1部から2部への切替時間はほのぼのタイム
もう1曲の「ファイト」の練習を終えて、REINA先生にレッスンのお礼とご挨拶をしたら、1部から2部への切替時間です。フロアの掃除をして、水分補給と休憩を取ります。家から持ち寄ったお菓子をお友達にお裾分けをしたり、取材に参加した「1dayカフェ」のメンバーがお土産として作ってきてくれた折り紙のキューブやコマで遊んだりと、ダンス以外でも交流を深めます。ダンスの迫力タイムとは、ひと味違ったまったり、ほのぼのタイムもメンバーにとってはとても大切なんだなと思える幸せな時間です。
2部に向けてお掃除
持ち寄ったお菓子をお裾分け
お土産の手づくりコマにみんな夢中
2部はちょっと上級、ヒップホップダンスです
後半の2部はMANTIS先生に講師もチェンジしてヒップホップダンスのレッスンです。一般のダンスとはちょっと違う独特な動きをするヒップホップのクラスはダンスラボラトリーのメンバーでも特にダンス好きが集まった上級クラス的な位置づけです。
大きくからだを動かすのではなく、からだのパーツパーツをふだんとは違うリズムで動かすヒップホップダンス。からだを傾ける方向と手足を投げ出す方向が逆方向になる振り付けなどでは、みんなかなり苦戦していましたが、音楽に合わせながら繰り返しトライしていると、だんだんさまになってきます。カッコいい踊りをカッコよく躍りたいという気持ちが、みんなの真剣な表情から伝わってきます。
ヒップホッパーのMANTIS先生
ヒップホップらしさ?を出すのが難しい
動きがヒップホップらしくなってきた!
パラリンピックを応援したい…の気持ちで始めました
ダンスラボラトリーの代表の園部由美さんはいつも笑顔がいっぱいのパワーあふれる女性です。どうしてこの取り組みを始めたのか聞いてみると「2014年にパラリンピックの招致が決まりました。そのときにみんなでダンスを通してパラリンピックを応援することはできないだろうか、と考えて発足しました」という答えが返ってきました。
4年前に誕生したダンスラボラトリーは、昨年2017年にNPO法人として組織的にも整備して、川崎市内だけではなく世田谷区でも教室を運営しているそうです。「誰もが楽しめるダンスを目指し、木曜クラスのような定期的な教室活動以外に、放課後ディサービスでも障がいの子どもたち向けにダンスのワークショップを行っています」と、園部さん。川崎市内で行われるイベントのステージに積極的に参加できるように働きかけ、今ではあちこちのイベントから声がかかる人気ぶりです。メンバーの子どもたちに躍る楽しさと、ステージでの緊張感と達成感を感じさせてあげられる、素敵な活動です。
2年後の東京パラリンピックのどこかでダンスラボラトリーのみんなが躍っている姿も夢ではないのかな…と思わせるとても勢いのある団体でした。
代表の園部さん。パワフルに活動を広めています
木曜クラスの講師はMANTIS(左)& REINA
取材を終えて
教室に入った瞬間に、生き生きと楽しく踊っている皆様の明るい笑顔に引き込まれました。意外とハードな踊りに頑張っている生徒たち。むずかしいステップをわかりやすく教えてくださる若い先生たち。小学生から大人まで皆で仲良く助け合う参加者たち。私たちは、ほっこりした幸せを感じ、笑顔で帰途につきました。一緒に練習に加えていただきありがとうございました。
(1 day カフェ 佐野、中尾、石田、成田)
「ダンスラボラトリー」のことをもっと知りたい
- 活動場所:高津老人福祉・地域交流センター
高津区末長3-24-4
- 内容: 木曜クラス 1部/一般ダンス 2部/ヒップホップダンス
- 日時:毎週木曜日17時から
- 物販:Tシャツ(木曜クラスで販売)
- 問合せ:NPO法人 ダンスラボラトリー