件のうち、ごみ置き場や駐輪場などを設けていない事例があることは認識している。今後は、他都市の事例などを調査・研究していく。 南部防災センターの在り方 Q市民の啓発施設だった当初の運営方針に沿った施設に改善すべきでは。 A現在は地域の防災拠点として位置付けている。「備えるフェスタ」などで、引き続き防災知識の啓発に努めていく。 南部防災センター(川崎区) 公明党 宮前区 田村 伸一郎(たむら しんいちろう) 市営住宅駐車場の有効利用 Q新たな手法を検討して、一層の利便性の向上に取り組むべきでは。 A従来のコインパーキングに加え、令和2年度以降の駐車場シェアリングサービスの導入を検討している。 市営住宅のコインパーキング 養護施設入所者の健康管理 Q健康診断などでの検査項目の拡大を実施するなど、早期発見・早期治療の環境整備を図るべきでは。 A検査について協力医療機関などに助言を求めるなど、がん検診などの必要な項目の検討を、各施設に働きかけていく。 み ら い 中原区 押本 吉司(おしもと よしじ) 山王排水樋管の操作手順 Q平成31年4月の改定時の議論について、当時の職員からの正確なヒアリングと検証を行うことについての見解と対応は。 A議論内容をヒアリングなどにより確認するとともに、総合的判断の判断要素の見直しを行うなど、適切に改定していく。 台風第19号の検証 Q議会などへの報告などの在り方や意見公募の手法などについての見解と対応は。 A市民に意見を聞き、必要に応じて検証にも反映するとともに、議会や市民に対して適切な情報提供に努めていきたい。 チーム無所属 幸区 秋田 恵(あきた めぐみ) SDGs未来都市(★5) Q具体的な取り組みは。またその財源にプロモーション費用などが含まれるのか。 A市民や事業者向けの啓発イベントなどを実施してきたが、企業からの協賛金や企画調整事務経費で対応した。 川崎国際環境技術展 Q来場者の内訳は。またセミナー参加者の反応をどのように分析しているのか。 Aビジネス層が約8割で一般層は約2割となっている。またおおむね好評を得ており、参加企業などの主体的な取り組みにつながる機会になったと考えている。 自民党 幸区 野田 雅之(のだ まさゆき) 幸市民館・図書館のトイレ Q改修の優先順位についての見解は。 A大規模改修の実施時期などを踏まえた総合的な視点から、改修を進める優先順位を設定し、早期に対策が必要な施設については、速やかにトイレの快適化に向けた取り組みを進めていきたい。 幸市民館・図書館のトイレ 避難所環境の向上 Qアコーディオンカーテン(★6)の扉のトイレがあるが、今後の取り組みは。 A学校では、令和4年度までに便器の洋式化などの快適化工事を完了する予定であり、引き戸などへの改修も行っていく。 共産党 中原区 大庭 裕子(おおば ゆうこ) 加齢性難聴 Q悪化するとうつ病などが進み、介護が必要になることもあると捉えているのか。 A認知症などの疾病への影響や、介護との関連性について明確に示されていないため、国の研究結果を注視していきたい。 女性の雇用の実態 Q正確に把握し、施策を行うべきでは。 A毎年1回、「市労働状況実態調査」を実施しており、さまざまな視点から実態把握に努めている。今後とも、労働状況の実態を適切に把握し、市内で働く人の視点に立った施策の推進を図っていきたい。 公明党 多摩区 河野(こうの) ゆかり 防災会議(★7) Q看護協会や栄養士会などからの専門知識を生かした配置が望まれるが、見解は。 A専門委員による部会を設置し、協議結果などを諮ることも可能であるため、内容に応じて参画をお願いしていきたい。 市立看護短期大学(幸区)の4年制化 Q専門看護師や認定看護師の養成についての見解は。 A医療の高度化などに的確に対応し、地域包括ケアシステムの構築に資する看護人材の養成を目的としており、4年制大学設置の認定後に検討していきたい。 みらい 多摩区 露木 明美(つゆき あけみ) 市教育会館(中原区)の浸水被害 Q台風第19号の被害を受け、使用できない状況となっているが、今後の対応は。 A電源設備などの更新が必要であるため、最も効果的な整備手法を検討し、スピード感を持って取り組んでいく。 教職員と区職員の連携 Q避難所開設の際の役割分担など、どのように避難所の運営に当たったのか。 A教職員は市民からの問い合わせや施設管理に係る対応を、区職員は避難者の受け付けや案内などを行いながら、相互に協力して運営に当たることとしている。 自民党 中原区 末永 直(すえなが なお) 建築紛争の防止・解決 Q行政の一層の取り組みが必要では。 A図面の見方など、専門的で分かりにくい内容を丁寧に説明し、住民と事業者間の話し合いが適切に行われるよう努めてきた。