施策進行管理・評価票(1)

評価年度:2010年度


<基本情報>

施策課題 12401000 雨水の適正な処理 作成課 上下水道局下水道部下水道計画課
基本政策 安全で快適に暮らすまちづくり 政策の
基本方向
災害や危機に備える 基本施策 治水・雨水対策の推進
関係課 上下水道局下水道部管路課 重点

<施策の概要及び施策の目標>

当該施策によって
解決すべき課題
●都市化の進展による雨水浸透域の減少や集中豪雨の多発などを原因に、近年、浸水被害が増加していることから、効果的な浸水対策を進める必要があります。
●浸水対策を効果的に進めるためには、地勢等を勘案し下水道や河川等の各管理者が協力して対策を講じるなど、総合的な対策に取組む必要があります。
●浸水対策等の事業については、整備効果の発現に期間を要することから、効率的に事業を進めるための対応が必要となっています。
●下水道では、これまで公衆衛生の早期向上を目指し汚水管の整備を先行してきたことから、浸水対策に寄与する雨水管の整備が遅れており、その進捗を表す雨水整備率は2009年度末で55.1%と低い水準にあります。
施策の概要 ●水害に強いまちづくりを進めるため、5年に1回程度(時間雨量52mm)の降雨に対処する整備を実施します。また、ポンプ排水区域や浸水頻度の高い区域については、10年に1回程度(時間雨量58mm)の降雨に対処する整備を実施します。
●大師河原地区の浸水対策として、浸水対策機能のほかに合流式下水道の改善にも有効な大師河原貯留管の整備を進めます。
●浸水被害の状況を考慮して優先順位を定め、低コストで効果的な浸水対策計画を立案するとともに、効率的な整備を進めます。
●既存施設を最大限に有効利用する技術など、水害に強いまちづくりを目指すための技術開発に取り組みます。
●河川及びその流域について、総合的な浸水被害対策を講じる必要があることから、平成19年3月に策定された鶴見川流域水害対策計画の実施に取組みます。
施策の目標 ●集中豪雨などによる浸水状況等を考慮して雨水管などの雨水排水施設や雨水貯留管・バイパス管などの雨水貯留施設の整備を進め、2010年度までの計画期間中に、雨水整備率を当初目標(55.1%)を上回る55.4%にまで引き上げます。
●下水道や河川が協力して対策を講じるなど、総合的な浸水対策を講じることにより、水害に強い都市の実現を目指します。

<成果の説明>

評価結果 (1)解決すべき課題に対する当該年度の成果 ●市街化の進展による雨水浸透域の減少や、局地的な集中豪雨による浸水被害に対処するため、浸水被害の多い地区に重点化を図り雨水管の整備を進め、雨水整備率を55.1%から55.4%に引上げました。
●雨水を一時的に貯めて時間差で排水し、まちを浸水被害から守る雨水貯留管として、大師河原貯留管のシールド工事(トンネル工法の一つ)を推進しました。
2008
A
2009 (2)残された課題、新たな課題、社会環境の変化等 ●近年では、雨水浸透域の減少に加え、地球温暖化に伴う気候変動によると思われる「局地的集中豪雨」が多発しており、その対応が求められています。
●局地的集中豪雨への対策は、危機管理部門やまちづくり部門、民間事業者への雨水流出抑制の指導や洪水対策を行う河川事業、道路排水を所管する道路事業等、様々な主体が協力・連携して取組む必要があります。
A
2010 (1)、(2)を踏まえた第3期実行計画における取組や方向性 ●浸水対策は、安全で快適に暮らすまちづくりには欠かすことのできない取組みであることから、引続き浸水による被害の状況等を考慮して優先化を図り、効率的、効果的な整備を進めます。
●近年大きな課題となっている局地的集中豪雨への対策については、引続き各事業主体が相互に連携を図り、効果的な対策について検討を進めます。
A

A…目標に向かって順調に課題解決が図られているもの B…目標に向かって一定の成果が上がっているもの C…一定の成果はあるものの、新たな課題等が生じており、取組の改善が必要なもの D…課題解決が図れていないため、抜本的な見直しが必要なもの


<参考指標>

参考指標名(1) 参考指標名(2) 参考指標名(3)
雨水整備率    
指標の説明(1) 指標の説明(2) 指標の説明(3)
・下水道全体計画面積(11,288ha)に対する雨水管等による雨水整備済み面積の割合です。
・2010年度末の雨水整備率は、55.4%となっています。
   
指標の方向性(1) 指標の方向性(2) 指標の方向性(3)
大きいほどよい    
年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位
2008 54.8 54.9 % 2008       2008      
2009 54.9 55.1 % 2009       2009      
2010 55.1 55.4 % 2010       2010      

<事業費>

(単位:千円)
年度 2008(H20)年度 2009(H21)年度 2010(H22)年度
予算 決算 計画事業費 予算 決算 計画事業費 予算 決算見込
事業費合計 0 0 0 0 0 0 0 0

<配下の事務事業所一覧>

事務事業名 3ヵ年の達成度 事務事業名 3ヵ年の達成度
管きょ施設整備事業 III 下水道計画業務 III
下水道技術開発業務 III    
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