施策課題 | 41201000 | 市民・事業者の排出抑制とリサイクル活動の支援 | 作成課 | 環境局生活環境部廃棄物政策担当 | |||||
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基本政策 | 環境を守り自然と調和したまちづくり | 政策の 基本方向 |
環境に配慮し循環型のしくみをつくる | 基本施策 | ごみをつくらない社会の実現に向けた取組の推進 | ||||
関係課 | 環境局生活環境部廃棄物政策担当、環境局生活環境部廃棄物指導課、環境局生活環境部減量推進課 | 重点 | ■ |
当該施策によって 解決すべき課題 |
●本市は近年人口が増加しているなか、市民1人1日あたりのごみ量は減少していますが、ごみの総排出量は依然として高い水準となっており、ごみの最終処分場である埋立処分場の延命化が課題となっています。 ●循環型社会の構築と低炭素社会の実現にむけて、市民・事業者・行政の協働のもと、さらなる発生・排出抑制に取り組むとともに、資源集団回収の拡充など、市民・事業者による自主的なリサイクル活動をより一層推進することが課題となっています。 |
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施策の概要 | ●資源集団回収の品目、回収場所、回収頻度の拡充や生ごみ処理機への助成など、ごみの減量・リサイクルに向けた市民の自主的な取組を支援するとともに、環境学習や市民間交流、実践活動の場の提供などの支援を通じ、ごみ減量に対する意識啓発を推進します。 ●ミックスペーパー分別収集の全市実施及びその他プラスチック製容器包装の分別収集モデルの開始について、適正な排出に向けた普及広報を行います。 ●事業活動に伴い発生する産業廃棄物及び一般廃棄物の発生・排出抑制とリサイクルの促進に向け、排出事業者への指導を行います。 |
施策の目標 | ●「一般廃棄物処理基本計画(かわさきチャレンジ・3R)」に掲げている、2003年度を基準年としての2015年度までの計画目標である「市民1人1日あたりごみ排出量180g減量」「資源化率35%」「ごみ焼却量13万t削減」の達成に向けて、ごみの減量・リサイクルの取組を推進し、地球環境にやさしい持続可能な循環型のまちを目指します。 |
評価結果 | (1)解決すべき課題に対する当該年度の成果 | ●資源集団回収は、55団体が新規で登録し、拡充を図るとともに新たな古紙回収方法の制度化に向けたスキームを確立しました。また、古着の拠点回収を実施し、約83tをリサイクルしました。 ●生ごみリサイクル講習会を1回開催し普及啓発を図るとともに、197基の生ごみ処理機への助成を行いました。また、事業系生ごみリサイクル講習会を開催し、105社の参加があり、事業者への普及啓発を図りました。 ●環境学習の取組として、小学校を対象にした出前ごみスクールを89回、町内会等を対象にしたふれあい出張講座を74回実施し、ごみの減量・リサイクルに対する意識啓発を推進しました。 ●2011年3月からミックスペーパー分別収集を全市に拡充し、プラスチック製容器包装についても、南部3区(川崎区、幸区、中原区)で分別収集を実施しました。 ●様々な取組により、2008年度に市民1人1日あたりごみ排出量は1,110gと2015年度までの目標を達成し、2010年度においても、さらに1,050gと減量しました。資源化率については、24%と横ばい状態となり、ごみ焼却量については、約42万tとなりました。 |
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2008 | ||
A | ||
2009 | (2)残された課題、新たな課題、社会環境の変化等 | ●ミックスペーパー分別収集の全市実施に合わせて、協力度の向上や資源集団回収品目が集積所に出ないよう、効果的な広報の実施と資源集団回収未実施地域での回収ルートの確立が必要です。 ●地域特性を踏まえた生ごみリサイクル方策の構築が必要です。 ●循環型社会の構築に向けて、ごみの焼却量を削減するためには、ごみの発生・排出抑制、リサイクルの推進、分別収集の徹底など、市民、事業者への戦略的な普及啓発が必要です。 ●分別品目の拡大後に更なるごみの減量、リサイクルを促進するため、経済的手法の検討が必要です。 |
B | ||
2010 | (1)、(2)を踏まえた第3期実行計画における取組や方向性 | ●資源集団回収場所、頻度等の拡充を図るとともに、地域の実情に即した新たな古紙回収の手法を構築します。 ●生ごみリサイクルリーダーの養成、連携強化、生ごみ処理機等購入助成制度の拡充等により、生ごみの減量・地域循環を目指します。 ●3Rを推進するためには、地域住民や住民組織団体、廃棄物減量指導員等の理解と協力が不可欠であるため、幅広い広報を展開します。 ●発生抑制やリサイクルのより一層の促進に向けて経済的手法に関する制度の活用を検討します。 |
B |
A…目標に向かって順調に課題解決が図られているもの B…目標に向かって一定の成果が上がっているもの C…一定の成果はあるものの、新たな課題等が生じており、取組の改善が必要なもの D…課題解決が図れていないため、抜本的な見直しが必要なもの
参考指標名(1) | 参考指標名(2) | 参考指標名(3) | |||||||||
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市民1人1日あたりのごみ排出量 | 資源化率 | ごみ焼却量 | |||||||||
指標の説明(1) | 指標の説明(2) | 指標の説明(3) | |||||||||
市ごみ総排出量を人口及び年間日数で除した数値です。ごみ総排出量とは、家庭系一般廃棄物、事業系一般廃棄物、その他(道路清掃ごみ)の合計です。 | 資源化量を市ごみ総排出量で除した数値です。資源化量とは、資源集団回収量、市分別収集量(空き缶・空きびん・ペットボトル・小物金属・ミックスペーパー・プラスチック製容器包装)、事業系資源物、その他の合計です。 | ごみ排出量から資源化量を除いた、普通ごみ、粗大可燃物、道路ごみ等の焼却処分されるごみ量です。 | |||||||||
指標の方向性(1) | 指標の方向性(2) | 指標の方向性(3) | |||||||||
小さいほどよい | 大きいほどよい | 小さいほどよい | |||||||||
年度 | 計画値 | 実績値 | 単位 | 年度 | 計画値 | 実績値 | 単位 | 年度 | 計画値 | 実績値 | 単位 |
2008 | 1,225 | 1,225 | g | 2008 | 24 | 24 | % | 2008 | 460,000 | 430,000 | t |
2009 | 1,220 | 1,069 | g | 2009 | 25 | 24 | % | 2009 | 460,000 | 420,000 | t |
2010 | 1,193 | 1,050 | g | 2010 | 27 | 24 | % | 2010 | 450,000 | 420,000 | t |
年度 | 2008(H20)年度 | 2009(H21)年度 | 2010(H22)年度 | |||||
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予算 | 決算 | 計画事業費 | 予算 | 決算 | 計画事業費 | 予算 | 決算見込 | |
事業費合計 | 1,472,709 | 1,382,674 | 1,474,184 | 1,560,348 | 1,496,235 | 1,409,044 | 2,745,303 | 2,635,849 |
事務事業名 | 3ヵ年の達成度 | 事務事業名 | 3ヵ年の達成度 |
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資源集団回収推進事業 | IV | 生ごみコンポスト容器・生ごみ処理機助成事業 | IV |
生ごみ等リサイクル推進事業 | III | 普及広報活動事業 | III |
廃棄物企画調整事務 | III | 廃棄物減量指導員活動事業 | III |
橘リサイクルコミュニティセンター等運営事業 | III | 余熱利用市民施設運営事業 | III |
事業系ごみ減量化推進事業 | III | 一般廃棄物処理業許可事務 | III |
産業廃棄物指導事業 | III |