【新型コロナ】高齢者福祉施設等の対応専用ページ
1 はじめに
高齢者福祉施設等の従業員・利用者に感染が確認された場合は、次の手順に沿って速やかに対応を開始してください。
(1)全体像の把握と報告
現在の状況を、次の高齢者施設等施設調査票に入力していただき、当所あて提出してください。LoGoフォームは、パソコン・FAXが利用できない場合で感染者数4人以下のときにご利用ください。
≫ 提出方法
次のいずれかの方法で提出をお願いします。
- 電子メール 73eisei@city.kawasaki.jp
※メールの場合、添付ファイルはzipファイルとしてパスワードを付してお願いします。 - FAX 044-965-5204
- LoGoフォーム https://logoform.jp/form/FUQz/120878外部リンク
【LoGoフォーム:利用規約外部リンク・プライバシーポリシー外部リンク】
≫ 提出様式
高齢者施設等施設調査票
2 感染拡大の防止
(1)施設の消毒
次の関連記事の手順に沿って、感染者が利用した場所・設備について、それぞれ適切な消毒剤等を使用して消毒を実施してください。使用する消毒剤の情報なども関連記事のリンクをご確認ください
関連記事
- 新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)外部リンク
新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について、現在わかっていることがまとめられています。
(2)施設の区分管理
施設のうち感染者の入所区域と濃厚接触者の入所区域を区分(ゾーニング)して、次の感染拡大防止対策を開始してください。
- 担当従業員の専任化
- 衛生器材の補給
- 感染性廃棄物を区分した区域内で処理
- 食事や入浴、交流エリアへの立入りを一時的に休止(個室管理で対応)
通所施設の場合は、複数の感染者が確認された時点で施設の一時休止などの対応の開始を検討してください。
関連記事
- 神奈川県新型コロナウイルス感染対策指針(医療・福祉編)外部リンク
福祉施設での感染対策については、1|基本的な考え方、4|高齢・障碍者施設等の感染対策などをご確認ください。
- 高齢者施設内で新型コロナウイルス感染症の感染者・濃厚接触者・疑い患者が発生した際の「ゾーニング」の考え方(横浜市)外部リンク
3 健康状態の把握と対応
(1)嘱託医等との感染者の検査・治療方針の確認
感染者の急増に伴い、入院病床が逼迫している場合は、症状が安定しているときは施設内での経過観察をお願いすることがあります。患者が急変した場合に備えて、次の対応をご準備ください。
≫ SpO2の低下・脱水傾向の方
- 医療的ケアが可能な施設の場合は、酸素投与や点滴など入院以外の対応をご準備ください。
≫ 症状が急変した方
- 意識障害がある方
- SpO2が低下し、93%以下の方
- 高熱が続き、水分摂取ができず、ぐったりしている方
- 連絡先:神奈川県コロナ119番(045-285-1019、受付:24時間)
- 119番救急要請(新型コロナウイルス感染症患者であることを必ずお伝えください。)
≫ 入院が必要な方
- 新型コロナウイルス感染症発生届(診断した医師が作成・提出)(PDF形式,248.03KB)
- 次の内容を記載したサマリー(入院先・搬送の調整に使用)
- 施設名、担当者氏名、連絡先電話番号
- 患者氏名(フリガナ)、住所、連絡先、性別、年齢、生年月日
- 発症日、陽性確定日、検査方法
- 確認事項 患者へ入院を伝達していること
- 入院希望理由
- 既往歴、かかりつけ医療機関、5年以内の入院歴
- 自立・車いす・寝たきりの別、入院搬送時の座位保持、介護認定区分、認知症、問題行動(徘徊、暴力等)
- 新型コロナウイルスワクチン接種歴
- 現在の症状、酸素状態、体温、脈拍、血圧、呼吸数
- 点滴・酸素投与等、気管挿管・人工呼吸器装着を含むなどの希望する治療
- 透析医療機関、血液透析・腹膜透析の別、透析導入医療機関、透析クール、最終透析日