今後も法令などを踏まえ、相互理解が図られるよう努めていく。 (仮称)西加瀬プロジェクト Q今後のスケジュールと取り組みは。 A令和4年度の工事着手、令和6年度の工事完了を予定しており、町内会などを通じ地域との情報共有を図りながら検討を進めるよう、事業者に指導していく。 (仮称)西加瀬プロジェクト土地利用イメージ図 共産党 多摩区 井口 真美(いぐち まみ) 三沢川の浸水対策 Q今後の県との協議では、水門の操作規則も作成するところまで行うべきでは。 A大丸用水が三沢川に流入する箇所の水門は県により設置されたが、今後、浸水被害を踏まえた操作規則の作成などを、県などの関係機関と連携して進めていく。 事前に予測できる風水害の避難 Q車の避難場所について検討すべきでは。 A配慮が必要な人にとって車の重要性も課題として見えてきたことから、今後は徒歩での避難を原則としつつ、状況に応じた対応が図れるよう検討していきたい。 用語解説 P5 ★1 ふれあい子育てサポート事業 育児の援助を行いたい人(子育てヘルパー会員)と育児の援助を受けたい人(利用会員)が、それぞれ「ふれあい子育てサポートセンター」に会員登録をし、会員同士で育児援助活動を行う制度のことです。 ★2 おでかけGo! 要介護3以上で、身体機能の低下などにより他の交通機関の利用が困難な人に対して、車椅子用リフト付き車両を配備し、送迎を行う高齢者外出支援サービス事業のことです。 ★3 福祉有償運送事業 高齢や障害などの理由で公共交通機関を一人で利用できない人に対して、NPO法人や社会福祉法人などの移動サービスで通院や通学などの日常的な外出、レジャーなどの趣味的な外出を支援する制度です。 ★4 指導要綱 「市ワンルーム形式集合住宅等建築指導要綱」のことで、ワンルーム形式の住戸の数が第1種と第2種低層住居専用地域については10戸、その他の用途地域については15戸以上のワンルーム形式集合住宅などを対象としており、自転車置場やごみ置場などの基準について規定しています。 ★5 SDGs未来都市 SDGs(「Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標」の略)の理念に沿った基本的・総合的取り組みを推進しようとする都市・地域の中から、特に、経済・社会・環境の三側面における新しい価値創出を通して持続可能な開発を実現するポテンシャルが高い都市・地域のことです。当市は令和元年7月に選定されました。 ★6 アコーディオンカーテン アコーディオンの蛇腹のように伸縮して開閉するカーテン状の仕切りや扉のことです。 ★7 防災会議 「災害対策基本法」に基づいて、都道府県と市町村に設置される組織のことです。自治体の首長を会長とし、地域防災計画の作成・実施の推進を図り、地域の防災関係機関が行う防災活動を総合的に調整します。 6 議会かわさき第125号 令和2年(2020年)2月15日 公明党 高津区 春 孝明(はる たかあき) 避難所の段ボールベッド Q各区に1カ所でも用意すべきでは。 A災害時協定に基づき展開期に移行した4日目以降に調達することとしているが、避難者の健康維持は早期から必要だと認識しており、初動期から創意工夫を重ねた支援活動を行うように努めていく。 地域安全マップの作成 Q危険意識の啓発のために、子どもたちを作成過程に参画させることも重要では。 APTAや警察とも連携し、今後開催する学校安全研修などで周知するなど、各学校での取り組みを促進していく。 みらい 高津区 堀添 健(ほりぞえ けん) 読書通帳(★8)の導入 Q検討を進めるべきと考えるが、課題は。 A市立図書館の魅力の向上につながり、最も効果的なサービス形態を整理していく必要があり、形態によっては市図書館総合システムの大幅な改修が必要となる。 武蔵溝ノ口駅周辺の客引き行為 Q南口の商業施設前では目に余る状況が続いているが、取り組みは。 A毎月現地調査を実施し、高津警察署へ情報提供している。今後も県警察と、より一層の連携を図り、客引き行為などの防止に向けた取り組みを推進していく。 無所属 中原区 松川 正二郎(まつかわ しょうじろう) 第三者による台風第19号の検証 Q公正・公平さを担保するための考えは。 A第三者の選定に当たっては、公平な意見や助言を求める必要から、学識経験者や国の研究機関などから選定し、その選定理由も公表していきたい。 キッズゾーン(★9) Q保育園や幼稚園周辺の道路の安全点検の結果と対応状況は。 A市内858施設のうち対策が必要な箇所は174カ所で、結果は県を通じて国に報告し、関係機関に対してガードレールの設置などの対策案を作成し要望を行った。 