「今、何の病気が流行しているか!」の情報提供について(令和3年第37週)
発表日
令和3年(2021年)9月24日
概要
市内の定点医療機関から提供された感染症の患者発生情報をもとに市民提供情報である「今、何の病気が流行しているか!」(令和3年第37週)を作成しましたのでお知らせします。
報道発表資料
第37週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)感染性胃腸炎 2)突発性発しん 3)流行性角結膜炎でした。
感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は2.32人と前週(1.86人)から増加しましたが、例年より低いレベルで推移しています。
突発性発しんの定点当たり患者報告数は0.65人と前週(0.43人)から増加し、例年並みのレベルで推移しています。
流行性角結膜炎の定点当たり患者報告数は0.56人と前週(0.44人)から増加しましたが、例年より低いレベルで推移しています。
今週のトピックス
“結核予防週間「結核は、過去の病じゃありません。」”について取り上げました。
令和3年9月24日から9月30日までは結核予防週間です。
川崎市における令和2年の結核罹患率は9.9(人口10万対)と、全国(10.1)よりは低いものの、神奈川県(8.7)よりは高い状況です。年齢階級別では、60歳以上の割合が増加し、全体の6割を超えています。
結核は一般的に、患者の咳やくしゃみの際にしぶきと共に排出され、空気中に飛び散った結核菌を直接吸い込むことによって感染します。また、過去に感染したことのある方が、基礎疾患や加齢などで免疫力が低下すると、体内に冬眠状態で潜んでいた結核菌が再び増殖し、発症することもあります。
発症初期は発熱や咳など風邪と似た症状を呈するため、気付かないうちに進行してしまうことがあります。健診は必ず受け、痰のからむ咳、微熱、身体のだるさなどが2週間以上続く場合には早めに医療機関を受診しましょう。
お問い合わせ先
川崎市 健康福祉局保健医療政策部 新型インフルエンザ等対策担当
電話:044-200-2343

