施策進行管理・評価票(1)

評価年度:2010年度


<基本情報>

施策課題 53101000 産業人材の育成と活用 作成課 経済労働局労働雇用部
基本政策 活力にあふれ躍動するまちづくり 政策の
基本方向
就業を支援し勤労者福祉を推進する 基本施策 人材を活かすしくみづくり
関係課 経済労働局産業振興部工業振興課 重点  

<施策の概要及び施策の目標>

当該施策によって
解決すべき課題
●経済のグローバル化や産業構造の変化を背景に、終身雇用等の日本型雇用慣行が変化しており、就業形態の多様化、労働関係法令の改正など勤労者を取り巻く労働環境が大きく変化しています。また、長引く景気の低迷から、雇用情勢は悪化しており、市内における産業の振興を担う人材の育成と雇用の拡大を図る必要があります。
●地域において活躍が期待される、企業等退職者の人材育成や活用に向けた効果的な支援を実施していく必要があります。また、多様な人材を地域経済に活かせるしくみの構築が求められています。
施策の概要 ●生産年齢人口の減少と少子高齢化が進行する中、活力ある地域経済を維持していくためには、多様な人材を地域経済に活かせるしくみの構築が求められるていることから、市内企業、教育機関、経済団体、NPO、行政機関等の連携により、人材の育成や活用について検討し、新たな産業の創出や、産業人材の育成、活用への取組を進めます。
●地域の産業資源を活用した若い世代へのキャリア教育として、高校・大学生を対象としたものづくりの魅力を伝える講演会や、小・中学生及び地域住民等のものづくり体験、高校生・大学生を対象とした就業体験事業等に取り組みます。
●企業等退職者人材については、技術や経験を活かして、市内企業の技術の高度化や新分野への進出を支援することができる有力な人材の発掘と活用に努めます。
施策の目標 ●平成21年度から23年度までの3年間で、福祉産業の振興とサービスの向上を目的とした地域雇用創造推進事業を実施し、産業人材の育成と雇用の拡大を図ります。
●地域における様々な課題を把握し解決に向けた事業を、シニア世代の方の経験や技術を活用しながら実施します。また、地域への貢献を目的とした、シニア世代の方の活動を支援するとともに、各支援団体のNPO化を目指します。

<成果の説明>

評価結果 (1)解決すべき課題に対する当該年度の成果 ●少子高齢化が進行する現在、介護福祉関係の産業では、人員人材不足による求人数が増大しているところです。平成21年度から地域団体と連携して実施している地域雇用創造推進事業では、介護サービスに携わる人材や、福祉関連製品の開発技術者育成に主眼を置き、研修事業、就職支援事業を展開してきました。平成22年度は、この事業に参加した求職者のうち約300名が就職しました。地域雇用創造実現事業では、人材育成事業での人材を活用した、福祉環境改善事業による新たな雇用創出を目指し事業を開始しました。
●団塊の世代が企業を退職し、現役世代である生産年齢人口が減少していることが、日本経済に需要供給両面で悪影響を与えています。企業を退職したシニア世代が、今まで培った技術を活用し産業界に貢献することで、労働力不足解消に少しでもつなげるとともに、元気なシニアが増えることで消費にも貢献できるよう、達人倶楽部(シニア支援事業)を展開しました。登録シニアによる企業への技術指導(6件)や、地域活動による児童を対象とした学校教育支援などを実施しました。
●ものづくり都市川崎の次代を支える人材を育てるため、高校生を対象としたインターンシップ事業を実施し、今年度は受入企業33社、高校生82名の実績を残しました。
2008
B
2009 (2)残された課題、新たな課題、社会環境の変化等 ●介護人材育成支援については、全国の都道府県を中心に支援メニューが整い、求職者の選択肢が増えてきているため、各事業間の連携が重要になってきます。また、新たな人材育成事業を展開するため、今後雇用拡大が期待できる産業界を見極める必要があります。
●シニア活動団体の自立化を推し進めるための施策に工夫が求められます。
B
2010 (1)、(2)を踏まえた第3期実行計画における取組や方向性 ●平成24年度以降の、雇用促進につながる産業人材育成メニューを策定します。
●シニアの持っている技術を有効活用し産業に貢献できるよう支援メニューを研究し、多くのシニアが参加できるよう広報等も工夫します。
B

A…目標に向かって順調に課題解決が図られているもの B…目標に向かって一定の成果が上がっているもの C…一定の成果はあるものの、新たな課題等が生じており、取組の改善が必要なもの D…課題解決が図れていないため、抜本的な見直しが必要なもの


<参考指標>

参考指標名(1) 参考指標名(2) 参考指標名(3)
市内工業高校の生徒を対象にしたインターンシップ(青少年人材育成事業) 地域ものづくり等支援事業の実施回数(青少年人材育成事業) シニア人材のマッチング件数(シニア人材育成事業)
指標の説明(1) 指標の説明(2) 指標の説明(3)
市内の県立工業高校の1・2年生を対象に夏休み時期に3日間程度、市内のものづくり企業でインターンシップを行い、参加生徒数が事業効果の目安となります。 ものづくり工房3回、夢先案内人8回の実施や、人材育成サイトを新たに作成し、ビジュアルマップ更新を実施しました。指標としては事業の実施回数がひとつの目安となります。 シニア人材(企業等退職者)と市内企業等とのマッチング件数が、事業効果の目安となります。
指標の方向性(1) 指標の方向性(2) 指標の方向性(3)
大きいほどよい 現状維持 大きいほどよい
年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位
2008 70 67 2008 19 19 2008 10 12
2009 70 66 2009 19 15 2009 4 4
2010 70 82 2010 19 13 2010 4 6

<事業費>

(単位:千円)
年度 2008(H20)年度 2009(H21)年度 2010(H22)年度
予算 決算 計画事業費 予算 決算 計画事業費 予算 決算見込
事業費合計 26,991 25,078 26,401 14,836 13,287 25,322 14,194 13,455

<配下の事務事業所一覧>

事務事業名 3ヵ年の達成度 事務事業名 3ヵ年の達成度
産業人材育成事業 III 川崎市産業振興財団運営費等補助事業 III
地域ものづくり等支援事業 III 企業等退職者人材活用支援事業 III
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