12月17日……………………… 自民党 川崎区 山田 瑛理(やまだ えり) JR川崎駅中央通路の安全 Q令和元年11月に実施した化学テロ災害対応訓練のようなものに、当市委託の警備員も参加し、平時からの連携や駅などの営業時間外の動きも確認すべきでは。 化学テロ災害対応訓練 A今後、災害時の対応訓練に警備員が参加できるよう取り組んでいく。 ダブルケア(★10) Qダブルケアについての見解は。 A今後とも川崎らしい都市型の地域包括ケアシステムの構築を進める中で、複数の課題を抱える家庭に対する支援についても取り組んでいきたい。 共産党 幸区 渡辺 学(わたなべ まなぶ) 地域包括支援センターの職員給与 Q県内政令市や東京都23区と比べて低いのであれば引き上げる必要があるのでは。 A職員1人当たり、当市は555万円、横浜市548万円、相模原市594万円、大田区640万円となっており、近隣他都市の動向などを踏まえて検討していく。 市内電機大企業の人員削減計画 Q企業から情報提供があった際、どのような意見や要望を伝えたのか。 A指導監督権限のある神奈川労働局からの確認などに基づき実施される対策について、規模などの情報交換を行っている。 公明党 幸区 かわの 忠正(ただまさ) スーパー堤防(★11) Q完成までのスケジュールは。 A令和2年度から建物の解体工事などに着手し、その後、土地区画整理事業、公共施設整備事業の段階的な施工により、令和8年度の完了を予定している。 生涯現役促進地域連携事業(★12) Q当市の参加についての見解は。 A高齢者雇用を促進している企業への支援などについて、関係機関との連携・協議が必要だと考えているため、高齢者の社会活動などの促進が図られるよう、一層就労支援の取り組みを進めていきたい。 みらい 麻生区 木庭 理香子(こば りかこ) 市民に伝わる広報 Qアプリの活用も、広い世代や他都市の人に当市の取り組みを知ってもらう良い機会になると考えるが、見解は。 A今後も多数あるアプリなどのそれぞれの効果を検証しながら導入を進めていく。 市民の移動手段 Q区ごとの特性に応じた地域の足の確保について、どのように進めていくのか。 AMaaS(★13)の社会実験なども踏まえ、多様な主体と連携し、地域特性に応じた持続可能な地域交通の充実に向けた取り組みを進めていく。 チーム無所属 多摩区 吉沢 章子(よしざわあきこ) 地域の見守り活動 Q講習会開催の検討経過は。 A令和元年11月、各学校長宛てにスクールガードリーダーを活用しながら、PTAや地域ボランティアを対象とした講習会などを開催するよう依頼した。 多摩区の台風第19号の検証 Q今後の対応は。 A避難所運営会議などの機会を活用し、地域住民の意見を得ながら、これまで以上に効果的かつ円滑な避難所運営の実現に努めるとともに、今回の経験を、職員の人材育成にも生かしていきたい。 自民党 宮前区 矢沢 孝雄(やざわ たかお) 犬蔵交差点の安全対策 Qどのような対策が図られるかについての見解と今後の取り組みは。 A歩車分離式信号機を導入しても、交差点処理への影響はないとの解析結果を踏まえ、歩行者の安全性向上などに向け、引き続き交通管理者と協議を行っていく。 各種行政手続の簡素化 Q全庁的な取り組みが必要だが、見解は。 A利便性の向上が図られるよう、業務の確実性を確保しながら、業務プロセスの見直しやICTの活用など、事務の効率化に向け全庁的に取り組みを進めていく。 共産党 高津区 宗田 裕之(むねた ひろゆき) リニア中央新幹線のトンネル工事 Q地権者に説明し、了承を得たのか。 A当市としては、地権者をはじめ周辺住民に対して丁寧な説明を行うよう、引き続きJR東海に対して求めていく。 市営四方嶺(よものみね)住宅(高津区)跡地利用 Q令和4年に開設予定の特別養護老人ホームは二次避難所として利用できるのか。 A設置運営法人の募集要項において、災害時要援護者への支援に関する取り組みについて協議・確認を行いながら連携して対応することを要請しており、今後、二次避難所として協定を締結していく。 特別養護老人ホームの完成イメージ図 みらい 川崎区 林 敏夫(はやし としお) 臨港道路東扇島水江町線の整備 Qアプローチ部分の道路線形について、橋脚の形状によっては各企業への動線に影響を来すと想定されるが見解と対応は。 A現在、事業主体の国が交通管理者や周辺企業の意見などを踏まえて検討していると聞いている。今後も国と連携して令和5年度の完成に向けて取り組んでいく。 臨港道路東扇島水江町線の完成イメージ図 消防団への救助用ボートの配置 Q万が一に備え、幸区と川崎区の消防団への配置を訴えたが、取り組み状況は。 A各消防団の意見を踏まえ「消防団強化対策検討委員会」で検討する予定である。 自民党 中原区 原 典之(はら のりゆき) 地域における子育て活動 Qどのような支援が考えられるのか。 