たかつハートリレー第28回で御紹介するのは、地域連携多世代交流行事「1 day カフェ」です。お話しあり、クイズあり、試食ありのにぎやかな2時間をレポートします。
この日のテーマは「冬の野菜」
冬休み明けの初登校日の午後、スタッフ手づくりの花飾り等で飾り付けられた会場の子母口いこいの家の大広間には、就学前の親子、地域の小学生、高齢者などが集まってきます。今日の「1 day カフェ」のテーマは「久末地区の冬の野菜」です。冬の野菜のお話しを聞いたり、旬の味を楽しんだり、盛り沢山のプログラムが用意されているようです。
午後1時すぎに久末小と子母口小のわくわくプラザの子どもたちも到着して、いよいよ「1 day カフェ」の始まりです。まず高津区役所の窪井さんからのあいさつと、民生委員の成田さんからスタッフの紹介がありました。
窪井さんが開会のあいさつ
お揃いのピンクのエプロンでスタッフ紹介をする成田さん
地元農家の森さんの話に参加者は興味津々
続いては子母口こども文化センターの榊原館長の進行のもと、今回のテーマ「久末地区の冬の野菜」に関してお話しをしてくださるゲストの地元久末の農家森さんの登場です。
森さんは「1 day カフェ」のために、収穫したばかりの冬の野菜、里芋、大根、ネギ、白菜、小松菜を持ってきて、里芋の株のつき方や大根の種類の話、ネギの栽培の方法などをスライドを交えながらわかりやすく説明してくれます。小松菜とほうれん草の違いや、小松菜が菜の花の仲間で収穫しないでほっておくと黄色い花が咲くという説明には子どもはもちろん、人生の大ベテランの高齢者の方も「へぇー、そうなんだ!」とびっくり。
森さんの畑には、この地域連携多世代交流行事の取り組みの一環として、昨年の10月から大根の種まきや間引き、収穫体験で就学前の親子と小学生たちが定期的に訪れています。そのときの感想を子どもたちに榊原さんが質問しながらお話しは進行します。
泥付きの里芋で説明
進行係の榊原さん
お話しを真剣に聞く子どもたち
質疑応答では、子どもたちからの質問だけではなく、就学前の子どもを連れて来ていたお母さんからも、旬の野菜に関してや地域の野菜はどこで手に入るか等の質問が出て、活発なやり取りが交わされていました。
大根を手に質疑応答に答える森さん
森さんに質問する子ども
お母さんも活発に声を上げます
野菜クイズでは、子どもたちの歓声が飛び交います
森さんのお話で、参加者の興味がぐっと野菜に集中してきたところで、窪井さんお手製の「たちばなの野菜クイズ」の始まりです。久末地区で収穫される野菜の旬を当てるこのクイズ。ナスやキュウリが夏なのは、みんななんとなく分かっているけれど、キュウリが5月頃から収穫できたり、冬野菜の代表の大根も春に出荷できる種類もあることなど、豆知識も満載です。子どもたちは、体験学習等で覚えたことを発揮してクイズにチャレンジしていました。
久末地区の野菜のことを楽しみながら学べるクイズ
高齢者もナットク顔