- キーパーソン 氏名、続柄、住所、連絡先
≫ 重症化予防のための中和抗体療法
- 高齢者施設への往診調整等(神奈川中和抗体チーム、045-285-0851、9:00~17:00)
(2)健康観察対象者の療養中のサポート
≫ 高齢者施設入所中の方の療養期間
≫ 毎日の健康観察
- 毎日の健康観察は、定期的に施設宛ての電話連絡により実施します。問い合わせがありましたらご対応いただきますようお願いします。
- 次に該当する方を対象に健康観察を実施します。
- 65 歳以上の者
- 入院を要する者
- 重症化リスクがあり、コロナ治療薬の投与又は新たに酸素投与が必要と医師が判断する者
≫ パルスオキシメーターの貸与
- 施設入居中の健康観察対象者の方で、毎日の健康観察で血中酸素濃度を測定するパルスオキシメーターが必要な場合は、健康観察の電話連絡の際にお申し出ください。
関連記事
- 新型コロナウイルス感染症の患者に対する療養期間等の見直しについて外部リンク
高齢者施設に入所している有症状の方は、発症日から10日間経過し、かつ、症状軽快後72時間経過した場合に11日目から解除可能となります。
- 自宅・宿泊施設療養のおおまかな流れ(神奈川県)外部リンク
高齢者施設入所中の陽性者の方の療養期間のご案内。
4 濃厚接触者の対応
(1)濃厚接触者・接触者のリストアップ
≫ リストアップの手順
次のリストアップ表を利用し接触状況を確認して、濃厚接触者及び濃厚接触者以外の接触者のリストアップを実施してください。
感染が拡大した場合など、当所へ提出いただくことがありますので、施設において整理しておいてください。
≫ リストアップ表
接触状況の確認シートをご使用いただき、接触者のうち濃厚接触者に該当するかどうかを確認してください。人数把握やその後の発症状況等を管理するため濃厚接触者・接触者リストシートをご使用ください。
濃厚接触者・接触者のリストアップ表
(2)濃厚接触者の健康観察等の開始
≫ 毎日の健康観察の手順
次の健康観察票を必要に応じて利用して、対象となる方の健康観察を開始してください。
すでに症状がある方・健康観察期間中に発症した方は、速やかに医療機関を受診してください。かかりつけ医にご相談いただくか、川崎市新型コロナウイルス感染症コールセンター(044-200-0730、受付:24時間)の案内により対応してください。
複数の感染者が確認された場合は、関係する従事者がPCR検査などを受けるよう対応を開始してください。
≫ 健康観察票
気になる症状があらわれ医療機関の受診をご希望の場合には、速やかに【川崎市新型コロナウイルス感染症・ワクチン接種コールセンター】へ問い合わせ、受診医療機関の案内を受けていただくようお願いします。健康観察は、患者との最終接触日の翌日から7日目まで実施をお願いします。
新型コロナウイルス感染症患者の接触者における健康観察票
5 施設の対応
(1)施設従業員の増強の対応開始
新型コロナウイルスは感染しやすいため上記の対応を速やかに開始する必要があります。また、感染者や濃厚接触者は、居宅等での療養や待機が求められます。
施設での感染終息まで業務を継続するために、応援スタッフの確保を速やかに開始してください。
(2)所管課への報告
所管課へ速やかに感染状況を報告し、必要な場合は今後の運営や可能な支援について速やかに相談してください。
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- 介護事業所等における新型コロナウイルス感染症への対応等について
川崎市高齢者事業推進課ホームページ
お問い合わせ先
川崎市 麻生区役所地域みまもり支援センター(福祉事務所・保健所支所)衛生課
電話:044-965-5163
ファクス:044-965-5204
メールアドレス:73eisei@city.kawasaki.jp
住所:〒215-8570 川崎市麻生区万福寺1丁目5番1号
【祝休日・開庁時間外】
川崎市 新型コロナウイルス感染症・ワクチン接種コールセンター
電話:044-200-0730(受付:24時間)