A地域子育て自主グループ支援事業などにより活動費の助成を行うほか、活動の情報発信や講演などの支援を行っている。 区役所の浸水対策 Q区役所の電源設備は幸区役所を除き、地下に設置されていると聞くが、見解は。 A非常用電源設備を屋上などに設置しているが、台風第19号の浸水被害を踏まえ、区本部機能に多大な影響を生じる可能性を懸念しており、現在、区本部の代替施設を確保すべく検討を進めている。 共産党 高津区 小堀 祥子(こぼり しょうこ) 平瀬川と多摩川の合流部の対策 Q短期的な浸水対策の検討内容は。 A多摩川の管理者である国や平瀬川の管理者である神奈川県との協議・調整が必要であることから、令和2年の出水期までに被害を低減できる対策の実施について、引き続き、国や県と検討していく。 二子排水樋管(高津区) Q出口に土砂が堆積しているが、このまま雨季を迎えるつもりなのか。 A堆積した土砂は二子排水樋管の排水機能に支障がないよう、多摩川を管理している国と連携し、対応を図っていく。 無所属 多摩区 三宅 隆介(みやけ りゅうすけ) 高齢者福祉施設からの救急搬送 Q重症ではない患者の救急搬送が増加しているが、こうした押しつけ救急の詳細な実態把握が必要だと考えるが、見解は。 A九都県市首脳会議でも協議し、課題の共有などを行いながら、国への要望事項などの共同研究を行うこととしている。 川の治水対策 Q三沢川と多摩川の合流地点には排水施設がなく、平瀬川には水門すらないという異常事態が続いているが今後の計画は。 A引き続き、国や県と連携し、より効果的な浸水対策を検討していきたい。 12月18日……………………… 自民党 中原区 松原 成文(まつばら しげふみ) Q見解と保護者への要望などは。 A安全面や健康面にも配慮しながら、ふさわしい服装で式に臨むことが大切だと考えているため、各学校に周知していく。保護者には、式典の趣旨を理解の上、子どもたちの門出を一緒に祝ってほしい。 資源物の持ち去り行為 Q今後どのような対応や対策を行うのか。 A不安感などの意見もある上、集積所の散乱などは問題であるため、行為者への声掛けなど、取り組みを強化していく。また条例化などを検討していきたい。 令和2年(2020年)2月15日 議会かわさき第125号 7 共産党 麻生区 勝又 光江(かつまた みつえ) 学校敷地内の雨水貯留施設 Q設置状況を急ぎ調査・掌握し、関係部署で共有しておく必要があるのでは。 A台風第19号の状況も踏まえ、今後、適宜設置状況の調査を行い、関係部署で情報を共有していく。 教員の長時間労働の解決 Q教職員事務支援員や部活動指導員、留守番電話を早急に全校配置すべきでは。 A教職員の負担軽減を図る上で有効であるため、留守番電話を市立中学校に配置するとともに、教職員事務支援員や部活動指導員の充実に向けて取り組んでいく。 公明党 幸区 沼沢 和明(ぬまざわ かずあき) 避難所のエレベーター Q障害者などのために、ハザードマップにエレベーターの有無を表記すべきでは。 A台風第19号の検証の中で、エレベーター情報の追加や、要援護者への情報伝達の在り方についても、検討していく。 民有地の植栽などへの対応 Q「道路法」に基づく沿道区域指定(★14)で、措置命令などによる迅速な対応が可能となるが、条例制定についての見解は。 A他都市の取り組み状況や当市の道路環境、法改正の趣旨を踏まえ、条例制定の有効性を調査・検討していきたい。 みらい 高津区 岩隈 千尋(いわくま ちひろ) 不登校児童生徒への支援 Q文部科学省が学校復帰を無理に求めない方針の文書を発出したが、学校現場に対して改めて周知を徹底すべきでは。 A今後の教職員の研修などにおいて、さらなる周知・徹底を図っていく。 いじめ案件への対応 Qいじめ案件などについては緊張感を持って対応するよう求めるが、見解は。 A一つ一つの事案に対して真剣に向き合い、一人一人の児童生徒を取り巻く環境が改善するよう、緊張感を持って取り組みを進めていく。 チーム無所属 麻生区 月本 琢也(つきもと たくや) KAWASAKIしんゆり映画祭 Q今回の上映中止に関し、共催者として、映画祭を行う市民をサポートすべきでは。 ANPO法人が主催し、市民スタッフの活動により支えられているイベントであるため、主催者と意見交換を行い、必要な支援や協力を行っていきたい。 少子化対策 Q多子世帯支援を中心に検討すべきでは。 A国や他都市の取り組みなども参考にしながら、令和3年度予定の「第2期市子ども・若者の未来応援プラン」の策定作業に向け、取り組みを検討していく。 自民党 多摩区 橋本 勝(はしもと まさる) 二ヶ領用水宿河原線 Q遊歩道の経年劣化が目立つが、対応は。 