P01 さいわい広報特別号 2016(平成28)年3月18日 [編集・発行]幸区役所 〒212-8570 川崎市幸区戸手本町1-11-1 幸区役所まちづくり推進部企画課 TEL044-556-6612  FAX 044-555-3130 http://www.city.kawasaki.jp/saiwai/ ◆第5期 区民会議の提言がまとまりました!  暮らしやすいまちの実現を目指して、区民の代表が集まり、さまざまな取組を進めている第5期区民会議。2年間の活動内容などについて紹介します。 【自転車事故ゼロ部会】 審議テーマ:自転車通行環境の改善 提言:自転車交通事故の発生が懸念される交差点等について、路面表示やカーブミラーの設置等による、自転車通行環境の改善を図る 審議テーマ:自転車利用者の意識改善 提言1:自転車の交通ルールについて、様々な広報媒体を活用した効果的な周知・啓発活動の一層の推進 提言2:主に高齢者を対象とし、地域活動団体との連携による、自転車シミュレーター等の機器を活用した「体験型」の交通安全教室の実施 写真キャプション ・自転車事故の防止のヒントになると思います(阿部委員) ・現地調査をもとにした、良い提言ができました(西野委員) ・自転車交通ルールを守ってもらうことを願っての提言です(原委員) 【地域力で暮らしやすいまち部会】 審議テーマ:誰もが暮らしやすいまちの実現 提言:誰もがいつまでも住み慣れた地域で安心して暮らしていくため、これからの地域包括ケアシステムの構築につながる、地域住民が主体となった取組を 支援し、自助・互助の意識の醸成を図る 審議テーマ:地域コミュニティの活性化 提言:地域コミュニティの更なる活性化に向けて、町内会・自治会の効果的な取組事例を広く紹介するなど、地域への支援の一層の推進 写真キャプション ・地域で抱える問題についての解決策の一例を提言しました(伊藤委員) ・暮らしやすいまちづくりの基本となるものだと思います(小野委員) ・地域の支え合い活動に役立つ内容になったと思います(成川委員) ◆第5期 区民会議フォーラムを開催しました  2月20日(土)に、区役所でフォーラムを開催し、提言の内容を発表しました。会場の皆さんとの活発な意見交換などもあり、有意義な一日となりました。 写真キャプション ・シミュレーション機器体験 ・シール投票 ◆あなたも委員になってみませんか 第6期区民会議委員募集 区民会議で話し合いながら、住み良いまちを目指して取り組みます。 募集人数:4人(予定) 募集期間:4月1日〜5月18日 任  期:平成28年7月1日〜30年6月30日(2年間) 会  議:全体会議3回、部会8回程度(年間) 委員報酬:全体会議(8,000円/回)、部会(2,000円/回) 応 募 先:応募要件、申込方法等の詳細は、区役所企画課までお問い合わせください。 写真キャプション ・いろいろな人と出会える有意義な機会だと思います(神谷委員) ・幸区のことをもっと知ることができます(松井委員) ・住み慣れた幸区が一番と誇れるような提言を一緒に考えてみませんか(楢林委員) ・活発な発言を通じて提言をまとめていきます P02・03 ◆区民会議って何をするの?  暮らしやすいまちを目指して、区民の皆さんが地域課題の解決のために調査審議をする会議です。 委員長:区民会議を代表し、会務をまとめます。 副委員長:委員長を補佐します。 参与:市議会議員、県議会議員が、会議で必要な助言をします。 委員:団体推薦・公募・区長推薦の委員20人以内で組織します。 写真キャプション ・地域に貢献できる良い機会です(飯島委員) ・地域の課題が改善されれば、住みやすいまちになります(大澤委員) ◆区民会議における課題解決の流れ 【区民会議】 ・課題の把握(地域の状況や課題について意見交換) ・課題の選定(調査審議する課題やテーマを選定) ・解決策の検討(解決策や取組の担い手などを検討)  幸区では、全ての委員が出席する「全体会議」と、審議テーマごとに分かれて調査審議する「専門部会」の2つを設け、検討してきました。 ↓ 審議結果 ↓ 【課題解決の取組】 提言を区長に報告します。区長は、区民との協働の推進、関係機関との連携等により、暮らしやすい地域社会の形成に努めます。 ↓ 問題の解決 ◆これまでの提言を踏まえた取組内容 写真キャプション ・夢見ヶ崎公園への案内サインの設置 ・自転車ルール順守の呼びかけ(川崎フロンターレとの連携) ・「スケアード・ストレート」方式の交通安全教室(スタントマンが交通事故を再現) ◆第5期区民会議委員名簿(部会別、50音順) <自転車事故ゼロ部会> 阿部法弘、飯島忠男、大澤義和、押山兼二、近藤多恵、佐々木繁、西野恭一、原紀代子 <地域力で暮らしやすいまち部会> 青木晴彦、伊藤善通、小野 偉、神谷 修、佐藤例藏、高橋 希、楢林照江、成川慎一、西本マルドニア、藤井照美、松井節子、村田清子 写真キャプション 提言が、いろいろな取組として実現しています ◆自転車事故ゼロ部会  「自転車の交通安全対策」を審議テーマとして、自転車通行環境や自転車事故の発生状況の把握、自転車ルールの周知方法の検討などを中心に、調査審議を行いました。 【自転車事故の発生状況を調査しました】 事故の発生箇所を「見える化」  幸警察署から情報提供を受け、区内における自転車事故の発生箇所を地図上に落とし込みました。 【区内道路の危険箇所調査を実施しました】 事故発生箇所を実際に歩いて調査  把握した事故発生箇所を中心に、南河原地区、御幸地区、日吉地区で現地調査をしました。 写真キャプション ・現場を見ることで事故状況を実感できました ・現地調査をすることで、机上では気付かない危険箇所や問題点を発見することができ、大変有効でした(佐々木委員) 【体験型高齢者交通安全教室を実施しました】 実際に体験して交通ルールを再確認  「自転車シミュレーター」等の機器体験をしてもらうなど、参加者一人ひとりに合わせた、キメ細やかな、高齢者向けの交通安全教室を実施しました。 写真キャプション ・素早い動きができるかチャレンジ ・もっと大勢の方に体験してもらいたいです(近藤委員) ・参加者の方から大変好評でした(押山委員) ◆道路整備の現場から ?幸区道路公園センター?  事故発生箇所の調査では、委員の皆さんと一緒に現場を回り、たくさんの発見をしました。  市では「自転車通行環境整備実施計画」に基づいて、自転車通行環境の改善を図っているところですが、提言を踏まえて、さらに整備を推進していきます。 写真キャプション ・幸区道路公園センター整備課 土木整備係長 新西一秀 ・自転車通行環境整備実施計画 ◆地域力で暮らしやすいまち部会  地域における見守り・支え合いの体制づくりには、町内会・自治会を中心とした地域力の向上が必要と考え、「誰もが暮らしやすいまちの実現」「地域コミュニティの活性化」を審議テーマに調査審議を行いました。 【関係団体へのヒアリングを実施しました】 町内会・自治会 鋼管通2丁目町内会(川崎区)  「さまざまな形での見守り活動を実施している」「日常の活動の中で、高齢者等と良い関係が築け、さまざまな情報が集まってくるようになった」といったお話がありました。 くぬぎ台団地自治会(横浜市)  「エアコン清掃や網戸の交換などで、一括契約により比較的安価に信頼できるサービスを利用できるようにした」といった、高齢者世帯の多い団地ならではのお話がありました。 地域包括支援センター  「高齢者の些細な変化の把握には地域の方が頼りになる」「地域包括ケアシステムを、自分のこととして理解してもらうには、町内会・自治会の協力を得ることが効果的」といったお話がありました。 障害者相談支援センター  「防災訓練などをきっかけに、地域住民と障害者が交流できる場が作れるとよい」「障害者の普段の生活状況について、周囲から情報を得られれば、その後の支援に活かせる」といったお話がありました。 写真キャプション ・地域を良くしたいと頑張っている姿や現場の声は、大変勉強になりました(村田委員) ・地域包括支援センターなどについてあまり知らない人もいるので、知名度アップに貢献したいと思います(佐藤委員) 【地域コミュニティ活性化の事例調査をしました】  市内及び他都市の町内会・自治会における、地域コミュニティの活性化につながる取組事例の調査をし、7つの視点に整理しました。 