施策進行管理・評価票(1)

評価年度:2010年度


<基本情報>

施策課題 54206000 臨海部の交通ネットワーク基盤の整備 作成課 まちづくり局交通政策室
基本政策 活力にあふれ躍動するまちづくり 政策の
基本方向
川崎臨海部の機能を高める 基本施策 臨海部の都市再生
関係課 総合企画局神奈川口・臨海部整備推進室、港湾局港湾経営部整備計画課 重点

<施策の概要及び施策の目標>

当該施策によって
解決すべき課題
●臨海部の都市再生に向けては、市街地や東京、横浜などを結ぶ鉄道や道路網の連絡の強化とともに、臨海部全体の交通ネットワーク基盤の充実が重要となっています。
●東扇島については、東扇島総合物流拠点地区における利用促進などによる新たな交通需要への対応や現状の交通渋滞の緩和、さらには基幹的広域防災拠点の完成(2007年度)に伴う、市街地とのネットワーク充実にむけて、新たな連絡網が必要です。
施策の概要 ●臨海部の交通アクセス向上に向けて、京急大師線を活用した鉄道とバスの乗継ぎ円滑化方策等の調査、検討を進めます。
●羽田空港と川崎殿町・大師河原地域を結ぶ羽田連絡道路の整備に向けた取組を推進します。
●臨海都市拠点としての価値を増進し、神奈川口構想によるまちの活性化の効果を臨海部全域に波及させるため、羽田連絡道路と連携した臨海部交通ネットワーク基盤の整備に向けて、調査・検討を進めます。
●臨海部再編整備の動向を踏まえ、東海道貨物支線の貨客併用化や川崎アプローチ線の実現化方策の検討を進めます。
●東扇島の発展並びに物流機能の高度化・効率化に対応した臨海部交通機能の強化及び交通ネットワークの充実等を図るため、新たな連絡路として臨港道路東扇島水江町線の整備を行います。
施策の目標 ●臨海部の交通アクセス向上に向けて京急大師線を活用した乗継ぎ円滑化方策の調査、検討を進めます。●羽田空港の再拡張・国際化にあわせ、羽田連絡道路の整備により、臨海部の活性化を推進します。●臨海部の再生や神奈川口へのアクセス向上に向けて、臨海部の鉄道網の検討を進めます。●臨港道路水江町線の早期供用開始に向け、事業主体である国や関係者と調整を図り整備を推進します。●これらの施策を実現することによって、臨海部交通ネットワーク基盤の充実を図り、川崎市の都市・産業活性化につながる臨海部の機能更新などを進めていきます。

<成果の説明>

評価結果 (1)解決すべき課題に対する当該年度の成果 ●臨海部交通アクセス円滑化調査事業は、関連する周辺整備事業の動向等を踏まえ、関係機関との協議調整を行い、京急大師線を活用した鉄道とバスの乗継ぎ円滑化方策について、川崎大師駅交通広場の利用等に向けた検討を行いました。
●羽田連絡道路について、国が検討を行った新たな案を加え、関係機関(国、東京都、神奈川県)と「ルート・構造」の技術的な観点からの絞込みに向けた検討を行いました。
●東海道貨物支線貨客併用化については東海道貨物支線貨客併用化整備検討協議会において、周辺地域の動向を調査するとともに、パンフレットを作成し、PR活動を行いました。また、川崎アプローチ線については、これまでの調査結果の整理及び南武支線沿線地域の交通現況を整理しました。
●臨港道路東扇島水江町線の整備を円滑に推進するため、工事中に付近を航行する船舶の安全を確保するための検討会において助言したり、既設道路への接続に関して関係部署との連絡調整を行い、積極的に情報提供や意見交換を実施することで、支援協力体制を確立し、設計等に対して本市や地域の意向を反映させることができました。
2008
B
2009 (2)残された課題、新たな課題、社会環境の変化等 ●臨海部交通アクセス円滑化調査事業は、周辺の各事業等との調整が必要となります。
●羽田連絡道路は、関係機関による適切なルート・構造の絞込み、事業主体、事業手法等の調整に時間を要しています。
●東海道貨物支線貨客併用化及び川崎アプローチ線については、貨物列車の運行ダイヤとの調整や事業採算性など多くの課題があり、今後の周辺地域における開発動向を見極めながら、事業現実性の検討を行う必要があります。
B
2010 (1)、(2)を踏まえた第3期実行計画における取組や方向性 ●臨海部交通アクセス円滑化調査事業は、臨海部の交通アクセス向上に向けて、川崎大師駅を含む京急大師線を活用した鉄道とバスの乗り継ぎに加え、川崎駅周辺の乗り継ぎ方策についての調査、検討を進めます。
●羽田空港の跡地利用計画が2010年10月に策定されたことから、関係機関と調整、協議を行い、羽田連絡道路の事業実施に向け、「京浜臨海部基盤施設検討会」のもとルート・構造の絞込みを行います。
●臨港道路東扇島水江町線は国及び庁内関係部局との連携強化を図り、国が早期に現地着工できるよう支援し、当該道路の整備促進並びに早期供用に向けた調整を行うとともに、当該道路の進捗に合わせて、東扇島内臨港道路の整備を推進します。
●東海道貨物支線貨客併用化及びアプローチ線については、事業実現性の検討を進めるとともに、関係機関等との調整を図ります。
B

A…目標に向かって順調に課題解決が図られているもの B…目標に向かって一定の成果が上がっているもの C…一定の成果はあるものの、新たな課題等が生じており、取組の改善が必要なもの D…課題解決が図れていないため、抜本的な見直しが必要なもの


<参考指標>

参考指標名(1) 参考指標名(2) 参考指標名(3)
     
指標の説明(1) 指標の説明(2) 指標の説明(3)
●羽田連絡道路と臨港道路東扇島水江町線整備事業については、現段階で定量的指標を提示することは困難ですが、調査、概略・基本設計、環境影響評価、詳細設計、工事とのステップを経て供用開始となり、供用開始によって効果が発揮されます。    
指標の方向性(1) 指標の方向性(2) 指標の方向性(3)
     
年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位 年度 計画値 実績値 単位
2008       2008       2008      
2009       2009       2009      
2010       2010       2010      

<事業費>

(単位:千円)
年度 2008(H20)年度 2009(H21)年度 2010(H22)年度
予算 決算 計画事業費 予算 決算 計画事業費 予算 決算見込
事業費合計 8,580 7,947 8,402 8,405 8,090 8,035 8,465 8,005

<配下の事務事業所一覧>

事務事業名 3ヵ年の達成度 事務事業名 3ヵ年の達成度
臨海部交通アクセス円滑化調査事業 III 羽田連絡道路関連事業 IV
臨海部鉄軌道計画調査 III 臨港道路東扇島水江町線整備事業 III
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