A転落防止柵の破損箇所に立ち入り禁止のテープを張るなど、安全性の確保に努めている。今後は「市河川維持管理計画」に基づき、景観などにも配慮しながら補修を行うなど、維持管理していく。 立ち入り禁止のテープが貼られた転落防止柵 滞納債権対策 Q強化債権への取り組みは。 Aコールセンターの開設などにより、強化債権全体の収入未済額が縮減している。今後も市民負担の公平性の確保などに向け、全庁を挙げて収入確保に努めていく。 共産党 宮前区 石川 建二(いしかわ けんじ) 災害時の道路上の障害物 Q自然災害によるものは、原因者に負担を求めないことが適切では。 A「不可抗力を原因として、他の要因によらないことが明らかな場合には、費用負担命令を行わない」との国の通知を踏まえ、弁護士などの見解を聞いていく。 鷺沼駅周辺再編整備 Q市民への丁寧な説明についての見解は。 Aこれまでも市民周知などを行ってきたが、引き続き宮前区全体の発展に資する取り組みであることを周知するなど、より多くの市民に伝わるよう努めていく。 公明党 宮前区 山田 晴彦(やまだ はるひこ) 終活(★15)支援事業 Q経済的に困窮している人への対策が重要と考えるが、見解と取り組みは。 A重要だと認識しているため、効果的な手法について、他都市の事例なども参考にしながら検討していきたい。 市立病院の待ち時間対策 Qスマートフォンを活用した待合番号表示などのシステム導入の進捗状況は。 Aアプリで外来の待ち状況が確認でき、順番が近づくと通知が届くシステムを平成30年度に市立多摩病院(多摩区)で導入した。今後順次拡大を検討していきたい。 みらい 宮前区 織田 勝久(おだ かつひさ) 鷺沼駅周辺再編整備 Q信号箇所や道路の拡幅などの見直しは。 A道路などの改編に伴う交差点の集約化や周辺道路の右左折レーンの設置など、円滑な交通流の確保を図っていく。 高齢者特別乗車証明書などの改善 Q色分けの工夫など、運転手がもっと識別しやすい表示に改善できないのか。 A路線バス事業者などの意見を聞きながら、「第8期かわさきいきいき長寿プラン」の策定に当たり、高齢者の外出支援の在り方を総合的な観点から検討していく中で、併せて取り組んでいきたい。 高齢者特別乗車証明書 自民党 宮前区 石田 康博(いしだ やすひろ) 英国代表チーム事前キャンプ Qサポーターの活動環境や熱中症対策などの環境整備を講じる必要があるのでは。 Aユニホームの提供や一定額の交通費の支給、休憩室の設置、飲料水の提供、冷風機の導入などを検討している。 犬蔵交差点の安全対策 Q歩車分離を行った際の交通環境に及ぼす影響は。 A歩車分離式信号機の導入を検討してきたが、交差点処理への影響はないとの解析結果が得られたことから、現在、交通管理者と協議・調整を行っている。 犬蔵交差点 みらい 麻生区 雨笠 裕治(あまがさ ゆうじ) 横浜市高速鉄道3号線延伸ルート案 Qまちづくりの明確な視点をある程度示した上で計画しなければ、住民の理解は得られない。現実に即した説明があってしかるべきでは。 A市民への情報提供は重要と認識しており、都市計画などの手続を進める中で、説明責任を果たしていきたい。 柿生駅前南地区市街地再開発事業 Q今後1年間の取り組みは。 A権利者の理解を得ながら、一体となって取り組むことが重要であり、円滑な事業推進が図られるよう取り組んでいく。 自民党 高津区 大島 明(おおしま あきら) 防犯カメラの設置 Q事件の解明や犯人逮捕に極めて有効であることから、溝口駅周辺などに防犯カメラを早急に設置すべきでは。 A地元関係団体などによる検討の場を設け、速やかに対応を検討していきたい。 特定屋外喫煙場所(★16)の設置 Q区役所庁舎における特定屋外喫煙場所の設置について、検討内容と進捗状況は。 A各区役所とともに検討したが、喫煙場所を設置するための要件を満たす適切な場所を確保することは難しく、設置していない状況である。 用語解説 P6 ★8 読書通帳 借りた本の名前や感想などを記録しておける読書記録のことです。 ★9 キッズゾーン 未就学児が日常的に集団で通行する経路の安全を守るため、歩道の拡充を図ったり、車両の通行を規制したりする地帯のことです。 ★10 ダブルケア 子育てと親の介護に、同時に直面する状況のことです。 ★11 スーパー堤防 現在の堤防の高さの30倍程度の幅を緩やかに盛土し、どのような洪水が発生しても壊れることのない幅の広い堤防のことで、高規格堤防ともいいます。多摩川下流部では、川崎区の多摩運河付近から、幸区戸手4丁目北地区を含む国道1号多摩川大橋付近までが整備区間として位置付けられています。 ★12 生涯現役促進地域連携事業 人生100年時代を見据え、働く意欲のある高齢者が培った能力や経験を生かし、生涯現役で活躍し続けられる地域の仕組みづくりのために、厚生労働省が実施している事業です。 ★13 MaaS 「Mobility as a Service」の略で、鉄道やバスなどによる「移動」を1つの「サービス」として捉える新たな概念です。当市は小田急電鉄と連携し、新百合ヶ丘地域でスマートフォンアプリ「EMot」を利用した実証実験を行っています。 P7 ★14 沿道区域指定 「道路法」第44条では、道路管理者は、沿道から道路に及ぼされる落石や倒木などを防止するために、条例に定める基準により、一定の区域を沿道区域として指定することができるものとしています。指定された区域内では、土地などの管理者に落石などを防止するための対策を取る義務が課せられるとともに、損害を防止するために特に必要がある場合は、道路管理者は危険を防止するための措置を命ずることができます。平成30年4月の法改正で、命令を受けた土地などの管理者への損失補償の規定が追加されました。 ★15 終活 人生の終末を迎えるに当たり、延命治療や介護、葬儀、相続などについての希望をまとめ、準備を整えることです。 ★16 特定屋外喫煙場所 区役所などの第一種施設の屋外の場所の一部のうち、当該第一種施設の管理権原者によって区画され、受動喫煙を防止するために「健康増進法施行規則」で定める必要な措置がとられた場所のことです。厚生労働省令において、「喫煙をすることができる場所が区画されていること、喫煙することができる場所である旨を記載した標識を掲示すること、施設の利用者が通常立ち入らない場所に設置すること」とされています。 8 議会かわさき第125号 令和2年(2020年)2月15日 令和元年 第5回 定例会 11/25 ~ 12/18 主な活動状況 本会議 11月25日 市長提出議案の説明、分割議案(議案第156号、第187号及び第190号)に対する議事 常任委員会 11月25日 分割議案の審査 本会議 11月27日 分割議案の委員長報告、採決 12月4、5日 各会派による代表質問 常任委員会 12月6、9日 市長提出議案などの審査 本会議 12月12日 委員長報告、討論、採決など 12月13、16、17、18日 一般質問 議案の賛否状況(各会派別)(○は賛成、×は反対) 市長提出議案 自…自民党 共…共産党 公…公明党 み…みらい チ…チーム無所属 無…無所属 無所属 (1)松川正二郎議員 (2)添田勝議員 (3)三宅隆介議員 番 号 件  名 議決結果 自 共 公 み チ 無 (1) 無 (2) 無 (3) 第155号 附属機関設置条例の改正 原案可決 ○ ○ ○ ○ ※1 ○ ○ ○ 第156号 市職員の給与に関する条例等の改正 原案可決 ○ ○ ○ ○ × ○ ○ ○ 「議案第156号 川崎市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について」に対する修正案(チーム無所属提出) 否  決 × × × × ○ × × × 第157号 差別のない人権尊重のまちづくり条例の制定 原案可決 ○ ○ ○ ○ ※1 ○ ○ ○ 議案第157号に対する附帯決議案 原案可決 ○ × ○ ○ ※2 ○ ○ ○ 第158号 個人市民税の控除対象となる寄附金を受け入れる特定非営利活動法人を定める条例の改正 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第159号 無料低額宿泊所の設備及び運営の基準に関する条例の制定 原案可決 ○ × ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第160号 災害弔慰金の支給等に関する条例の改正 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第161号 児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例の改正 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第162号 幼保連携型認定こども園の学級の編制、職員、設備及び運営の基準に関する条例の改正 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第163号 家庭的保育事業等の設備及び運営の基準等に関する条例の改正 原案可決 ○ × ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第164号 特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準に関する条例の改正 