1 高齢者の暮らしやすさ  見守り助け合いネットワーク 鋼管通2丁目町内会(川崎区) 2 子育てのしやすさ  大山ママさんサポートセンター 大山自治会(立川市) 3 地域住民の交流促進  清掃活動や小学校との関係構築による交流 戸手中部町内会九十九会(幸区) 4 安全・安心の確保  災害時を見据えた資金確保と防災協定締結 くぬぎ台団地自治会(横浜市) 5 加入のメリットに直結する取組  共同購入の仕組み くぬぎ台団地自治会(横浜市) 6 身近に感じることのできる取組  「何でも相談会」の取組 光が丘第三アパート自治会(練馬区) 7 加入・参加しやすい環境づくり  人材バンク(様々な技術を持つ人のリスト化) 大山自治会(立川市) 写真キャプション ・調査内容を、町内会・自治会の魅力を発信する広報に活かして欲しいと思います(藤井委員) ・いろいろな地域の活動事例があるので、ぜひ参考にして欲しいです(高橋委員) P04 ◆御幸公園梅香事業がスタートしました!  幸区の北側に位置する小向一帯は、明治時代に梅の名所として有名になり、観梅のため明治天皇が行幸(御幸)された歴史があります。「御幸」や「幸区」の名称は、このことに由来しています。  幸区役所では、郷土の歴史の継承と、地域資源を活かした取組を、区民と協働で実施する「御幸公園梅香事業」を進めています。 ◆御幸公園梅香事業推進会議  地元の町内会や老人クラブ、子ども会、企業、観光協会、区役所職員等がメンバーとなっている「御幸公園梅香事業推進会議」を立ち上げ、今後の取組の内容について検討を進めています。 写真キャプション さまざまな意見が出てきます ◆今後の予定  市制100周年となる、2024(平成36)年に向けて、梅の植樹により梅林を復活させる取組をはじめ、地域住民や企業等と連携した企画・イベントを開催していく予定です。また、園内の散策路の整備を行うなど、幅広い世代が憩い集える環境づくりを進めていきます。 ◆歴史コラム その1 なぜ小向一帯に梅が植えられていたの?!  暴れ川として有名な多摩川はたびたび氾濫し、江戸時代の後半、川崎市域の村々は平均すると、6年に一度は大洪水に見舞われ、その度に農作物に深刻な被害が出ていました。  そこで小向一帯で注目されたのが梅でした。梅は多少の浸水があっても収穫できる作物だったので、人々は梅の栽培に取り組み、やがては梅干として江戸にも出荷されるようになり、貴重な収入源にもなっていたそうです。 その2 行幸を記念した石碑のヒミツとは?!  昭和に入り、明治天皇が行幸の際に渡られた橋が修復されました。その際に、もともと橋に使用していた古い石柱(橋板)が発掘されたことから、地元の有志により、この石柱を使って昭和15年に「明治天皇御幸之蹟碑」が建立されました。  この碑は、幸町交番付近の府中街道沿いに現存していますので、ぜひ見に行ってみてください。 ◆イベントを満喫!春の夢見ヶ崎 動物をより身近に感じられます。 春の動物園まつり 日時:3月21日(祝)10時〜15時 場所:夢見ヶ崎公園 内容:動物リレーガイド、バックヤードツアー、シマウマ・ヤギ餌やり体験、動物ふれあいコーナー、野鳥クイズコーナー、コンサートコーナー、竹とんぼづくり体験コーナーなど 問合せ:夢見ヶ崎動物公園 TEL588-4030 FAX 588-4043 写真キャプション もぐもぐ食欲旺盛! スマートフォンアプリで動物図鑑を作ろう  スマートフォンのカメラ機能で、自分だけの動物図鑑を作成するアプリを紹介します。  問合せ:区役所企画課 TEL556-6612 FAX 555-3130 桜の咲く季節に開催する、年に一度のお祭りです。 さくらフェスタ日吉 日時:3月19日(土)、20日(日)10時〜15時 場所:日吉合同庁舎 内容:2日間共通:料理屋台、作業所製品販売、作品展示、フリーマーケット、リユース図書・雑誌の配布(リユースは9時半から) 19日(土):南加瀬中学校吹奏楽部の演奏、バルーンアート体験、昔遊び、朗読など 20日(日):幼稚園児・小学生の歌、ハンドメイドフラワー、茶道体験など ※事前に整理券が必要なイベントがあります。詳細は日吉分館で配 布中のチラシをご覧ください。 問合せ:日吉分館 TEL587-1491 FAX 587-1494 写真キャプション 楽しいイベントが盛りだくさん