施策進行管理・評価票(1)

評価年度:2010年度


<基本情報>

施策課題 21301000 効果的な介護予防のしくみづくり 作成課 健康福祉局長寿社会部介護保険課
基本政策 幸せな暮らしを共に支えるまちづくり 政策の
基本方向
超高齢社会を見据えた安心のしくみを育てる 基本施策 介護予防の促進
関係課 高齢者事業推進課、高齢者在宅サービス課 重点

<施策の概要及び施策の目標>

当該施策によって
解決すべき課題
●高齢者が要介護となる理由として、閉じこもりによる活動の低下等により、徐々に生活機能が低下していくことが挙げられ、閉じこもりがちな虚弱な高齢者(以下「特定高齢者」という。)を早期に把握し、介護が必要な状況となることを予防すること(以下「介護予防」という。)が重要です。
●介護予防に効果のある事業の実施や、実施後の評価、検証が課題となっており、高齢者の要支援・要介護状態への移行や重度化を防ぐための効果的な介護予防のしくみづくりが必要です。
施策の概要 ●介護予防が必要な方を早期に把握するための手法を確立します。
●介護予防を必要とする方に、介護予防に取り組んでいただくための手法を確立します。
●特定高齢者に対する、介護予防効果のあるプログラムを整備します。
●介護予防プログラムの予防効果を評価、検証することで、効果的なプログラムを作成していきます。
●特定高齢者に限らず、地域の誰もが介護予防に取り組めて、励ましあい支えあえるような事業を展開していきます。
施策の目標 ●高齢者が身近な地域でいきいきとした生活が送れるように、特定高齢者を対象にした介護予防教室や虚弱な高齢者を対象にした「いこい元気広場」と、全ての高齢者を対象にした各区の介護予防事業や公園体操等の連携により、高齢者の要支援・要介護状態への移行や重度化を防ぐことを目指します。

<成果の説明>

評価結果 (1)解決すべき課題に対する当該年度の成果 ●「暮らしの元気度チェック」の発送数の見直しを行い、平成21年度の半数となる約10万5千通を発送したほか、区役所や地域包括支援センター等による地域の見守り活動等の「顔の見える関係」からの特定高齢者の把握を積極的に推進しました。発送数の見直しにより、計画値の達成はできませんでしたが、「顔の見える関係」の中で対象者の状況に応じた効果的な介護予防の普及啓発を行いました。また、地域の見守り活動からも特定高齢者の把握を進めた結果、発送数を減じたにも関わらず、介護予防事業への参加者数を増加させることができました。
●介護予防プログラムの内容を検証し、より多くの方が介護予防プログラムに参加できるよう、教室の実施回数を増やすこととし、前年度と比較して参加者数を増やすことができました。しかしながら、計画値の達成には至りませんでした。
●「いこい元気広場」の利用について、市政だより等を通じて周知したほか、「暮らしの元気度チェック」にチラシを同封して送るなど参加者の確保に努めました。「いこい元気広場」は、平成19年10月に開始した事業であり、介護予防の取組みのきっかけづくりとして多くの方にご参加いただくため参加期間を6ヶ月としてため、参加者数としては減少が見られました。
●介護予防事業にすでに参加している方も、参加していない方も、すべての高齢者の方が地域でいつまでもいきいきと暮らしていただくための取り組みとして「介護予防いきいき大作戦」を実施し、介護予防についての普及啓発活動を強化しました。
2008
A
2009 (2)残された課題、新たな課題、社会環境の変化等 ●「暮らしの元気度チェック」ダイレクトメールを続けながら、「顔の見える関係」による特定高齢者の把握方法についても強化し、より多くの方を介護予防事業につなげていく必要があります。
●特定高齢者を対象とした介護予防事業実施後の評価、検証を通じ、介護予防に効果のある事業展開を図るための見直しが必要です。
●介護予防事業について、より多くの方にご参加いただくため、新規の方に対する参加働きかけを今後も続けながら、すでに介護予防事業に参加した方が、継続して地域の中で介護予防に取り組みやすい仕組みについて、今後も検討が必要です。
C
2010 (1)、(2)を踏まえた第3期実行計画における取組や方向性 ●「暮らしの元気度チェック」及び地区活動からの特定高齢者の把握を推進することにより介護予防事業への参加者を確保するとともに、参加した方が介護予防に継続して取り組めるよう、様々な介護予防に関する事業の連携を強化します。
●現在実施している各種介護予防事業について、市政だより等を通じて周知し、より多くの対象となる方に参加していただけるよう努めていきます。
●すべての高齢者の方が地域でいつまでもいきいきと暮らしていただくために介護予防いきいき大作戦を推進し、介護予防の普及啓発を図るとともに、「いきいきリーダー」の養成を行い、地域における見守り、支え合い、助け合いのコミュニティづくりを図ります。
C

A…目標に向かって順調に課題解決が図られているもの B…目標に向かって一定の成果が上がっているもの C…一定の成果はあるものの、新たな課題等が生じており、取組の改善が必要なもの D…課題解決が図れていないため、抜本的な見直しが必要なもの


<参考指標>

参考指標名(1) 参考指標名(2) 参考指標名(3)
特定高齢者候補者の把握数 特定高齢者の事業参加数 いこい元気広場参加者延べ数
指標の説明(1) 指標の説明(2) 指標の説明(3)
介護予防に取組んでいただく方を早期に把握し、事業参加を勧奨するとともに、介護予防の概念の普及啓発を図ります。 特定高齢者が事業に参加することで、要支援・要介護状態への移行を阻止することが可能となります。なお、2009年度から事業数を増やした(転倒骨折予防教室)ことから、参加者数が増加しました。 介護予防の普及啓発及び閉じこもり予防を目的とし、介護予防へ取り組むきっかけとなることを期待して実施しています。
指標の方向性(1) 指標の方向性(2) 指標の方向性(3)
大きいほどよい 大きいほどよい 大きいほどよい
年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位
2008 23,900 28,410 2008 870 603 2008 28,200 29,874
2009 24,700 20,577 2009 2,200 926 2009 31,900 22,173
2010 25,400 10,174 2010 2,400 1,030 2010 34,300 17,855

<事業費>

(単位:千円)
年度 2008(H20)年度 2009(H21)年度 2010(H22)年度
予算 決算 計画事業費 予算 決算 計画事業費 予算 決算見込
事業費合計 1,055,199 747,776 1,067,604 958,528 753,746 1,074,788 913,436 748,131

<配下の事務事業所一覧>

事務事業名 3ヵ年の達成度 事務事業名 3ヵ年の達成度
介護予防事業 III 高齢者音楽療法推進事業 III
介護予防いきいき大作戦推進事業 III    
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