原案可決 ○ × ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第165号 市営住宅条例の改正 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第166号 特定公共賃貸住宅条例の改正 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第167号 当せん金付証票発売の限度額 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第168号 浮島処理センター基幹的設備改良工事請負契約の締結 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第169号 東住吉小学校校舎増築その他工事請負契約の締結 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第170号 都市計画道路殿町羽田空港線ほか道路築造工事請負契約の変更 原案可決 ○ × ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第171号 県道高速横浜羽田空港線等に関する事業の変更の同意 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第172号 市道路線の認定及び廃止 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第173号 (仮称)南部学校給食センター整備等事業の契約の変更 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第174号 (仮称)中部学校給食センター整備等事業の契約の変更 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第175号 (仮称)北部学校給食センター整備等事業の契約の変更 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第176号 市民プラザの指定管理者の指定 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第177号 とどろきアリーナの指定管理者の指定 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第178号 総合研修センターの指定管理者の指定 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第179号 中原老人福祉センターの指定管理者の指定 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第180号 南部リハビリテーションセンターの指定管理者の指定 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第181号 北部地域療育センターの指定管理者の指定 原案可決 ○ × ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第182号 葬祭場の指定管理者の指定 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第183号 ヒルズすえながの指定管理者の指定 原案可決 ○ × ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第184号 富士見公園の指定管理者の指定 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第185号 緑化センターの指定管理者の指定 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第186号 市営霊園の指定管理者の指定 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第187号 令和元年度一般会計補正予算 原案可決 ○ ○ ○ ○ × ○ ○ ○ 「議案第187号 令和元年度川崎市一般会計補正予算」に対する修正案(チーム無所属提出) 否  決 × × × × ○ × × × 第188号 令和元年度一般会計補正予算 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第189号 令和元年度自動車運送事業会計補正予算 