オリジナル「ふれあい歌集」で、好きな歌を歌えばもっと仲良しに
お楽しみの歌の時間の前に、ちょっとティーブレイク。ボランティアスタッフが心をこめて作ったお菓子や漬け物をお茶請けに、お茶や甘酒を飲みながらゆったりと過ごします。
ここで知り合った髙橋さんと小山さんにお話を聞くと、「ふれあい会があって、ほんとによかった。いいお友達もできたし」と笑顔でお話ししてくれました。
プログラムの最後は、参加者お待ちかねの歌の時間です。この会独自で集めた「ふれあい歌集」を見ながら、みんなで合唱します。「港町十三番地」「春の小川」から始まり、〜一度限りの人生だ 大事にしようよこの命♪〜と歌う星影のワルツの替え歌「幸せワルツ」など、全6曲を歌いました。皆さん大きな声で気持ちよさそうに歌っていました。
髙橋さん(左)と小山さん
歌の時間は佐藤さんが立って音頭をとります
何かをしてあげたい、元気にしたい、がこの活動の原動力
目黒さんが「ふれあい会」を始めたのは、今から15年前のこと。市から、一人暮らしの高齢者を集めて何かできないかと自治会に依頼があり、委員だった目黒さんが中心に立ち上げました。最初は予算もつかず、スタッフでフリーマーケットに出店して運営資金を集めるなど、苦労も多かったようですが、「スタッフが本当によくやってくれるので、助かっています」と目黒さん。この日も、設立時からのスタッフである持田さんや内村さん達の手作りのお惣菜が並んでいました。
活動していて思い出に残っているエピソードを目黒さんに聞いたところ、次のようにお話ししてくれました。団地に住む妹さんの世話をするために、毎週逗子から通っていたお姉さんが、「妹はふれあい会に参加してから、見違えるように元気になった。ふれあい会がどんなところか見てみたい」と訪ねて来られたことがありました。お姉さんは、会の活動を見て、感謝の気持ちを込めて即興で歌をつくって披露してくれました。目黒さんは、今でもその歌を大切にしているそうです。
団地の小さな集会所で毎回10名ほどの参加者が集まり、スタッフもいっしょに大きな家族のようになって、みんなで支えあう。そんな素敵な“場”には、まだまだ心がほっこりするようなエピソードがたくさんありそうでした。
代表の目黒さんを真ん中に設立スタッフの持田さん(左)と内村さん
取材を終えて
今回は取材というよりも、一参加者として「ふれあい会」のレクリエーションを楽しませていただきました。参加なさっている方、ボランティアスタッフの方、地域包括支援センターの方、皆さんひとつの家族のようで、とても和やかな雰囲気の集まりだなと感じました。また、暖かい雰囲気のお陰で、私もすぐに馴染むことができました。
カルタ取りでは読み手をやらせてもらい、いっしょに楽しい時間を過ごせました。懐かしい歌や楽しい替え歌を集めた「ふれあい歌集」は、私たちの活動にもすぐに役立ちそうなので、参考にしたいと思いました。
楽しい時間と心のこもった美味しいおやつ、ありがとうございました。
(野川ひまわり 宮田)
ふれあい会のことをもっと知りたい
- 活動場所:上作延団地集会所
- 活動日時:毎月第3水曜(8月はお休み)
活動日の1週間程前から団地内の4ヶ所の掲示板にお知らせを掲示 - 活動内容:高津公園体操、保健師による講話、各種レクリエーション
- 設立:2000年(平成12年)
- 参加費:200円(1回)