♪オープニングロール 【多摩川桃】 川崎市の稲田地区一帯は、昔から桃の産地として知られております。 年間約6万玉、7月上旬から出荷が始められ、その名は多摩川桃として有名ですが、 みずみずしくて美味しい味は、新鮮に好評を博しております。 【工都に市営最大の住宅群】 人口約46万、なお、増加をたどる川崎市は住宅問題が続いているため、毎年約500戸の住宅を建設して、 その解決に努力してきましたが、この程、多摩川の清流に沿う中野島に150棟、250戸の市営住宅を完成。 7月9日から1,200名に及ぶ集団入居が行われました。 この健康的で閑静な住まいは、市営住宅として最大のブロックとして言われています。 【多摩川梨】 味覚の秋が訪れました。 川崎市の郊外、稲田方面で栽培されている多摩川梨は、今出盛りです。 種類は、二十世紀、菊水、長十郎など、年間約20万玉に上ります。 休日などには、もぎ取りの行楽に集まる都会の家族連れで賑わっています。 【菅の獅子舞】 川崎市菅の獅子舞が、去る9月12日、菅薬師如来の社で賑やかに行われました。 この行事は毎年、9月12日を職人の日と定め、芽の健康を祝う祭りとして、土に生まれ、土で育つ、 その土地の息吹を伝えてきた芸能です。 菅の獅子舞は旅獅子と言われ、獅子が伊勢参りをする道中、色々な戯れをやりながら旅を続ける様が振り付けられていますが、 獅子舞3人に天狗が1人、そして鳴り物、歌い方、露払い、付き添いなど十数名からなる野外の踊りです。 夕方4時頃から始まり、血気盛んな若い人たちで境内は遅くまで賑わいました。 【もりあがる美化運動】 私たちの住むまちを綺麗に美しくしようと、川崎市でも美化運動が熱心に行われています。 全市を7つの地域に分け、各地区ごとに美化運動の支部が作られています。 市の西北部、稲田支部では小学生の鼓笛隊が町内をパレードして、まちを綺麗にと市民に呼びかけました。 【よい子へのおくりもの】 5月5日はこどもの日。 川崎市では市内のよい子たちを、向ヶ丘遊園地に招待しました。 この催しは毎年行われているもので、子どもを中心に家族揃って楽しい一日を過ごしてもらおうとするものです。 花と新緑で覆われた美しい園内は、終日、明るい顔のよい子たちで賑わいました。 【日本民家園とその附近】 小田急線向ヶ丘遊園駅は、川崎市西北部の中心の一つです。 南口広場はすっかり整備され、遊園地に行くモノレールがあります。 また北口は商店街として賑わいを見せており、生田の丘陵地帯にある2つの大学への入口にもなっています。 その大学の一つ、専修大学の裏手を10分ほど歩くと、川崎市の日本民家園があります。 この民家園は、我々の祖先の生活を偲ぶ、古い民家を集めたものです。 国の重要文化財に指定されている約300年前の農家をはじめとし、全国各地の民家が復元・保存され、 この4月から一般に公開されています。 最近では3つ目として、富山県から移築した民家も復元され、さらに長野県にあった民家の復元工事が進められています。 この民家園の近くには枡形城址があり、民家園とともに家族連れのハイキングコースに最適です。 【指定都市スタート】 川崎市は大正13年、市制施行以来48年目の今年4月1日、指定都市としてスタートしました。 この日、神奈川県庁で事務引継ぎの調印式が津田知事と伊藤市長との間で、和やかなムードのうちに行われました。 この後、式典が行われた市立産業文化会館では、指定都市昇格に尽くされた各界の方々の挨拶や、 また一緒に指定都市として発足した札幌、福岡の両市からプレゼントの交換があり、明るい雰囲気の内にも厳粛に行われました。 また、市内の各地では指定都市昇格を祝って、親子まつりなどさまざまな記念行事がもたれました。 新たに生まれた5つの区役所も開かれ、生活に直接関係のある事務のほとんどが、この区役所で行われます。 こうして10大都市の仲間入りをした川崎は、暮らしのまちへ明るいスタートを切りました。 ♪エンドロール