施策進行管理・評価票(1)

評価年度:2010年度


<基本情報>

施策課題 14204000 適正な道路管理 作成課 建設緑政局道路管理部路政課
基本政策 安全で快適に暮らすまちづくり 政策の
基本方向
快適な地域交通環境をつくる 基本施策 地域の生活基盤となる道路整備
関係課 建設緑政局管理課 重点  

<施策の概要及び施策の目標>

当該施策によって
解決すべき課題
●道路は、社会・経済活動を支える重要な都市基盤施設として交通機能と空間機能を有しています。空間機能はライフラインが収容される「収容空間」、災害時に避難路として生活を守る「防災空間」、まちの景観を形成する「環境空間」としての機能があります。●良好な道路空間を確保し、安全で有効に機能させるためには、道路境界の確定など土地境界の明確化及び道水路台帳の整備推進を図り、不法占拠物件の解消・予防などにより適正に財産管理を行うとともに、道路占用物件や屋外広告物の規制などにより道路を適正に管理していく必要があります。
施策の概要 ●土地境界査定測量や道水路台帳測量等を実施し、道水路台帳の整備を推進します。●公図混乱地区において測量費用の助成を行い、財産区分を明確にし私道の市道化を図り道路整備を促進します。●国土調査法に基づく地籍調査により管理保全の適正化、不動産取引・公共事業・境界復元の円滑化を図ります。●本市が管理する道路(水路及び河川を含む)に許可なく設置された家屋や工作物といった不法占拠物件の早期発見と是正措置を行い、適正な管理を行います。●屋外広告物について必要な規制を実施し、まちの美観、風致を維持し、公衆に対する危害を防止します。●ライフライン等の道路占用物件を適正に管理するとともに、路上放置物件等の排除により道路機能の確保に努めます。
施策の目標 ●道路境界の確定や地籍調査を推進するとともに測量助成事業による公図混乱地区内の市道化を進め、土地境界の明確化及び境界の保全を図り、道水路敷地の適正な財産管理を行います。●継続的な行政指導及びパトロール等により不法占拠の解消・予防に努め、適正な財産管理を図ります。●路上違反広告物の除却及び屋外広告物許可業務による適正管理を行い、良好な景観形成を目指します。●道路占用許可業務による適正管理及び路上放置物件の迅速な処理により良好な道路空間の確保を図ります。

<成果の説明>

評価結果 (1)解決すべき課題に対する当該年度の成果 ●土地境界査定等で官民境の道水路境界標の測量方法について、復元性の高い公共基準点を使用した測量を実施することにより、境界標保全の円滑化を図りました。●測量助成事業により1工区計1.1ヘクタールの公図混乱地区を解消し、地区内の私道を市道に移管することにより、測量助成実施率79%を達成しました。●地籍調査を実施するとともに、地籍図等の調査成果を法務局へ送付することにより地籍の明確化を推進しました。●不法占拠者に対する継続的な指導・交渉を行い、自主撤去や売払い等の財産整理により28件の不法占拠を解消しました。●1,164人の市民ボランティアによる路上違反広告物除却推進協力員と連携して貼紙・貼札などの路上違反広告物の除却を行いました。●屋外広告物許可業務により必要な規制を実施するとともに、業者を対象とした講習会を開催するなど適正な屋外広告物の管理に努めました。●占用許可業務を効率的かつ適切に行うため、電算システムの検証・改良を行うとともに、新規・異動職員10人を対象としたシステム操作研修を実施しました。●総延長約2,500キロメートルの管理道路について、延長約29,787キロメートルの道路パトロールを実施し、路上放置自動車や路上不法投棄物の撤去を行うなど、道路機能の確保に努めました。
2008
B
2009 (2)残された課題、新たな課題、社会環境の変化等 ●官民境の道水路境界標の保全をより円滑かつ正確に実施するために、公共基準点を使用した測量の実施及び道水路台帳図や測量成果の電子情報化が求められており、その実現に向けた取組を推進する必要があります。●行政財産の適正管理が求められており、より実効的な不法占拠対策を推進する必要があります。●違反広告物は依然として存在する状況から、広告掲出者に対する指導や啓発活動など屋外広告物の適正化に向けた取組みをさらに推進する必要があります。
B
2010 (1)、(2)を踏まえた第3期実行計画における取組や方向性 ●継続して道路境界確定や地籍調査を推進するとともに測量助成事業による公図混乱地区内の市道化を進め、境界の明確化及び境界の保全を図ります。また、道水路台帳図や測量成果の電子情報化に向けた取組を進めます。●不法占拠者に対する法的措置を視野に入れた個別案件ごとの処理方針を定め、引続き継続的な行政指導を行い、不法占拠の解消を図ります。●屋外広告物許可業務における業者登録制度の導入を行い、引続き屋外広告物の適正管理を図るとともに、市民協力員と一体となった路上違反広告物除却により、良好な景観形成を目指します。●道路空間を安全で有効に機能させるため、引続き道路の適正管理に向けた取組みを充実・強化していきます。
B

A…目標に向かって順調に課題解決が図られているもの B…目標に向かって一定の成果が上がっているもの C…一定の成果はあるものの、新たな課題等が生じており、取組の改善が必要なもの D…課題解決が図れていないため、抜本的な見直しが必要なもの


<参考指標>

参考指標名(1) 参考指標名(2) 参考指標名(3)
市域の公図混乱地区の測量助成実施率 (測量助成完了済面積/対象地区合計面積) 道路パトロール延長  
指標の説明(1) 指標の説明(2) 指標の説明(3)
測量助成事業により、公図混乱を解消するとともに地区内の私道の市道化を図る。
対象地区合計面積:130.9ヘクタール
道路の良好な維持、管理のため実施している道路パトロール車によるパトロールの総走行距離
管理道路総延長:2,500キロメートル
 
指標の方向性(1) 指標の方向性(2) 指標の方向性(3)
大きいほどよい 大きいほどよい  
年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位
2008 75 76 % 2008 30,000 30,692 km 2008      
2009 76 78 % 2009 31,000 30,705 km 2009      
2010 78 79 % 2010 32,000 29,787 km 2010      

<事業費>

(単位:千円)
年度 2008(H20)年度 2009(H21)年度 2010(H22)年度
予算 決算 計画事業費 予算 決算 計画事業費 予算 決算見込
事業費合計 1,061,370 984,169 1,037,698 1,067,098 989,153 1,017,026 1,038,625 937,882

<配下の事務事業所一覧>

事務事業名 3ヵ年の達成度 事務事業名 3ヵ年の達成度
屋外広告物管理事業 III 道水路不法占拠対策事業 III
地籍調査事業 III 占用業務管理 III
道水路台帳整備事業 III 測量助成事業 III
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