「今、何の病気が流行しているか!」の情報提供について(令和3年第42週)
発表日
令和3年(2021年)10月27日
概要
市内の定点医療機関から提供された感染症の患者発生情報をもとに市民提供情報である「今、何の病気が流行しているか!」(令和3年第42週)を作成しましたのでお知らせします。
報道発表資料
第42週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)感染性胃腸炎 2)ヘルパンギーナ 3)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎・手足口病でした。
感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は2.73人と前週(2.14人)から増加し、例年並みのレベルで推移しています。
ヘルパンギーナの定点当たり患者報告数は0.59人と前週(0.46人)から横ばいで、例年より高いレベルで推移しています。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり患者報告数は0.49人と前週(0.32人)から横ばいで、例年より低いレベルで推移しています。
手足口病の定点当たり患者報告数は0.49人と前週(0.46人)から横ばいで、例年より低いレベルで推移しています。
今週のトピックス
“風しん抗体検査~妊娠するまえに、感染するまえに~”について取り上げました。
風しんは、風しんウイルスを原因とし、発熱、発疹、リンパ節腫脹を三主徴とする感染症です。成人が発症した場合、小児より重症化することがあり、まれに急性脳炎、血小板減少性紫斑病等の合併症を引き起こすこともあります。また、妊娠20週頃までの妊婦が感染すると、先天性心疾患、難聴、白内障などの障がいを持つ、先天性風しん症候群(CRS)の児が生まれる可能性が高くなり、大きな問題となっています。
川崎市では、風しんを予防しCRSの発生を防止するため、無料の風しん抗体検査の実施と、抗体価が十分でない方へのワクチン接種費用の一部助成を実施しています。風しんはワクチンを接種することで、95%以上の人が免疫を獲得できるといわれています。妊婦への感染を防ぎ、未来の子ども達を守るためにも、風しんにかからないようにしましょう。
お問い合わせ先
川崎市 健康福祉局保健医療政策部 新型インフルエンザ等対策担当
電話:044-200-2343