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第190号 令和元年度一般会計補正予算 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第191号 令和元年度一般会計補正予算 原案可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ※1 賛成3人、退席2人 ※2 賛成2人、反対1人、退席2人 諮問 第2号 下水道使用料の徴収に関する処分に係る審査請求 棄却すべきものと回答 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 議員提出議案 第4号 市議会議員の議員報酬、期末手当及び費用弁償額並びにその支給条例の改正 原案可決 ○ × ○ ○ × ○ × ○ 可決した意見書 ● 再編統合等に向けた公立・公的医療機関等の公表等の見直しを求める意見書 ※議決した議案、可決した意見書の本文は市議会ホームページに掲載しています。 川崎市議会ニュース 横浜市会の横山正人議長が義援金を持参されました  令和元年10月25日、横浜市会の横山正人議長(写真左)が、当市への「令和元年台風第19号に伴う横浜市会議員義援金」を持参されました。 沖縄県那覇市議会の久高友弘議長が市議会を 訪問されました  令和元年12月18日、沖縄県那覇市議会の久高友弘議長(写真右)が当市議会を訪問され、山崎議長が「首里城再建に向けた義援金」を手渡しました。 川崎市賀詞交換会を開催しました  令和2年1月7日、市と市議会による「川崎市新年賀詞交換会」をミューザ川崎シンフォニーホールで開催し、山崎議長と花輪副議長が関係者に挨拶しました。 川崎市議会高校生議会を開催しました  令和2年1月18日、今回で3回目となる「川崎市議会高校生議会」を開催しました。当日は市立高校の生徒31人が参加し、5つの委員会に分かれて議論を行い、協議結果を「私たちの提言案」として取りまとめ、本会議で採決しました。当日の詳しい内容は、5月1日発行の「議会かわさき」第126号でお知らせします。 川崎市議会トピックス 市議会テレビ座談会「予算の審議を前に」のお知らせ tvk(テレビ神奈川)で、令和2年度予算案について各会派の代表者が見解などを語りますので、ぜひご覧ください。 令和2年3月1日(日)20:00~20:55 議長・副議長の主な出席行事 (令和元年10月~12月) ……………………………………令和元年10月………………………………… 5日(土) 第78回川崎市制記念多摩川花火大会 26日(土) ボルチモア市との姉妹都市提携40周年記念ジャズライブ ……………………………………令和元年11月………………………………… 2日(土) 第42回かわさき市民祭り開会式 19日(火) 第34回川崎市全町内会大会 ……………………………………令和元年12月………………………………… 2日(月) 川崎浮世絵ギャラリー~斎藤文夫コレクション~開館記念 オープニングセレモニー及び内覧会 14日(土) 川崎市長杯争奪2019国際トランポリンジャパンオープン このほか、各種行事に出席しています。 令和2年1月3日にtvk(テレビ神奈川)で議長・副議長の「新春対談」が放映されました。 本編はこちらから ご覧いただけます。→ (左から)田中碧tvkアナウンサー 山崎議長、花輪副議長 島村春世選手&塚田しおり選手サイン入りグッズプレゼント 【応募方法】ハガキまたは市議会ホームページで 【記載内容】①住所 ②氏名 ③年齢 ④電話番号 ⑤今号でよかった記事 ⑥今後の一面の企画記事で取り上げてほしい内容 ⑦「議会かわさき」への意見・感想 (〒210-8577 川崎市議会議会局 広報・報道担当 宛) 令和2年3月16日(月)必着 ※ホームページでの応募はこちらから→ ※当選者の発表は発送をもって代えさせていただきます。 内容はお楽しみに♪ 会派の解散 ・令和2年1月31日付けでチーム無所属川崎市議会議員団が解散し、所属していた秋田恵議員、重冨達也議員、大西いづみ議員、吉沢章子議員、月本琢也議員は無所属となりました。 およよんからのお知らせ ・次の定例会は2月17日(月)から開かれます。 ・次号の「議会かわさき」は5月1日(金)に発行予定です。 発行 川崎市議会  編集 川崎市議会議会局 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地 ?044-200-3377 044-200-3953 川崎市議会ホームページ http://www.city.kawasaki.jp/council/ 川崎市議会 検索